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むかし書いた韓国コラム #454

 仁川市が開発を進めている松島国際都市と青羅国際都市。名前こそ「国際都市」だが、実際に住んでいる外国人の割合はわずかで、全国平均を下回っているそうだ。仁川経済自由区域庁によると、先月末基準で松島国際都市に住む外国人は1940人で、松島地区の人口8万4022人の2.3%を占めた。青羅国際都市は7万6143人のうち外国人は697人で0.9%にとどまった。全国の外国人人口比率3.1%、仁川市の外国人比率2.9%も下回っていることになる。ちなみに韓国で最も外国人人口比率が高いのは京畿道安山市檀園区の18.3%、次いでソウル市永登浦区の15.3%、ソウル市衿川区の11.6%などだ。人口だけが基準ではないだろうが、わずか0.9%で国際都市を名乗るとは実態とかけ離れすぎの感もある。

 仁川経済自由区域庁関係者は、「外国人の割合は低い水準だが、5年前と比べれば2倍に増えており、現在も増え続けている」と話している。真の国際都市化にはもう少し時間がかかりそうだ。

【解説】
 松島新都市に1カ月ほど滞在したことがあるが、新たに開発されたニュータウンだけに街はこぎれいだし住むのに不便はなく快適だった。その後外国人住民はどれだけ増えたのだろうか。


(初出:The Daily Korea News 2014年11月19日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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