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むかし書いた韓国コラム #600

 韓国でネットを使った金融取引に必要となる「公認認証書」の期限満了を受け更新手続きをした。新しいパスワードは数字と英文字に記号を組み合わせるよう求められた。これまでは数字と英文字だけだったが、セキュリティ強化のためという。ここに意外な落とし穴があった。

 記号を使えとのことなので、従来のパスワードに「&」を加えることにしたのだが、設定を完了して更新を終え、確認のためパスワードを入力してログインしたところ、「パスワードが違います」と表示され進めなくなったのだ。押し間違いかと再度入力するがやはりログインできない。

 パソコンのキーボード最上段の記号の配列が日本と韓国で異なるのが原因だ。韓国語モードに切り替わっていたのだろう、「&」を入力していたつもりが、「^」を入力していたことが悪戦苦闘の末に判明した。入力画面ではパスワードが「●●●●●」と伏せて表示されるため気付かなかったのだ。キーボードの入力モードを日本語と韓国語に切り替えながら使う人は注意が必要だ。

【解説】
 キーボードの記号の配置に違いはないだろうと思っていたが飛んだ落とし穴だった。日本語キーボードで韓国語を入力する際、逆に韓国語キーボードで日本語を入力する際には注意したい。

 
(初出:The Daily Korea News 2015年7月20日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

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