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親子で学ぶアサーション①

最近床で寝ることが趣味になりつつある、我が家の猫さん
椅子でケガさせそうで怖いです
どうも、ふきたです!

今日は、今後「保育場面で使えるアサーション」を書いていくにあたって
アサーションの概要を説明出来たらと思います!


①アサーションとは

まず、アサーションという単語の意味としては
自分が正しいと思っていることをしっかり伝える
「自己主張」という意味の単語になります

一方で、アサーショントレーニングで使う時の意味としては
自分の気持ちや考えを正直に伝えながら
相手の気持ちも尊重するコミュニケーションスキル
になります
自分の意見をはっきり言いつつも
相手を思いやることで、良好な関係を築くことができます

前回の記事などで書いた
自己肯定感や自尊心を高めることや、
自分の特性を理解しコントロールしていくことは
ここで、さらに活きていくことかと思っています


ちなみに少年院では、
相手も自分も大切にしたコミュニケーションスキル」と教えていました

そして、アサーションが出来ている人のことを「アサーティブ」と言います





②自己主張の3つのタイプ

アサーションの考え方において
それぞれの自己表現のタイプを3つに分類しています
各タイプを紹介していきます

攻撃的タイプ(アグレッシブ) →ジャイアン・スネ夫
自己犠牲タイプ(ノン・アサーティブ)→のび太
自他尊重タイプ(アサーティブ)→しずかちゃん


攻撃的タイプ(アグレッシブ)
相手より自分を優先して考えるタイプです

相手の意見に関わらず、自分の意見を一方的に伝える
大きな声や威圧的な態度で強引に意見を押し通すこともある
相手を自分の意見に沿わせコントロールするために
色々な声色を使ってそそのかすことも・・・

自己犠牲タイプ(ノン・アサーティブ)
自分よりも相手を優先して伝えるタイプです

はっきりと自己主張することが苦手
相手の意見や態度に合わせてしまうためストレスを溜めやすい
周りからも「意見のない人」と見られる可能性がある

自他尊重タイプ(アサーティブ)
自分のことや気持ちを素直に伝えますが、
相手の気持ちも考えてコミュニケーションできるタイプです

アグレッシブとノン・アサーティブの良いところを取ったバランス型
アサーショントレーニングにおいては
この自他尊重タイプ(アサーティブ)を目指します





③基本姿勢(認知行動療法的考え)

ここから完全なる私見なのですが

アサーションを教えていくときに「大切な考え」が
自分の中でありまして
それを伝えていければと思います

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基本姿勢として、「思考」を否定しないことが大切

例えば…
肩がぶつかったから「相手がわざとやったと思い殴りたくなった」
けど
殴るのはよくないから罵倒した
というようなことがあった場合

「相手がわざとやったと思い殴りたくなった」の思考の部分
(相手には伝わらない部分)に関して、それはおかしいと伝えていくことは
アサーショントレーニングの妨げになっていくばかりか
おかしいと伝えられた相手は
自分の心を否定されたと感じ、聞く耳を持ちにくくなると考えています

「殴りたくなった」けど殴ることはよくないとは思っていて
そこは間違えではありません

ただ、その代替え行動としての「罵倒した」の部分がダメな訳です

なので
「殴りたくなった」ときは
どうすればいいのか
というアプローチを学んでいく必要があり

アサーションの分野としては
ダメな行動をしてしまう前に
自分がどういう気持ちかを
伝える方法を学び
言葉のやり取りの中での解決を目指していく

ということになります


少し学術的なことを書かせてください
行動分析学の中にABC分析というものがあるのですが
(行動をABCに分けて考える考えですね)
その中に当てはめて考えると


A,<<先行条件~出来事~>>
使いたかったボールを、お友だちが先に使っていた
(→ここを取り扱っていく)
B,<<行動>>
①奪う
②貸してと言った

C,<<結果>>
①の行動の結果:ボールで遊べるが怒られる、お友達が泣く
②の行動の結果:貸してと言えたことをほめられ、さらに友達も一緒に遊んでくれて楽しくなった

→こことは?
 AとBの間
 ここには本人なりの考え(思考)があるはずです
 特にダメと言われる行動が出てしまった場合には
 負の思考が出てきてしまっているときが多いのです

 例えば…
 わざと俺が使いたいのに先に使ったんだ
 お友達が使ってるせいで使えない等々

この考え方(思考)を探り、変えていく
自分も相手も大切にしたコミュニケーションがとれ
ストレス(イライラ)自体が減ったりと
良い結果に結びつくよ、というのが、認知行動療法的考えなのですが

アサーティブな発言をするためには
この思考が正に向いていることが重要になってきます

次回書かせていただく
「Iメッセージ」は正の思考を引き出す発言
「Youメッセージ」は負の思考を引き出す発言

と捉えていただくとわかりやすいと思いますので
覚えておいていただけると幸いです♪




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