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『直感で取捨選択するためには、答えだけじゃなくて理由まで考える』5月病に勝ちたい女子必見!〜モヤモヤ解消の新常識〜

「5月病に勝ちたい女子必見!〜モヤモヤ解消の新常識〜」。今回コラボさせて頂いたのは、「若者の青い炎を解放する」をビジョンに、温かくて熱い活動をしている有志団体アオハルさん。

ゆり

ゲストは、ウーマンズのアドバイザリーボーダーでお馴染みの株式会社morich代表取締役代表の森本千賀子さん

私たちウーマンズメンバー大学生と、アオハル中心メンバーの社会人。
今抱えているモヤモヤを参加者とともに解消するイベントを作りたいという想いが重なり、ご縁が巡ってコラボ開催しました。

会場

第1部では、プロキャリア・マザーに学ぶ、ホンキになれる人生観「森本千賀子氏による特別講座」がテーマ。

千賀子さん

第2部では、「学生と若手社会人ともりちさんが、女性の人生における悩みについてホンネトーク! 」。今回のイベントレポートでは、第2部の熱量をそのままお届けします。

パネル

「現実と理想とのギャップに気付かされる大学生活の始まり」

ゆうかちゃん:大学生は遊べるイメージだったけれど、授業に課題にサークル、バイト。全ての両立が大変です。ナナさんはどんな大学生活を送られていたのでしょうか?

ナナさん:私もキラキラした大学生活をイメージしていたけれど、入学してから現実と理想のギャップに気付かされたよ。それと同時に、将来のことより目の前のことを楽しむことに目を向けている選択していく人が多いなぁって思ってた。私は大学1年生の時にメンター(困った時に話を聞き、アドバイスをくれる人)に出会って、時間の使い方を教えてもらったことで生活が変わったよ。社会人25年目の大先輩、千賀子さんの大学時代のお話も伺いたいです!

千賀子さん:私は高校生を卒業するまで、サルかイノシシしかいない滋賀のとある街で暮らしていました。友達のほとんどが関西の大学行く中で、私は小学生の頃から絶対に東京に行くと思っていて、女子で唯一東京の大学に進学しました。ワクワクしかなかった!

父が脱サラして経営者をしていたこともあって、家にはいつも大人が出入りする環境で育ちました。「自由な時間は学生の間の今しかない。社会人になると寝ている時間以外の半分以上は仕事に使う生活になる。自由な時間は貴重なんだ」と叩き込まれ、父っ子だったこともあってその教えを信じてた。大学生活は1分1秒を無駄にしないように、今しかできないことにチャレンジしていました。

突然ですが、皆さんはやりたいことってありますか?漠然と好きなモノ、やりたいコトはあるのに、実は分かってない人は多いんです。私は「私は何者なのか」「何が好きなのか?」、「千賀子Q&A」を作って、自分に向き合っていました。

高校時代に出会った青春物のラグビーのドラマ「スクールウォーズ」。あの世界に憧れて、ラグビー部のマネージャーになりました。好きなモノがハッキリしていたので、大学生活で1つずつ実現させていこうと思い、やり残したコトがないぐらいやり尽くしました。

ナナさん

ナナさん(学習院女子大学卒・IT企業の営業1年目)

「最近目がいくモノ、お誘いは意外と自分が意識しているモノ」

ナナさん:パワフルですね!!私の中で大学生の印象は、同じやりたいコトでも目的を持ってやっている人と、周りに流されながらやっている人の2パターンあるかなと。前者になるためにはどうしたらいいですか?

千賀子さん:自分のことって意外と客観的になれなくて、目的を自分で見つけてやっている人は少ないと思います。だから“自分が大好きな洋服”と、“他人から見て私が似合う洋服”って違ったりするよね。

人との出会いと同じように、チャンスは機会も偶然のようで自分が求めているモノ、自分のアンテナにひっかかるコトに訪れる。最近目がいくモノ、お誘いは意外と自分が意識しているモノ。やってみないと時間を忘れて夢中になる感覚も分からないので、やってみる。今はまだ自分の中で明確になくても安心してほしい。とりあえずやってみた先で、気付いたら「好きに、夢中になっていた」ということもあると思います。

ゆうかちゃん:漠然とした想いがあっても、何をやりたいか分からない人も沢山いると思っていて…。やりたいコトを見つけるヒントはありますか?

ゆうかちゃん

小林優郁さん(慶應義塾大学2年・勉強サークルに所属)

「直感で取捨選択するためには、答えだけじゃなくて理由まで考える」

千賀子さん:己を知るコト。先ほど話した「千賀子Q&A」はアップデートしていて、今は200個くらいあります(笑)。自分がどういう選択にトキめいたり、ワクワクするか。小さなことから大きいことまで考えているので、迷わない。これを10数年やり続けているので、ある程度どんな質問を受けても自分の中で答えられます。

直感で取捨選択できるようにするためには、まず自分を知るコトから始まる。答えだけじゃなくて理由までを考える。自分が選んだ選択を常に考える習慣を1日のうちの1%と言われている15分だけでも考えてほしい。15分だけでも自分と向き合うことで、心で感じられると思います。

ナナさん:4月から社会人になり、ほとんど知らない人ばかりの新しい環境。目の前にいる人のことを知りたくて、色々な話をしています。自分のことを知っている人は個性や好きなコトの発信や、自己開示が上手いなと思う一方で、自己開示が苦手な人もいる。自分を表現する方法と自己紹介を教えて頂きたいです。

千賀子さん:自分のことを表現しづらい時は、「そういう表現が使われるんだ」と新しい発見があるので、沢山の人に自分について質問することをオススメします!

1人で悶々と向き合うのは、慣れていないと難しい。自分の気持ちや考えていることが整理できるので、自分にとって手に届く距離にいる家族や先輩、友達に自分の考えを聞いてもらう。壁打ちできると気付けるので、そんな相手を見つけてほしいなと思います。

大学時代のゼミ終わりに、必ず先生が、アットランダムに生徒を当てて、テーマに沿ったスピーチの即興をやるとうルーティンがありました。慣れるまで最初はしどろもどろですが、場数を踏んだ数だけ自分の想いを伝えることが上手くなるので、家族でもお友達でも1人でも多くの人に聞いてもらうことをお勧めします。

ナナさん:私は名前が“なな”なので、よく「1、2、3、4、5、6、なな!」って自己紹介をしていました!大学時代はこれで乗り越えていたんですけどね…(笑)

千賀子さん:掴みはばっちりだね(笑)

い

「人生の後ろについていく足跡が“キャリア”」

ゆうかちゃん:モリチさんご自身が自己紹介される時に、心がけていらっしゃるコトはありますか?

千賀子さん:30秒、1分、5分バージョンで、対象に合わせて自己紹介をアップデートしています。意識しているコトは、自分自身を表現する「タグ」。私だったら「女性」、「妻」、「ワーキングマザー」、「ラグビー」。ラグビーW杯があるので、今年は私の年なんです(笑)タグは自覚していない限り、すぐにぱっと脳裏に浮かぶことはありません。ないので、人よりも少しでも極めてほしい。

ナナさん:ためになります!!少し変わってしまうのですが、今私は営業の仕事をさせて頂いておりまして、研修では基本的な流れや知識をひたすらインプット。チームの中でそれをアウトプットする日々を過ごしています。インプット期間が終わったら営業なので、競争獲得レースしてランク付けされる繰り返しで…。

千賀子さん:かなり体育会系ですね!

ナナさん:そうなんです!最近ひたすら電話をかけまくって、電話慣れしました。マインドがあってこそインプットするモノも増えるし、インプットするモノがあって実践できると教えてもらいました。千賀子さんはどういう想いでお仕事されているのでしょうか?

千賀子さん:実は「キャリア」という言葉はラテン語から来ていて、ラテン語の馬車が通った跡を「キャリア」と呼んでいたらしいんです。要は人生の後ろについていく足跡が「キャリア」なので、仕事だけではなく、仕事を包括した人生そのモノを「キャリア」と定義します。

ピン

私は「何のために生きているのか」という問いを周りより早く、小さい頃から考えるきっかけがあったんです。仕事は手段だと思っています。起きている時間の多くを仕事に使う訳で、ネガティブな感情を持って仕事し続けるのはもったいない!

スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が20世紀末に提案したキャリア理論として「計画された偶発性理論」という考え方があります。

この理論の要点は、
個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される‥という考え方。

キャリアは意図的に作っているように見えて、実は偶然の結果でしかない。だからこそ常に「心地良い」「ワクワクする」ことを自分に問いかけながら、無意識に意識しながら一生懸命やっていってほしい。万一その先で仕事になったらハッピーキャリアになりますよね。

常に問いかけられている人は、自分が心地いいと思うものに必ず近付く。ナナちゃんが営業の仕事をしつつ、好きなものに向き合っていれば、自分で選択出来ているというサインだと思うよ。

ナナさん:ありがとうございます。月曜から頑張ります!

千賀子さん:ぜひ頑張って下さい!今日ご参加下さっていて営業職の方は、どれくらいいらっしゃいますか?

変わっているけれど、新入社員の頃、素敵なお客様と出会いたくて電話が大好きだったんです(笑)沢山稼がせて頂いて、良い出会いが今の私の人生に繋がっていると感じています。

お客様の出会いは誰も運んでくれないので、出会いを掴んでいくしかない。電話かけている時はワクワクしかなくて、その気持ちが相手に伝わったのか、あんまりガチャ切りされることはなかった。社会人1年目は、武器なので電話の初っ端から「入社1年目なんです」と言っていました(笑)新入社員には優しいので、電話をかける時には、月曜日からお客様をハッピーにするための行為と、素敵なお客さんと出会う手段としてと思ってほしいです。

机に鏡を置いて、笑顔で電話してみて下さい。相手のちょっとした時間を頂くわけなので、自分に出来ることは、元気で明るい空気を作ることだ、というスタンスで望んでほしいです。

質問

「大事にしている“トキメキ”」

会場から:素敵な女性になるためにどのようなモットーを持たれていますか?

千賀子さん:大事にしているコトを一言でいうと「トキメキ」。

皆さん、脳科学者の茂木健一郎さんをご存知ですか?人間は全て身体ではなくて、脳でコントロールしているらしいんです。脳科学が不思議でしょうがなくて、茂木さんのセミナーに参加して、アンチエイジングに興味を持ちました。「アンチエイジング」において大事なことは?と質問したら茂木さんの回答は「答えは簡単で、毎日トキメキを持つコト」と仰っていたんです。

いくつかの選択肢があったらよりトキメキがあるほうを選ぶという判断軸を持つようになりました。

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開催前日に山形から夜行バスや、6時の始発に乗って群馬から来ました!という大学生から社会人まで。

幅広い参加者31人とともに、会場の温もりと千賀子さん、アオハルメンバーの熱量に包まれたイベントとなりました。ありがとうございました!

(文:植之原里沙、構成・編集:大山友理)


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