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Word Peckerの紹介

初めまして。Word Pecker代表の矢田です。
今日は私たちの活動をご紹介したいと思います。

Word Peckerとは

Word Peckerは「吃音支援」と「ことばの療育」を軸に、当事者・家族・支援者を繋ぐことを目標に活動を行っています。
設立当初は私1人で始めた活動ですが、現在は複数の言語聴覚士や療育指導員らと一緒に運営を行っています。
「オンライン吃音相談」「吃音ゼミ」「ことばと発達の相談室きつつき」の3つの事業運営が現在の主な活動です。

オンライン吃音相談

吃音(きつおん)はいわゆる「どもること」で、幼児期では約8%、成人では約1%にみられる発話の流暢性(滑らかさ)の障害です。
上の数字にあるように決して珍しいものではありませんが、詳細な原因が明らかとされておらず、治療についても特に思春期以降については根治が難しいとされています。

吃音の治療や支援は医療機関では言語聴覚士が、教育の分野では公立小学校の一部に設置されている通級指導教室(ことばの教室)の教員によって行われますが、その受け入れ先は圧倒的に不足しており、支援を受けたくても受けられない方が数多くいらっしゃるというのが現状です。

オンライン吃音相談ではこのような現状を鑑みて、ZOOMやSkypeといったツールを用いて、吃音の遠隔支援を行っています。遠隔支援はまだ日本では広く行われているものではありませんが、アメリカやオーストラリアでは吃音の遠隔支援が徐々に広まりつつあり、いずれ日本でも普及すれば良いなと感じています。

自費のためやや高額にはなりますが、VTRの教材や自宅での取り組みを録画したものに対するフォードバック、セッション記録の共有など、自費ならではのサービスを多数展開しています。

非常に多くの方にご利用いただいており受入可能人数は非常に限られておりますが、ご興味のある方はぜひホームページよりお問い合わせください。

吃音ゼミ

上記の通り、吃音の支援はまだまだ不足しており、専門的な知識を有する人も限られています。その影響か、残念なことにインターネット上には決して正しいとは言えない情報や詐欺まがいの情報商材がいまだに散見されます。

吃音ゼミでは吃音に関わる全ての人を対象に、少しでも有益で正しい情報が多くの人に届くよう、情報の共有や学びの場として少人数のゼミ形式の勉強会や、研究者・ことばの教室の教員・医師などを講師としてお招きする特別セミナーを開催しています(2020年は9月まで全てオンラインゼミです)。

吃音ゼミでは昨年分及び今期のアーカイブ動画の視聴などの特典があるゼミ生の募集を行っています。吃音に興味のある方、学びを深めていきたい方はぜひご参加ください。

ことばと発達の相談室きつつき

ことばと発達の相談室きつつきでは、ことばの療育や保護者支援を遠隔支援と対面支援を組み合わせて実施しています。

保険や公費で療育を受けられる療育センターや児童発達支援事業所等は大変混雑しているところがおおく、また自費の事業所は非常に高額で支援を受けられる方が限られているというのが現状です。

きつつきでは日頃療育機関でお子さんや保護者の方の支援に従事している言語聴覚士や心理カウンセラーらが、ことばの発達に不安がある、落ち着きのなさなどの行動面に心配がある、学習につまずきがあるなどのお子さんと保護者の方を対象に、遠隔支援と対面支援(現在は東京・神奈川のみ)を行っています。

また、今後はこのnoteや動画配信にてことばの発達や家庭療育に関する情報を発信していきますので、ぜひチェックしてみてください。


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