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教師は実はヒマなんじゃないの?

煽ったタイトルですみません。実際に忙しい先生が多いのは事実だと思います。しかし、同じ立場の人間として、周りの働き方を中から見てて「えっ…」ていうことがありますので、タイトルについて考えてみたいと思います。

かく言うとあたかもぼくが素晴らしい働き方の実践者で周りの模範となるような教師と思われるかもしれませんが実際そうではありません。それでも、働き初めた時から考えるとまともな働き方になったとは思います。

まずここで、最近気になった周りの先生の働き方を紹介します(そんなの観てるってお前こそヒマかというツッコミが聞こえてきそうです)。

・休校で生徒も来ないのに、テストの採点を先延ばしにしてたがために晩20時過ぎまで残業してる。
・生徒が合否判定の結果報告に来ないので、一人ずつ電話で聞き出す。
・みんなで大掃除する時間を設定してるのに、それまでにまず一人で掃除してる。
・指導要録の所見文章をチェックするために、国語辞典を取り出して何時間もかけて間違いを探し出す。

などです。まだまだあった気がしますが、忘れました。

これらの例から何を思うでしょうか?

ぼくは、

「いやそれいらん仕事自分で生み出してるだけやん!」

と思いました。

ここには、特殊な学校現場という風土が染み付いていると思います。まず、教師というのは残業が当たり前と考えています。定時退勤という文化がありません。最近、職員会議などで管理職が少し気にし出したところ、という感じです。次に、生産性を度外視する傾向があります。これは、仕事の多くが「生徒のため」という大義のもとにある(と考えているだけだが)ためだと思われます。そうなると今度は、あれもこれも生徒のため、と優先順位がつけられなくなります。そして、より多くの仕事を抱えていた方が「あの人は生徒思いだなあ」とか、「いつも遅くまで働いていてすごいなあ」というように評価されるのです(マジです)。

誰もがこのような働き方をしているとは言いませんが、このような先生は多いです。

ぼくは、仕事の優先順位を「生徒の成長につながるかどうか」という価値基準でつけるようになってから、飛躍的にスピードアップしました。

本当に学校は目的を見失った活動が多いのです。
みんなは何のために教師をやっているのか、仕事ぶりを見ていても見えてこないのが悲しいところです。

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