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あげたはずがもらってたプレゼントの話

昨日は父の日でしたね。母の日より存在感が薄くなりがちとも言われる父の日…なるべくそうならないようにとプレゼントの豪華さに差をつけないよう、最大限の注意をはらいつつ、結局コーヒーセットとコーヒーゼリーをあげました。でも実はコーヒーゼリーはどちらかというと母の好物だったり。結局母親びいきになってるね…お父さんごめんなさい。笑

というわけでプレゼントをあげるという名目で、昨日は両親の行きつけの蕎麦屋で旦那も交えてランチに行きまして。(普通こういうときのお店選びは子どもがするよね、これまたお父さんごめんなさい。←本日2回目)

久しぶりに会った両親と色々話しながら、目に入ってからしばらく目が離せなくなったものがあって。それは嬉しくて目が離せなかった、という意味でなのですが…それが

母親が着てたグリーンのカーディガン

でした。これは実は母の日にあげた、nextweekend × studio CLIPの「花言葉のカーディガン」という商品で。母の日のお花を贈るようにお母さんに伝えたい気持ちを花言葉にのせて、フラワーカラーのカーディガンを贈ろう…という何ともときめくコンセプト。母にはローズマリーグリーン、自分用にローズマリーグリーンとリラパープルを(ちゃっかり)買って、初めて母と洋服をおそろいにするなんてことをしてみた思い出のカーディガンでした。

ここ数年の母は精神的なアップダウンが激しく、特に最近はダウン気味で、昔あたりまえにやっていたごはんを作ることだったり、おしゃれして出かけることだったりがあまり出来なくなってました。

それでも少しずつ調子がよくなってきたのか、ランチしてる間笑顔も見れて少しホッとしてたのですが私があげたカーディガンをちゃんと着てくれてたんですよね… 「色が良くて気に入ってる。サイズ感もいいね」なんて言いながら。お父さんにも「いい色だよね」なんて言われながら。

プレゼントしたものを親が身につけてくれるって、世の中ではありふれた光景かもしれないけどなんだか自分にとっては特別な瞬間に思えて、自分でも驚くほど嬉しかったんですよね。

自分があげたものを身につけてくれている喜びもそうだけど、それ以上におしゃれして出かける気持ちをまたちょっとでも思い出して楽しんでくれてるのかなと思ったら身内の話で恥ずかしながらも、グッときちゃいました。

プレゼントをあげてたはずが、こっちがプレゼントをもらってるような…そんな不思議な感覚。
ちなみにローズマリーの花言葉は「変わらぬ愛」。
恥ずかしいけどどんな状況のときも自分を受け止めてくれてきた母に、ちょっとずつでも今度は自分が受け止める番になってささやかな親孝行的なことができるといいのかなあなんて。

…父の日に食事に行った話のはずが、母の日を振り返って感動した話になってますね。また母親びいきと怒られそう。お父さん、ごめんなさい!(2度あることは3度ある)

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