アイドルと体調管理
昨日はジャニーズのとある舞台を観てきました。
主演2人だけで何役も演じるドタバタコメディミュージカルで、舞台に立っているのは2人と、シャドー役の方々の4人だけ。
出演依頼が来たときに断ろうかと悩んだ……と主演の1人が語るくらいに芝居、ダンス(タップなどジャンルもさまざま)、歌、ピアノ、モノマネなどなどやることが盛りだくさんでテンポも早く、ハードルが高いこの舞台。
そんな中で出演を決断してくれて、とんでもなく忙しい中で必死に稽古を重ねて、最高の舞台を見せてくれた2人に感謝が止まりませんでした。
ただ、主演の1人の喉の調子がとても悪く……
初めての昼夜2公演ということもあったかもしれません。特に高音は途中からまったく出なくなってしまい、心配が止まりませんでした。
それでも咄嗟の判断でオクターブ下で歌ったり、もう1人がカバーしようとしてるのが伝わってきたり。さすが、「Show Must Go On(何があってもショーは続けなければいけない)」という精神が染み付いた2人だなとしみじみ、思ったのですが。
それでもやっぱり、ミュージカルにとっては致命的なコンディションの悪さだった……というのは事実で。
私たちファンは、知ってます。
彼がグループでのライブ、ラジオ、レギュラー番組などいろんな仕事があることに加えて
主演映画のプロモーションが重なり、多忙を極める中でこの作品の準備を進めてきたことを。
1つの仕事だけに集中してコンディションを整える時間をもらうことが許されないアイドルは酷な仕事だ……とつくづく、思います。
こういうところから「アイドルコンプレックス」が生まれてしまうのかなともあらためて思いました。
いろんな世界に触れるきっかけを与えてくれる「アイドル」である彼らを、応援したい気持ち。
専門でその仕事をやられている方々へのリスペクトを忘れてはいけない気持ち。
ファンじゃない人がその作品を見た時にどう思われるのか……と考えてしまう気持ち。
いろんな気持ちがぐるぐるして、アイドルという職業と、そんな彼らを応援するファンの奥深さをあらためて感じています。
数ある職業のなかでも体調管理が大変であろうアイドルのみなさん。どうかお大事に。
もちろんこれを読んでくださってるあなたも
どうか無理なさらず……
いろいろネガティブなことを言ってしまいましたが、本当に素晴らしい作品だったので。
少しでも喉の調子が回復して、ますます最高の作品になっていくことを願ってます!
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