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鼓童 - 巡 MEGURU - 2020

鼓童は単なるパフォーマンス集団というわけではないし、歌手でもバンドでもミュージシャンというのでもなく、伝統芸能の領域ではあるし、プロの和太鼓集団以外のナニモノでもなく…でも、太鼓も楽器ですから、音楽家であり演奏家ではあるわけで。

はい、この手のもの、大好きですよ。和太鼓好きです。やはり日本人ですから、太鼓とかお囃子の音楽を聴くと、気持ちが騒ぐっていうかワクワクしますよね~お祭り気分で。
雅楽よりは民族芸能としての、この手のお祭り音楽の方がホッとすると言うか、素直に耳に入ってきますよね。

まあ、雅楽とかも嫌いではないですが…
こっちの方が庶民的で馴染みがあると言えば、そう。

ちなみに神田明神の崇敬会に入っているんですが、たまに将門太鼓とか聞くと、見惚れてしまいます。子供太鼓とか可愛いし、女性の打ち手さんもイナセです。

こういう太鼓のリズム、日本人としてのDNAに刻まれているのかな。っていうか、世界共通の認識かな。打楽器というのはもっとも基本的な楽器で、とにもかくとも叩いて音が出るものならばなんでも、それだけで成り立ち、奏でられてしまうリズムで、たぶん原初は打楽器ありきだったんだと思いますよ。人間の心臓の鼓動そのものですからね。

「族」1989

とはいうものの、機会がなくて、鼓童の舞台は一度しかまだ行けてないですね。玉サマこと坂東玉三郎とコラボした「アマテラス」これを見に行けたくらいです。

でも良かった~すごく良かったの! 感動した!
玉サマが大好きだってのもあったけども。

「道」

ちなみに鼓童という名称ですが、
心臓の鼓動および子供(童)のように無心で太鼓を叩く、という意味でのグループ名だそうです。

結成は1981年。佐渡の國鬼太鼓座という太鼓集団が前身で、そこから分離独立したとのこと。

そんなんで新潟は佐渡が本拠地。和太鼓が主ではありますが、その他、笛や三味線、踊りや歌が加わることもあります。

最近ではフルートやドラム、ティンパニーなどの民族楽器も使われていたり。男性がメインで多いですが、女性もいます。

「千の舞」

「日本の伝統芸能を現代に再創造し、佐渡を拠点に、世界でコンサートを開いているプロの太鼓芸能集団」と言うことで世界でライブを開催するだけでなく、前述の玉さまとのコラボのように、色んなことに挑戦していたり。

そんなんで、日本よりも海外での評価の方が高い集団かも知れません。また、映画音楽のサントラとかにも参加していたりします。

「焔の火」2012

「モノクローム」1985

この曲は國鬼太鼓座の楽曲で、鼓童でも演奏されている楽曲。

「入破(じゅは)」1981

「巡 -MEGURU-」2020

このミュージックビデオ素敵です、癒されます💛
なんていうのかな~こういう打楽器の音って元気をもらえますよね。命の鼓動の音、リズムそのものだからでしょうか。生命の源流をものすごく感じます。

アフリカンドラムなども楽しいけど、日本人としては日本のこうしたリズムもやはり良いものです。

やっぱり高揚感を味わうために直接聞きに行きたいですね。音は肌でダイレクトに感じたいですっっ

ライブ行きたいなあ 感染症禍が静まったらねっっ


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/04/15 掲載記事より転載


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