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計画の立て方と実行力問題

SNS活用教室の小島みどりです。

ただいま中1の息子が、初めての定期テスト勉強で苦労しております。
あまりうるさく言うつもりはないんですが、一応、声掛けをして本人がうまくいくように促すのは保護者の義務だと思っているので、声掛けをしたところ、あまりにひどい有様だったのです。

計画を立てて実行するというのは、案外難しい

学校の先生も、はじめての定期テストのため、まあ手取り足取りなプリントと定期テスト勉強案内で、本当に感動したレベルなんですが、それでもよくわかっていなかった息子。でもこれって、意外と大人もできないのよねと思って、この問題を整理してみることにしました。

1、目標とゴールを決める

まず、ここがとても大事なのは誰もがわかっているのですが、この設定を誤ると、計画は実行されません。

まずは、パッと浮かんだ目標を書き出してみる

ちなみに、息子は特にピンと来てなくて、珍しく「ギターが欲しい」と物欲を示したため、「定期テストで全教科90点以上取ったら、ギターを買ってあげよう」と決めたので、息子の今回のゴールは「ギターを買ってもらうこと」目標は「全教科90点以上取ること」となりました。

そのゴール・目的を達成する意義を、みつける

ここで、息子のギターが欲しいというのが、ただ単に、KingGnuの常田大希への憧れであり、その憧れよりも目先のインスタ閲覧やゲームの方が勝ってたわけです。しかも、夕方当たり前のように家の手伝いをするので、意外と時間がなく、そんななか部活動がようやく始まり、本人も日常の時間配分に苦労している様子。

ギターを手にした時のことを想像してみる

そのゴールが達成して希望がかなったときのことを想像するとやる気が出るよねっていうのはよくある話なので、それを本人も想像してみましたが、ギターも定期テストもイマイチ、ピンとこない様子。

なぜ、中学校の定期テストが大事なのか、母の持論を伝えてみる

私の周りのエリートさんたちは、中学校の頃から当たり前のように勉強していました。最初はやらされていたのかもしれませんが、「当たり前のように」塾に通い、テスト勉強をして、良い高校良い大学に合格していました。そして、嘆くことなく「当たり前のように」しっかり勉強をしていた人たちは、今、全員が高給取りで、それなりに休みもあり家族ともエンジョイしているのです。

やはり、中学高校大学と試験勉強をして自分の望む良い学校に入ったコは、それだけで自信があるし、なによりも、それを継続してやりきる力、自信、体力、気力が備わっているわけです。
まれに、大人になってからその力をつける人もいますが、その苦労は10代の5倍ぐらいだと思っています。
それを私はいろんな事例を交えながら、ことあるごとに息子に伝えているのです。「良い大学に入れるように」というより、「今勉強して力をつけておけば、将来やりたいことがあった場合、何の障害もなくそれに打ち込める。なぜならそれを頑張り切る能力も基礎学力も身についているから。やっぱりすごい差が出てる」と何回も何回も切々と伝えているのです。

以前、何かの番組で「今でしょ」の林先生が、「子どもへのしつけは、しつこいくらいに何年も言い続けるものである」とおっしゃっていましたので、「なんでわからないの?!」というより、ただただ伝えるのみなのです。

2、計画を立ててみる

目標・ゴール、意義を確認したら、自分が一日にどれだけできるのかと、逆算したらどれくらいやるべきなのかと両方洗い出して、計画を立てていきます。実際の1日のスケジュールも確認しながら、2人で話し合うといいんじゃないかなと思うのです。

3、とにかく計画通りやりきることを1日の目標に実行する

計画を立ててみたら、とにかく何が何でも決めたことをやりきることです。どんな言い訳も通用しません。赤子泣いてもフタとるなです。とにかく睡眠時間を削ってでもやりきることです。ウチは背を伸ばしたいために早く寝たいというので、その息子の要望に従って、親の私がスケジュールを協力しています。私が家にいるからできることですけどね。

4、数日に1回、計画を見直し・修正する

計画はあくまでも計画なので、どんどん修正していいと思います。
実行するときは「やりきること」が最大目標ですが、いつまでも疲弊しながらやってもあまり成果は出ないと思います。計画通りに行うのはあくまでもゲーム感覚。軌道修正して、体を壊すことなく、周りに迷惑をかけることなく、計画をやりきることが大事だと思うのです。

計画をやりきるということは、実際の力もつくし、自信にもつながります。

小さな成功体験の積み重ねが、大きな成功体験になるということなので、「今日の計画やりきった!」という成功体験の積み重ねが、自信につながるわけです。少し自信ができたら、その自信はどんどん広がっていきます。

見直しの時は、ダメだったところだけじゃなく良かったところも出す

ダメだしばかりだと凹んでその先が進まなくなります。
実際に息子もどんどん落ち込んでいって、失敗だらけになってきたときに、
「あ、でもこれうまくいってるじゃん。すごいじゃん。」というと、自信とやる気が出て、次からうまくいきます。
それでもダメな時は、チョコをちょこっと食べたり、顔を洗ったりして気分転換してみます。そして、できてるところを誉めまくります。それとゴール後の自分を想像してやる気を出します。

絶対に一人でやらない。誰かに見守ってもらう

でもどんなにがんばっても一人だとうまくいかなくなるし、間違った努力の方向に向かってしまうこともあります。
計画を一緒に見てくれる人だったり、1日の進行状況を確認して〇をつけてくれる人だったりすると実行力もどんどん上がるし、やりきる力がついてきます。
実際に、私が運営している月500円のSNS運用研究会(フォローグループ)でも、目標や1週間の振り返りをやったり、がんばって実行したものを報告してみてもらってフィードバックをしたり誉めてもらったりして、実行力が上がった人が何人もいます。

以上が計画の立て方と実行がうまくいく手順です。
いかがでしょうか?
やっぱり、1人でがんばらずに、誰かの力を借りましょうよ。
その際に、励ましあうだけじゃなくて、数字的成果を報告するというのがうまくいくポイントなんじゃないかなと思います。

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