ミラクル・ファミリー 柏葉幸子 講談社文庫

 110円コーナーに、あった薄い文庫本。110円なのか。そう思って購入。何度読んでも、不思議な読後感があるファンタジー。解説が井辻さんであるのもよい。

・たぬき親父
・春に会う
・ミミズク図書館
・木積み村
・ザクロの木の下で
・「信用堂」の信用
・父さんのお助け神さん
・鏡よ、鏡…
・父さんの宿敵

の9作が収録。私が幸運だったと思うことは、この本に関する感想を直接、作者に伝えることができた事。その返事も、また、一種のファンタジーだったかもしれない。(わかんないだろうなぁ・・・)

何度読み直しても、よいものはよいという事を教えてくれる一冊は、そうそう巡り会えるものではない。ちょっと幸せな夜をすごすための贈り物。そんな一冊。

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ファンタジーな、柏葉さんとの会話。
私:一番好きな話はXXXです!!
柏葉さん:男の人は、みんなそう言うのね。ロマンチストなんだなぁと思うわよ。

さて、XXXは、どの作品か、考えてみてください。(この会話は、実話です)

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