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WITH ALSインターン生より、体験記と次期インターン募集

自己紹介

はじめまして!今回はWITH ALS2代目インターン生であるわたし,杜英雌(もり あんす)から、次期インターン生の募集と、この半年間でどんなことを学び、何を感じたかを、この記事を通してお伝えしたいと思います。

まず簡単な自己紹介を。現在は青山学院大学総合文化政策学部4年生。一年休学し、週3-4で介護ヘルパー兼WITH ALSインターン生として、マサさんこと代表・武藤将胤のサポートをしています。

ゼミの同期に紹介してもらい、今日までWITH ALSインターン2代目として自分なりに一生懸命マサさんのサポートをしてきました。

特に、現場に入って間近で誰かの力になりたいと思っている方、リアルなビジネススキルを習得したい方、将来何をすればいいか分からない就活前の学生たち、もしかしたらここでの経験が大きく活かされるかもしれません。実際にわたしはこの半年間、間近でマサさんの仕事のお手伝いをさせてもらうことで、自分自身、気持ちの面で大きく変わったことを実感しています。

そしてわたしは今のプロジェクトを終わらせたところで、インターンを卒業してしまうので、後継者を探しているところです!!ぜひ、少しでも興味のある方は最後までこの記事を読んでいただきたいと思います。

実際にインターンを通して学び得たこと

①実践的な事業の運営・企画

オリジナルアパレルブランドのECサイト『01 BORDERLESS STORE』を実際に動かしていました。注文の発送作業やお客様からのお問い合わせの対応をほぼ全て任され、ストアリニューアルをした際は、新しい商品の撮影からサイトへ掲載するところまで、マサさんと一緒に二人で作り上げていきました。全く未経験のことでしたが、一から全て教えてくれたので一緒に完成させることができました。実際に大きな反響があり、たくさんの方がSTOREを通してグッズやアパレルの購入や、寄付をしてくださった時はやり甲斐を感じずにはいられませんでした。


②新たな形のコミュニケーション力、そして忍耐力

初めてわたしが面接でマサさんにお会いした時が、マサさんの肉声を聞いた最初で最後の日でした。

コミュニケーションの仕方は透明文字盤かOriHimeeye(視線入力×音声合成装置)。口で話すのとは違い、時間も労力もかかります。透明文字盤を使ったコミュニケーション方法には、いろんな心構えやコツがあることに気づきました。それは、とにかく”聞くこと”。慣れないうちは、長時間、屈んで行う透明文字盤を使ったコミュニケーションで腰が痛くなったり、疲れて集中力が切れそうになってしまうこともありました。ヘルパーとして何か他の準備をしなくてはいけない時も、文字盤が最優先なので一度手を止める必要があります。


しかし、当たり前のことではありますが、マサさんはそれ以上に一つ一つのことにわたしたちの想像を超える努力や、決して表には出さない人知れぬ苦労をしているのです。

なのにコミュニケーションを蔑ろにしてしまうことは、できるわけがありません。できるだけお互いに力を抜いてスムーズな会話をするために必要なこと、それは相手が伝えたいことをいち早く察する”想像力”(言うなれば予測変換力?)や相手のメッセージを”能動的に受け取ろうとする力”。1つや2つのワードから、それ以上のものを察しようとすること。そういった力が自然と付いてきた気がします。

改めて、コミュニケーション力というのは”発信する力”のことだけではなく、”聞く力、理解する力”のことなんだと経験を通して感じました。そういう力は普段のコミュニケーションでもきっと生かされると思います。


③今までになかった”頑張れる瞬間”

WITH ALSでのインターンで得た一番大きなものといえば”頑張れる瞬間”です。やり甲斐というものでしょうか。今まではどちらかというと「ラクしたい」「面倒臭い」「あとででいいや」という怠惰で消極的な人生を歩んできました。やりたいことが上手くいかず、腐っていた時期もありました。

しかし、今はそんな風には思いません。WITH ALSにいることで、マサさんのワクワクするようなアイディアが実現していく過程に少しでも携われること、頑張った分しっかり評価してもらえること、それらが直接、頑張るモチベーションになっていたのです。

そういう機会を与えてくれたマサさんやWITH ALSの先輩メンバー方には感謝しかありません。ヘルパーとしてではありますが、介護とは、力仕事でありながら人の命を扱うという、神経を使う仕事でもあります。喀痰吸引、胃ろうからの水分補給や栄養の注入、移乗の介助。

異常がないか定期的に体温や脈を取ったり様子を見たり。そういうことに気を配りながらインターンとしての仕事をこなしていくことは、決して簡単なことではなかったです。慣れないことを始めて体調を崩したりもしました。そんな時には、逆にマサさんに気を遣ってもらう場面があったり、発送の作業やSNSの更新など、ちょっとしたことをしただけで、「ありがとう」と言ってもらえる機会が多く、「こんなんでいいのか?もっとがんばらなきゃ!」という気持ちに自然になりました。

そして、改めて自分の健康について向き合うきっかけにもなりました。体力がないと仕事にも支障をきたしてしまうし、万が一熱を出してしまったらただでさえカツカツなシフトなため他の方に負担がかかってしまう。自分の身体は自分だけのものではない。以前まで蔑ろにしがちだった自身の健康を、今は大事にしようと思えます。


④マサさんのビジネスマンとしての立ち振る舞い、そして溢れるバイタリティの正体

もし現在学生さんで、できる社会人になるための資質が欲しい!という人がいるのなら、とりあえずで企業の短期インターンに行ったり、自己啓発本をやみくもに読んだりするよりも、そういう資質を兼ね備えた人の側で実際に一緒に過ごすことが、一番手っ取り早く確実だと思います。

わたしは、マサさんの頭の中で生まれたアイディアが実際に実現するまでの過程を間近に見ることで、行動力のある人や実現する力のある人の考え方を知ることができました。マサさんは非常にまっすぐで、やりたいことができると、ゴールに行き着くまでの全体像と具体的なルートを思い描きます。そして、一旦始めてしまうと突っ走っていくのです。マサさんは大きな夢を抱いている野心家でありながら、実は非常に現実的な人なのです。

言葉では上手く説明できませんが、ALS患者のマサさんの手となり、足となり、考えを媒介する存在になることで、マサさんの元広告マンとしての生きた能力に直接触れることができました。実際に、仕事相手とのやり取りや、企画書を見せてもらう機会が多く、マサさんの言葉選びや、素直で熱意で溢れているのに自分本位にならない大人なお願いの仕方を見させてもらったり、一緒にいるだけで感心させられることの連続でした。


⑤ここでの経験を経て、変わった心境

ネガティブ思考が強くてへそ曲がりなわたしからしたら、最初、マサさんの存在はあまりにも衝撃的でした。いつも周りの人に優しい笑顔を向けられる人、夢を絶対に諦めない熱いハートを持った人。そんな、物語にしか存在しないんじゃないかってキャラクターを持ち合わせたマサさんの印象は半年たった今でも変わりません。本物でした。

WITH ALSではいろんな事業を行なっていますが、本当に全てマサさん自身がやっています。現代社会の問題である介護分野の改善、保険適用外の方向けの車椅子シェアサービス、クリエイティブ面ではEYE VDJ(視線で行えるDJ・VJ)からアパレル。そして脳波コミュニケーションツールや視線操作のできる車椅子開発の協力。改善・維持・成長・拡大を同時に実行してしまうスゴい人なのです。それらを全てすることが前向きに歩き続けるコツなんだとわかりました。ここまで来ると無我夢中で突っ走ってるという感じですが、それぐらいが丁度いいのかもしれません。

わたしは、今まで自分がどれだけ無駄に怯えていたり、ものごとを斜めに見すぎていたか痛感しました。本当に必要としてくれている人のために身を削ってみたり、ひたむきに頑張っている人の溢れる圧倒的エネルギーから影響を受けてみたり、いろんな人の暖かい応援の声や気持ちが届く場所にいることで、歪んでたものがすんっと、自然とまっすぐになれたような気がします。

最後に

ここでの経験は確実に自分を成長させました。はっきり自信を持って言えます。人生の中で一番やり甲斐を感じられた時間で、一番考え方を変えさせてくれた場所でもあります。それは、すぐに手に入るものではなく、じわじわと過ごしてきた時間の中でいつの間にか変化していった感覚でした。

まだまだここには書ききれない気付きや学びの瞬間が多くありました。ぜひ、人生をステップアップさせたい方がいらしたら、思い切って挑戦してみてください!WITH ALSのメンバーは絶対に暖かく迎え入れてくれます。


mail: jivedoleo@gmail.com

FB: https://www.facebook.com/ansu.mori.9

筋肉が動かなくなっても、声が出なくなっても、コロナ禍で活動が憚られても、

WITH ALSは、武藤将胤は、KEEP MOVINGです。

やらなきゃいけないことがたくさんあります。

みなさんのお力を必要としています。どうぞ、よろしくお願いします!

ALSの課題解決を起点に、BORDERLESSな社会を創造する!WITH ALSのLIFE INTERNSHIP:https://withals.com/post/?id=440&fbclid=IwAR1OTfadYpjDrIBmP_EoQVz7mPocs74UhbIHMe5tpF5LUGfvgpJGDcwtoEc

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一般社団法人WITH ALSは、難病ALSの啓発活動を通じて、治療方法や支援制度を向上させることを目的としています。ここでは、私たちの活動やWITH ALS代表で自身もALS患者である武藤将胤の考えや想いを、不定期で発信していきます。