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(日記)この3日間の生活:レモン、お彼岸とこだま。

3日分続けて書いたらどうなるかやってみましたが、長すぎました。読んでくださる方、ありがとうございます。

2023年3月22日 晴れ。
夏日。部屋の中が外の気温に少しずつ追いついてきた。

アイスティーを作って、妹の広島土産、「生もみじまんじゅう」を食べた。
もちもちして、ちょっと伸びる皮が美味しかった。
鹿の絵がついたロゴも可愛かった。
厳島神社あたりは、有名な花火大会くらいの人出で通りが埋まっていたそうだ。

さして何もせずダラダラしていた。
昨日長い1日だったから、2日続けてシャキシャキと動けなかった。
ダラダラの内容に再び反省。
この繰り返しから脱却したい。


ハクモクレン、あっという間に散ってしまった。

2023年3月23日 
今朝は、海辺の朝のように、ゆるくてしっとりした空気が漂っていた。
その後、雨。
今日が小学校の終業式だったのか、低学年の子どもたちは、傘をさし、まとわりつく大きな荷物を、引きずるようにして帰宅していた。

今日こそ、妹の庭から収穫しておいたレモンを使って、リモンチェッロとレモンジャムを作ろう、レモンが干からびる前に。
レシピには、保存瓶とスピリタス(ウォッカ)が必要とある。
ホームセンターにて、梅の実の写真がついた2リットル瓶と、ジャム用の瓶、スーパーでウォッカを買った。

帰宅後分かったこと:
作り方では、「密封保存瓶を熱湯消毒する」、はずだったが、この梅酒用の容器は「絶対に熱湯消毒しないでください」と書いてあった。
「発酵用なので、密封しない」とも。
レシピをよく見ると、「スピリタスは、アルコール度数が96%と最も高いウォッカ」という説明が横にあった。
買ったのは、アルコール度40%だった。
ちょっと考えたけど、とりあえず、これでやってみることにした。
どうなるか。。。

ジャムの方は、とりあえず、できた。
「汁を絞った後に果肉を掻き出す」、などの細かい手順は、全て無視させてもらった。90ml瓶2つ分しかできなかった。
ちっとも固まっていない。

食事:頂いた新玉ねぎのそぼろあんかけ。ゴボウと人参の甘辛炒め、母のぬか漬け(きゅうり、大根、人参、昆布)、さつま芋と長ネギのお味噌汁。

買い物の途中には、桜が並んでいる通りがある。
幹は、目の高さまで、青いネットで覆われていて、
「木の中を食い荒らす外来種のカミキリムシの被害を防ぐため」と書いてある。
できれば、何月ごろに発生と書いてくれるといいなと思う。
ニューヨークでは、「何月ごろ、この種類の木にこんな状態を見かけたら、こういう虫がいる可能性があるから知らせて」という表示がよくあった。
外来種の虫は、木材や植物と一緒にというより、物資を運ぶパレット(大型スノコ)や木箱に潜んでいることが多いとも聞いた。
一本の桜は、今年は花をつけそうにない。
他の木も穴が空いて、おが屑が出ていたり、見ているのが気の毒なほど弱々しく、心が痛む。


どんなリモンチェッロができるかな。


2023年3月24日。曇り
卒業式のお嬢さん方を見かけた。
グレーやモスグリーン色の袴を上手に合わせ、キラっと光る飾りをつけた髪型も可愛らしい。

午前中は、母と市内の手技療法院へ。
母の健康度は、「100点満点」だそうだ。
S字に曲がった背中と、腰が痛いのとで体が右前に傾くけれど、「広い場所で、ゆっくり左手に杖を持って歩いたり、左手を使う練習してご覧」と、先生に言われ、確かにそうするとちょっと体が真っ直ぐになる。
帰りにお寺の中の桜でお花見。


枝垂れ桜を1、2本観るだけで喜ぶ母。

予約が早かったので、帰宅しても、まだ12時だった。
お彼岸で、気になっていた父のお墓参り(永代供養のお寺)へ行くことにした。
お彼岸最終日、人は少なく、片付けすら始まっている様子だった。
「みんな家族が会いに来てるのに、お父さんだけ一人、待合室に残ってるみたいな感じだよね」と主人。
「来てくれただけでも、ありがたいと思ってるはずよ」。

「お父さんに、孫が大学に合格したよと報告しといた」と私。
「さすがは、俺の孫っていうかな」
「いや、まさか中卒の自分から、って言うよ」
「自分が使えなかった運を全部こっちに注ぎ込んでくれてるね」
「だね〜」

ご先祖の名前を経木(きょうぎ)に書いてもらって、一枚一枚をお坊さんが読んでくださるのだが、父の名前だけは、経木が重なって飛ばされたか、超早口で読まれたか、主人も私も聞き取れなかった。
「こういうところが、お父さんっぽいね」
いつも父を肴にして笑わせてもらう。
心のどこかで、父と私は仲良しで、何を言っても許してくれると思っている。

一つの木に2種類の桜の花

帰り道、知り合いのカフェへ。
甘く香ばしく炒られたコーヒーと、私はいちごのショートケーキ、主人は、ブラウニー。
“上等なチョコレート味のブラウニー“とは、私が集めているOxymoron(オクシモーローン。矛盾する2つの言葉。パワフルヨガ、オールドニュースなど)だが、中津のイタリアンレストランで作られたもので、後味が良かった。

まもなくフォークがブラウニーに到達

自分の勝手な定義だが、今日は「こだまのいる日」だった。
花曇りで静かな気配の漂う日。
曇っているせいで、時間の感覚がなくなって、歪む。
別世界の、木霊(こだま)みたいなのが、その辺にいるような気がする。
森の中にいると、不思議な異次元の感覚を感じる、みたいな日。
今日あったことは、本当にあったことなのかな。
1日に2回も市内に出かけてるし。

お墓参りは、このカフェへ行く口実かも。お父さん、許して。

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