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子どもの不登校をキッカケにお店を始める理由②

①はこちら

長女に続いて
次女も不登校となり

子ども達から聞かれ続けた
「なんで学校に行くの?」
を考え始めた話です。

これが
お店を始めようと思い立った
理由に繋がっていきます。

勝手に押し付けていた価値観に気づく

「なんで学校に行くの?」
の問いに
うまく答えられなかった私。

「大人になったら困るからゴニョゴニョ…」
と言っていたけど

あるときふと
気づいてしまったんです。

「本当に困るのかな?」と。

子ども達は
普通に会話できるし

読み書き計算ができれば
ひとまず日本では生きていける。

「大人になって働くときに困らないように」
とも話していたけど

これは
「私の価値観でしかない」
ということにも気づいてしまったんです。

私のキャリアを見つめ直す

ちゃんと勉強して
いい大学出たら
確かに就職には有利になる。

就職には。

実際、私も四大を出てるから
就職できたのかもと思う会社はありました。
(新卒から5社転々としてます)

でも私達の時代は
就職氷河期で
新卒で入社できた会社は
大量採用していた会社だったため

「いい大学出たから」は
あまり関係ありませんでした

そして

夫の転勤
子供の出産など

環境やライフステージが変わるたびに
職を転々とした私。

18:30からの経営者勉強会を
運営する職場なのに
18:00までにお迎えに行かなければならず
全く使えなかった私。

転職し
2人目の子供が産まれたとき
いよいよフルタイム勤務と家事育児が
回らなくなった私。

無理が祟って
体調を崩した私。

総合的に考えて
就職してキャリアを積むことが
もう難しいと感じて
独立することを決めた私。


振り返ると
「いい大学」を出ていることは
あまり関係なかったみたいです。


女性の生き方とキャリア問題

これが男性で
雇用されて働き続けることを
望む人なら

「いい大学を出る」ことは
重要になるかもしれない。

でも
女性の私達はどうだろう?

結婚したり
出産したり
親の介護があったり

介護は女性メインというのもおかしな話だけど

おそらく男性よりも
「融通」をきかせられる状態にしていなければならない状況が人生の各ポイントにあって

そんな
「融通」をきいてくれる会社は
どれだけあるんだろう?

「融通」をきいてくれる社会に
20年後にちゃんとなってるのかな?


「選択肢を多く持っておく」
という意味で

大学に行くことを
何となく目指しておいたらいいよと
思ってましたが

私の回りを見渡しても
「大学を出たから安定した高収入が得られて、幸せな生活ができている」
という状態の女性は一握り。

収入は得られているけど
家事育児が回らず疲弊している
とか

会社勤めを諦めて
専業主婦やパートをしながらも
「本当はキャリア積みたかったな」
「でも家事育児を考えたらムリだな」
と切ない気持ちを抱いている人もいる

悲しいけど
それが現実。


で、うちの子ども達は三姉妹です。
みんな女の子。

大きくなったら
私と同じような葛藤を抱えるかもしれない。


女性には
高等教育を受けさせない歴史があって

教育を受けられるようになってはきたけど
その後のキャリアを積みにくい今。


多分この
「差別なく教育を受けられる」
ようになるまでに
20年じゃきかない歴史があることを考えると

「女性が出産、転勤、介護などあっても社会で難なくキャリアを積める」ようになるまで
まだまだかかるのかなという気がしています。

うちの三姉妹が
社会人になったときに
「就職を目指すことが一番」
かどうかは疑問、ということです。


じゃあ
今わたしができることって
何だろう?
と考えたとき

辿り着いたのは
「生きることを教え、一緒に楽しむこと」
でした。

③につづきます




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