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スタートアップで学んだこと

概要

2021年6月ぐらいから友達がやっている会社のお手伝いで、iOS・バックエンド開発を一からやっていました。
作るものもまだ完全には決まっていない状態で、開発だけではなく SNS 運用やユーザーインタビューにも簡単にですが関わりました。
この記事ではそこでの学びを忘れないようにまとめておこうと思います。

会社との関わり方やメンバーについて

・平日の夜、土日に開発
・週2回30分の MTG に参加
・フルコミットしているのは、社長と共同創業者の2人
・手伝っている人がインターン含めて 3-4 人
・コミュニケーションは基本 Slack でやっている

学んだこと

コミュニケーションが何より大事

ご時世的に対面で会うことは難しいですが、最低週一はオフラインで会った方がよかったなと思います。オフィスはないのですが、コワーキングスペースを使ってブレスト・雑談etcをするべきだったなと。
元から知り合いなのでオンラインでも問題なくコミュニケーション取れると思っていましたが、細かいニュアンスを伝えるのに時間が掛かる、返信を待つ時間が発生してしまいます。
コミュニケーションの質がスピードの源泉。スタートアップは、人も金もない。意思決定のスピードが、スタートアップの強みと改めて思いました。

MVV(Mission, Vision, Value)を決めた方が良い

創業初期はピボットする可能性が十分にあったりするので、プロダクトビジョンは決めなくても良いと思っています。ただ。コーポレートビジョンは決めた方が良いと思いました。
本や記事で決めた方が良いと書かれていますが、なぁなぁになって作っていなかったです。ただ、事業を進める上でどういう方向に進みたいのか、インターン生が入ってきたときにどういう想いで事業をやっているのかは必ず共有する必要があります。
WHAT や HOW ばかりに集中してしまいがちですが、モチベーションが落ちた時などに立ち返る場所として WHY は決めた方がいいと感じました。

HRT を心がける

HRT は Humility(謙虚)・Respect(尊敬)・Trust(信頼)の頭文字で Team Geek という本で紹介されている考え方です。
こういう気持ちの面はどうしても努力目標になってしまいますが、MTG 後とかに HRT を心掛けていたかなど振り返りができると良いと思います。また、相手から HRT をもらえるような行動ができていたかの振り返りも合わせてできると良いなと思います。

MVP(Minimum Viable Product) の認識を合わせる

MVP 自体の説明はこちらが参考になると思います。
MVP は少ないリソースで仮説検証を回すために非常に重要です。
ただ、「何を持って Minimum なのか」は認識を合わせて置く必要があります。「A というインサイトから B という仮説をたてていて、これを検証するためにこの機能が欲しい」という所まで言語化しないと MVP の指す範囲が分からなくなってしまいます。加えて、ユーザーさんは GAFA など洗練されたサービスに触れているので、求める品質水準も上がっています。機能面の Minimum だけでなく、パフォーマンス面の Minimum も決めていくのが理想だなと思いました。

ここまで反省点ばかりあげたので、良かったこともあげておこうと思います。

Slack に times チャンネルを作る

times とは、メンバーごとにチャンネルを作って業務のことだったりプライベートのことなどをつぶやく社内 Twitter のようなものです。 うちでは、times_ というプレフィックスをつけています。

メンバーがやっていることを把握したり、困っている事を一緒に解決したり役立ちました。また、雑談のきっかけにもなるのでコミュニケーションが促進された気がします。

Slack に articles チャンネルを作る

これはメンバーが読んで参考になった記事を雑に投げていくチャンネルです。画像みたいに印象に残っている部分を引用していたり、ただ記事のリンクを貼ってるなどがあります。

これをすることで、メンバーが興味を持っている分野を理解できたり議論をするときに「あの記事をこれを参考にできるかも」みたいな会話ができます。相手が記事を読んだことを分かっているので、ある程度同じメンタルモデルを作れてコミュニケーションが素早くなると思いました。

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Notion でドキュメント管理

多くの会社で Notion を使っていると思いますが、うちも例に漏れずドキュメントツールに Notion を採用しています。

フロー型とストック型の情報を意識して、「後からメンバーが確認したくなる」類のものはドキュメントにしようとしています。現状は努力目標だったり、ドキュメントを作ってもメンテナンスの仕組みがなく、あるあるの状態になっています。少しずつ改善できるように考えていこうと思っています。

ゆめみオープン・ハンドブック は本当にすごいなーとただ感心するばかりだったので、このレベルを目指して整理できたらと思います。

まとめ


スタートアップに関することは本や記事を読んで「知識」としては持っていたけど、今回のお手伝いで「体験」に昇華できたので良かったです。

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