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「次はなにをやればいいんですか?」に気を付けろ

こんばんは、妻に「最近筋肉ついてきたとは思うけど、肩幅狭いね…」と言われ、歯を食いしばりながらサイドレイズに明け暮れているわやです。

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さて、現在学校では主に入試に関わる業務を担当し、生徒も来ないのでほぼ掛かりっきりです。どんな内容かは言えませんが、結構短期間の間に多くの業務があります。次々と移り変わっていく業務を、チームリーダーの号令でこなしていきます。

この業務は毎年担当者が抽出されてチームを組むため、多くの人は「はじめて」もしくは「最後にやったの何年前だろ」状態です。ちなみにぼくは「はじめて」所属です。これでは、タスクが俯瞰できずリーダー以外が段取りを組めない状態となります。

そこでタイトルの発現が飛び交うわけです。僕も言いました。「次は何をやればいいんですか?」と。自分で考えて行動しにくい環境なんです。そうすると僕らの行動様式は、「受け身」へと変わっていきます。与えられた業務の中での生産性は高めようと努力しますが、全体の生産性向上のために動くことができず、ゴールが見えていないのです。

これは危険だな、と思いました。このやり方では駒としては頑張るのですが、所詮は駒なのです。代替可能です。

何が言いたいかというと、このやり方、普段の多くの教師の授業に当てはまりませんか?皆さんが受けた授業は、この業務のような進め方ではなかったでしょうか?

まず、ゴールは見えません。リーダー(教師)が最終的に生徒にどうなってほしいかが示されずに授業はスタートします。主導権は教師にあります。生徒は黒板を写せと言われたら写し、前を向いて話を聞けと言われたら前を向いて話を聞きます。仮に、教師が次の指示を与えなかったら?生徒は言うでしょう。「先生、次は何をやればいいんですか?」生徒は受け身になり、駒としては頑張るのですが、所詮は駒なのです。この授業で身につく能力は、代替可能です。

今や、多くの能力でAIやロボットが人間をはるかに凌ぎ、代替される時代です。受け身で言われたことしかできない人よりも、ロボットの方が正確で効率的に作業を進めます。情報の価値は下がっています。情報を多く持っているつもりでも、AIには及びません。大切なのは、問題に直面した時に、解決に必要な情報をいち早く正確に自らつかみとる能力です。

当たり前と思っている授業形式も、いざ自分が同様の体験すると恐ろしいことだと気付きます。この感性を大切にしないといけません。

令和の教育を始めましょう。


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