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「人様に迷惑をかけない」は行動原則じゃない

日本には、「人様に迷惑をかけるな」という概念と「お互い様」という概念があります。
 
 
一見すると矛盾しているようなこの概念なんですが、それでもどちらも今も共存しています。
福祉という業界に身を置くようになって特に、この二つの考え方について何度も考えさせられています。多分どちらも大事なことなような気がするんですが「どっちやねん!」と。
 
 
色々考えてきたんですが、今は自分なりにはこう解釈しています。
 
 
お互い様、というのはいわゆるコミュニティが生存していくために必要不可欠な概念だったんだと思います。誰しもが独立して生きていくことは難しかった時代から続く、ある種の生き残り戦略というか。
 
 
対して「人様に迷惑をかけるな」というのは行動原則ではなく、マインドセットなんだと思います。心構えとして持ち合わせておくモラルというかそういったもの。
 
 
なんですが、どうにも僕の肌感だとこの「人様に迷惑をかけるな」というのが行動原理かのようになっているなぁ、と思うんです。
 
 
でも実際人に迷惑を全くかけずに生きていくなんて難しい、というか無理ですよね。
 
 
僕なんて自慢じゃないけど40年以上人様に迷惑をかけっぱなしで生きています。
 
 
なのにこの概念はなんなら現代においてはちょっと強化されてしまっているように感じます。
 
 
そしてこれは多分に僕の主観かもしれませんが、僕ら福祉の中であってもうっすらと「迷惑をかけないように生きる」みたいなベクトルがあるような気がしています。
 
 
本当にそれが正しいのでしょうか?
 
 
今日はそんなお話をしています。



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