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Make(旧名integromat)でWebhookを使ってみました。 ノーコードツールからGoogleスプレッドシートへ書き込み。

こんにちは。ITエンジニアの多田です。
ノーコードツールPlatioのWebhookに興味があり、いろいろ調べてアプリを作成してみました。その内容を紹介します。

■作成したアプリの概要

ノーコードツールPlatioで登録した勤務内容(名前、始業時間、終業時間)を、Make(旧名integromat)を介してGoogleスプレッドシートに反映していきます。

Input:Platio
Output:Googleスプレッドシート
連携ツール:Make(以前はintegromatという名前でした)を使用
※Makeもノーコードツールですね

Platio → Make → Googleスプレッドシートの流れ

処理フローはこんな感じになります。

Makeの画面


■事前準備

①Googleスプレッドシートを準備

A列に名前、B列に始業時間、C列に終業時間のシートを作成しました。A列の名前は事前に入力しています。

Googleスプレッドシート

②Platioでモバイルアプリを作成

勤務表を入力するアプリを作成。名前、始業時間、終業時間を入力するモバイルアプリを作成しました。

Platio Studio画面

③Makeのアカウント作成

https://www.make.com/ のMakeサイトでアカウントを作成します。私はフリープランで作成しました。(プランごとに実行回数の制限があります)

Make サイト


■MakeとPlatioの連携

MakeとPlatioを紐づけます。ここでWebhookを利用します。

Scenario(シナリオ)を作成

Makeの画面で[Create a new scenario]ボタンを押します。

[+]ボタンを押して、Webhooksを指定します。

[Custom webhook]を指定します。

Webhooksの画面が表示されます。

AddでWebhookの名前を登録

[Add]を押して、好きな名前を入力します。

名前の入力が終わったら[Save]を押します。名前が登録されます。

Webhookのアドレスが表示されます。[Copy address to clipboard]を押す事でコピーできます。この次はPlatio Studio画面での作業です。

Platio Studio でWebhookを追加

Platio Studio画面で、[Webhookを追加]の画面を起動します。

Platio SudioでWebhookを追加


イベントの[レコードの挿入][レコードの更新]にチェックを入れます。URLには先ほどのMakeで取得したWebhookのアドレスを貼り付けます。

ここで動作検証

Platioモバイルアプリから登録してみると、
Stop → Successfuly determained に変わり連携が成功した事が分かります。


■MakeとGoogleスプレッドシートの連携

次は、MakeとGoogleスプレッドシートを紐づけます。

①Google Sheets の Search Rows(行検索) を追加

モジュールを追加して、Google Sheetsを指定します。

Platioからイベント通知を受取時の処理を指定します。今回はPlatioで登録された[名前]と一致する行を検索するようにします。

Search Rows を選択


Connectionの[Add]を押して、Googleのアカウントを選択します。

Google Sheetsへのアクセスを許可する


Google スプレッドシートでの検索対象を設定します。対象の[Spreadsheet]、[SheetName]を入力。

行検索の条件を追加します。
"Google スプレッドシートのA列とPlatioの項目「名前」が一致する行を抽出する。"
条件を設定。

ここでは、cc4b56b9のvalueがPlatioから連携される「名前」の値になる

この辺のコード(名前=cc4b56b9)は、Platio Studioの画面で確認できます。

Platio Studioで確認


②Google Sheets の Update a Row(行の更新) を追加

再度モジュールを追加して、Google Sheetsを指定します。前モジュールから連携された値(検索結果のRow number)をもとに、Google Sheetsを更新します。

前モジュールから連携されたRow numberを設定します。

GoogleスプレッドシートのB列をPlatioから連携された項目「始業時間」で更新するように設定。C列項目「終業時間」で更新するように設定。

■Makeを実行

[Run once]を押して、Makeを1度だけ実行します。

Platioで「中野さん、9時から18時まで勤務」を登録してみました。

Platioモバイルアプリ

Make画面が処理中となります。

処理中
処理完了

Platioで登録した内容が、Google スプレッドシートに反映されました。リアルタイムで表示されるので見ていて面白いです!

Google スプレッドシート

シナリオ一覧から該当するシナリオをONにしておけば、常時起動状態となります。


※条件分岐の内容も投稿しました。


最後に

今回は、Webhookを使用しました。Makeを使用すれば連携処理も楽です。MakeはGoogleスプレッドシート以外にもたくさん利用できるようです。便利ですね。今後も更に理解を深めて行きたいと思います。

一部を抜粋

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