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穴場景勝地をいくin秋田(5) 協和ダム篇 お気楽国内旅行記

 このシリーズもついに5回目を迎えました。
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・・・嘘をついてしまいました。たいへん申し訳ありませんでした。許して下さい。この記事はプロでもない私の写真と、それに自分でツッコミをいれているだけのものです。皆さまの幸せにはいっさい寄与することがありませんので、ご了承願います。

 とはいえ、少しでも心安らぐ風景を・・・これをご覧になっている皆さまと歩調を合わせるような形で、しかも近距離でお金もかけずに・・・というのがこのシリーズの趣旨でした。5回目となる今回は、ダムを訪れた模様をお届けします。

協和ダム

こういうのを見ると、奥地に来たなあ、と感じます

 こちらの「協和ダム」は(だいぶ昔の話ですけど)、もともと「淀川ダム」だったそうです。でも淀川って近畿地方の川の方が有名なので、町名を冠した名前に変更したらしいです。そういう情報を耳にすると、なんかやっぱり東北って切ない・・・と感じます。

 昨今はダムを訪れることを趣味にしている人も多いそうで、管理者側もそれを意識してスタンプラリーを開催したり、食堂を併設したりする試みが為されているようですが、ここにはいっさいそのようなものはありません。眺望と静寂のみが売りの施設です。

展望台は3階建てでした

 駐車スペースのすぐ隣りに展望台が設けられておりましたので、まずはそこから全体を眺めたいと思います。・・・それにしても静かです。

海を眺めるのとはまた違った開放感を味わえます。静寂が心に沁みます

 ここでは誰とも会うことがありませんでした。鳥の鳴き声もなぜか聞こえません。いっさいの静寂・・・。かといって寂しいわけではありません。湖面は山の緑を映し、ごく僅かに、さざ波程度に揺れています。日常生活で、こうした静寂を実感する機会は、ほとんどありません。貴重なひとときです。

 それでは展望台を降りて、近くを歩きましょう。

案内板には、近隣に温泉施設・スキー場・釣り堀の存在が示されています
モニュメントがありました。緑じゃない部分は鏡になっています
このダムを設計したのは物部長穂博士という人らしいですが、この人は、あの物部氏の子孫なんですって。飛鳥時代に蘇我氏と戦って敗れた物部守屋が、匿われてこの地にやって来たのは587年のことのようです
人造湖にも名称は与えられます。ここは美山湖。

 駐車場近辺にある看板類を確認したら、いよいよダム施設へと足を踏み入れます。通路はこんな感じになっています。

車は入れないようになっています。

 少し空の色がグレーになってきました。伏伸の滝や岨谷峡を歩いたときは晴天だったにも関わらず・・・市境を越えたからなのでしょう。地方の場合、市境は都会のように突然現れるのではなく、山や川によって区切られています。そのため、市境を越えた途端に天気が変わることもよくあります。

水門の上からダム湖側を臨む(左手側)。やっぱりややグレーですね。ちょっと残念
右手側にあるのは放流施設。コンクリートで囲まれた長方形の部分で放流水を受け止めます

 改めてこうして見ると、川って谷間を流れるんだと再認識。それを施設として開発した人間の力にも脱帽します。世にもっと規模の大きいダムは存在するとわかっていても、感じるものは多くあります。

手すりから身を乗り出して撮影。放流施設へと下る階段がありました。もちろん一般の人は立ち入り禁止です。撮影したときは、すごく怖かったです(笑)。
放流施設を真上から撮影
同じ地点からダム湖側を撮影。吸い込まれそうです

 写真はどうしてもサイズが小さいので、よくわからないかもしれません。ここでこの記事の冒頭に書かせていただいた、私のふざけた文面を少し思い起こしていただきたく思います。

 ダム湖や断崖絶壁の場所などには、深刻に心の弱った人は近づかないで下さい。程度にもよりますが・・・開放感に心を癒やされる、それで改善するくらいの方には、むしろお勧めします。
 ですが悩みに悩んで・・・という方がこういうところを訪れると、真剣な話、吸い込まれてしまいます。真面目に言いますが、そういう方は旅をしたり、noteの記事を書いたり読んだりするのではなく、すぐに病院行って薬もらって下さい。懇意にしている方の記事によると、薬でだいたいの場合は改善するそうです。

 また、書き手側もスキ数を集めるために「無責任に」変ちくりんな詩を中心とした記事や、つぶやきを載せないようにしてほしいです。載せるのであれば個人の主観ではなく、科学的実証に基づいた記事にしてほしい。そうでなければ、読む価値がありません。
 この点、私は本気で言わせてもらいます。

イワナやヤマメが放流されているようですが、釣りの際はキャッチ&リリースが原則らしいです

 話が逸れてしまいました。どうも申し訳ございません。気を悪くされた方がいらっしゃいましたら、お詫び申し上げます。

 この魚のレリーフが見えるあたりで、水門上の通路は終わりを迎えます。

青空が見えた瞬間に一枚。

 通路の先にも少し施設があるようなので、覗いてみたいと思います。

下へ続く階段が設けられていましたが、残念ながら立ち入り禁止でした。草ぼうぼう
振り向いてダム施設全体を撮影。やっぱりダムって、構造物として凄いです。人間の叡智が形となって現れたと言っても過言ではありません
こちらも管理施設でしたが、ベンチが置かれるなどの心遣いがありました
慰霊碑にはいっさいの説明書きがありませんでした。ですが、これを建てた方の言いたいことはわかります

 通路を渡りきったところは管理施設とともに休憩所のような場所になっていて、ダム湖全体を落ち着いて眺めることができます。
 そこにひっそりと慰霊碑がありました。やはり、このダムを開発する工事の際に、何名かの方々が命を落としたのでしょう。

 ダムを開発する目的は、発電や飲料水確保の目的があるのは当然ですが、もっとも大きなものは「治水」です。これを開発することによって、人々は洪水被害に遭うこともなくなり、田畑は安全に確保されます
 しかしその目的を果たすために犠牲となった人たちがいることに思いを馳せてみるべきでしょう。皆さんいろいろな悩みを抱えながら日々お過ごしのことと思いますが、仕事に生命そのものをかけて臨んでいる方々も、また多くいらっしゃるのです。

水門の様子

 やや感情的な文面となってしまいました。今日は私らしくないですね。どうしたというのでしょう。

 知りません(笑)。

 さて、この辺で帰路につくこととします。だんだん腹も減ってきましたが、贅沢もできない立場です。家に帰って乾麺の蕎麦でも茹でて食べたいと思います。

 あまりダムなどの人工物には興味ないよ、という方もいらっしゃると思います。まして地方の、たいした娯楽施設もないところですから。ただ、旅行記はたくさん記事としてあがっているものの、ダムに関する記事はないみたいだなあと思って、今回は特集とさせていただきました。

 冒頭や途中に私の個人的な主張が入っておりましたが、・・・忘れて下さい(笑)。

 最後にこのような場所を訪れる際に注意すべき点として、最適なものを見つけましたので写真に収めておきました。締めくくりとして二つほどご紹介しますので、ご確認下さい。

野生の猿は凶暴です。熊は冬眠から目覚めています

 冗談ではなく、皆さん本当にご注意下さい。

このダム建設に関わった方々の名が、記念碑として残されておりました。敬意を込めて画像を紹介します。

 それでは、ここでこのシリーズを締めくくりたいと思います。シリーズ(1)、(2)、(4)は公式マガジンに載せてもらっています。私としては(3)が一番見どころかな、と思っていたのですが、見過ごされてしまいました(笑)。
 中には「私の記事が公式マガジンに載りました!」などというタイトルで記事を展開している方もいらっしゃいますが、私はそういうことをしないつもりです。ご興味がある方に楽しんで見てもらえれば、それでいいと思っています。もちろん読者の方が増えてくれれば、嬉しいことこの上ありません。

 というわけで記事のリンクを貼りましたので、見ていない方はぜひ読んでやって下さい。重ねて申し上げますが、全部見たからといって特典はございません。冒頭の一文は、嘘です。許して下さい。


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