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【フリーランス】会社勤めとフリーランスのメリット・デメリットを考える

こんにちは、加藤若菜(@wk624)です。よく話題に上がるのが「会社勤めとフリーランス」のこと。どちらもメリットがあり、もちろんデメリットもあります。会社勤め5年、フリーランス5年を経験した私の実体験を元にお話ししたいと思います。

私が会社勤めをしていた時によかったなぁと感じたところ

私はフリーランスになるために25歳まで5年間近く会社勤めをしてきました。まずはSEになり、そのあとコンテンツディレクターになり、最後は広告代理店で仕事をしました。

SE時代は携帯の開発をしていたのですが、そこではC言語によるプログラミングと、コンパイル、テスト検証を行なっていましたが、今思えばC言語の勉強をしたからこそ、PHPやJSの内容がわかるのかなと思っています。

コンテンツディレクター時代は企画・プレゼンから運用を一通り行なっていました。社内管理用のエクセルを改良したり、企画を練ってみたり、大手企業に赴いてプレゼンをしたりと、企画力やプレゼン力を身につけられたと思います。同時にプロジェクトチームの連携なども身になりました。

そして広告代理店では、ECの運用や商品開発、バナー作成、LP作成を行なっていました。役員ではないものの、マネージャー職で仕事をしていたので、面接官やお金周りのことも考えながら動くことが重要なポジションでした。

そうして、5年間の積み上げを糧に、結局Web制作会社には入らずに独立したのです。会社勤めだと責任が全て会社にあるので、少し肩の荷が降りるというか、普通に給料をもらって、安定した生活を送れるのがよかったなと思っています。

フリーランスになってよかったなぁと感じたところ

さて、5年間の積み上げ時代を終えて独立したのですが、課題は山ほどありました。仕事をどこから取ってくるか、経理面は知識がないので税理士に任せっきりだったのと、直接クライアントとのやりとりをしなければいけないので、コミュニケーション能力が問われました。

運良く「クラウドソーシング」のサービスが立ち上がった頃に独立したこともあり、仕事の獲得はとても楽でしたが、中にはモンスタークライアントも結構いて、四苦八苦していたような感じです。

フリーランスも5年続けました。その中では、色々なスキルが身につき、自分なりに限界点を見つけることができ、時間工数も計算できるようになりました。

最初は短納期で安い案件がちょこちょこありましたが、継続してお仕事を下さるクライアントさんも多く、また、前職からのつながりもあって、一気に収入が増加。年収が4倍以上に跳ね上がり、今度は税金対策やら消費税の支払いやら、考えることが多くなっていました。

フリーランスになってよかった最大の点は、自分の中での自由な時間を平日に作れることです。タスクさえ終わってしまえば、あとはカフェに行ったり美容院に行ったりと、1日のスケジュールを管理できるようになったので、前倒しで仕事をひたすらやる日もあれば、気分が乗らない時は現実逃避をして仕事をしないとか、そういう時間の使い方ができることが一番楽で楽しかったなと思っています。

どちらも良いところがあり、悪いところもある

会社勤めとフリーランスにはどちらも良い点・悪い点がありました。

例えば会社勤めの場合、安定した収入が入り、自分の生活をルーティン化できて、毎日のタスクをこなしているだけで良いので、こんなに楽なことはありません。もちろんきつい仕事も多いですが、昇給したりボーナスがもらえたりと、待遇に関しては良い点ばかりです。

しかし、限られた給料の中で多くの仕事をこなさなければいけないこともあり、収入が見合わない・これ以上ここの会社で仕事を続けても自分のスキルが上がらない、と不満を抱えながら過ごす日々や、毎日の通勤が辛かったですね。

一方、フリーランスの場合は自分で好きな時間に仕事ができて、平日に遊びに行ける、仕事をすればするほど稼げるし、スキルもどんどん身についていく。向上心の強い方には向いているのではないかと思います。もちろん自宅やコワーキングで仕事ができるので通勤はナシ。すごく楽な生活ができますね。

しかし、自由な時間というのは、しっかりと時間管理ができていないと、寝る時間が遅くなって朝遅くに起きてしまったり、家だと集中できなかったりと、だらだら過ごす日々が続いてしまい、仕事のモチベーションも上がりません。

さらには、仕事が取れなかった場合の翌月の収入に不安を感じたり、納期に間に合わせなければいけないので焦ってしまったりと、マイナスな感情を持ってしまうことも少なくありません。

会社勤めとフリーランスの両方を経験した身としては、どちらにも良い点・悪い点があることを知ってほしいです。

どちらを選んでも、片方を批判してはならない

近年、フリーランスとして独立をする人が増えてきました。中には挫折して会社員に戻ったりする人も少なくありません。ただ一言言えるのは、「片方を批判してはいけない」ということです。

Twitterで良く見かけるのですが、フリーランスを下に見たり、会社勤めしている人全てを社畜と考えてしまうような人が結構います。そういうのはあまり印象が良くありませんし、その人の自由だと思っています。会社勤め・フリーランス、どちらも向き不向きがあることを理解しておくと良いかもしれません。

自分はどちらが向いているのか自己分析をおすすめ

さて、実際に自分が会社勤め・フリーランス、どちらに向いているかを見極めるためにはどうしたら良いでしょうか。最近のブームに乗っかって勢いだけで独立してしまう人も多いと思いますが、少し立ち止まってみてください。

確かに「自由な時間が作れて、好きなことを仕事にできる」というフリーランスの最大のメリットは魅力的かもしれません。でも、長続きせずに会社員に戻ってしまったら、元も子もないですよね。

まずは一旦自己分析をしてみましょう。例えば、今の会社で昇進したいなら会社勤めを、もっと自分主体でスキルを磨きたいならフリーランスを目指すというのも良いかもしれません。

どちらを選んでも間違いというわけではありませんが、もっと自分のことを理解して、そして慎重に選ぶべきだと私は思います。

いきなりフリーランスになるのはアリ?ナシ?

最近、大学生や高校生からこんな質問をされます。「動画で勉強したのですが、就職せずにそのまま独立しても大丈夫でしょうか」。

私の中では、正直いうと「やってみなければわからない」と言ったところです。その人がどれだけ正確で綺麗なソースを書けるのか、デザイン面でのセンス、クライアントとのコミュニケーション、仕事を取る営業力が備わっているかが重要だからです。

ビジネスマナーがわからない状態で、手探りで進んでしまうと確かに厳しいかもしれません。或いは制作の流れを知らずに進めてしまうとトラブルが起きやすいかもしれません。

大抵の人は制作会社に入って、大体の流れを掴んでから・・・と思うでしょうが、私も独学でフリーランスになった手前、「仕事をしながら他のスキルを実践で身につける」のが一番効率の良い方法だと思っているのです。

勢いでフリーになるのではなく、あくまでも向上心を持ってフリーになることがおすすめです。フリーランスになる条件には年齢も学歴も関係ありませんし、自分の強みを活かしたいという人が、向いているのではないでしょうか。

さいごに・・・

会社勤めだからーとか、フリーだからーとか、そういう言い合いは本当にくだらないと思っています。どちらも良いところがあるので、自分に合った働き方を選んでほしいものです。

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