見出し画像

むかし書いた韓国コラム #751

 SBSが国土交通部の資料を基に航空各社の遅延率を調査したところ、1日1便以上韓国発着便を運航する36社のうち、国際線で30分以上の出発遅延率が最も高いのは日本のピーチアビエーションだった。調査対象期間中1222便のうち48%の585便が30分以上遅れて出発した。一方、定時出発率では日本航空が97%で2位に入った。韓国系では大韓航空が3万7千便のうち1万2600便が遅延し、遅延率7位と最も成績が悪かった。

 金浦発国内線の15分以上の遅延率ではジンエアーと大韓航空がそれぞれ52%でワーストとなった。イースター航空が49%、アシアナ航空が47%、ティーウェイ航空とチェジュ航空が46%で、最も遅延率が低いエアプサンでも41%と国内線の定時運航率はややお粗末な結果となった。金浦発国内線の路線別では済州行きの遅延率が51%に上り、蔚山行きが48%、金海行きが42%などとなった。航空機を利用の際は定時性も選択基準にしたいところだ。

【解説】
 不名誉な記録に日本企業の名前が登場するのはあまり喜ばしくはない。ただ韓国在住当時にLCCを利用して日本に行ったことはない。一時帰国では日本から買って帰るものも多く、荷物の数や重量でシビアに料金が加算されるLCCに乗るのは結局割高になりかねないためだ。ただLCCだからと絶対に遅れるわけではないし、大手航空会社だからと絶対に定時運航するとは限らない。定時運航するかどうかは航空会社にかかわらずその時の運とも言える。

(初出:The Daily Korea News 2016年6月13日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?