見出し画像

『仕事が出来ない=生きていけない』

『仕事が出来ない=生きていけない』
それってほんとう?


皆さん、こんにちは。
いつもnoteをご覧くださり、ありがとうございます。
大人の発達障がい当事者&コーチング講師の和声です。

さて、今日は私が鬱病を発症した20代の頃のお話を。テーマは≪働く≫


鬱病は、今から思えば、発達障害の二次障害のひとつで、現在の双極性障害の症状のひとつでもありました。
当時は、発達障害も双極性障害も全く予想だにせず、ひたすら
『自分は仕事が出来ない』
『自分はダメだ、努力が足りない』
『仕事が出来ない=生きていけない』
と生死をかけたような悲壮感でお仕事をしていました。

鬱になり、休職を繰り返しながら、幼い子も抱え生活のために完治しないまま、騙し騙しの復職 。
そして、鬱から、パニック障害、自律神経失調症へ。
毎日、頭痛が酷く、頭痛薬が手放せません。
5時間たって鎮痛剤が切れると我慢できずに吐いてしまう程の痛み。
次第に、酷いめまい状態になり職場のトイレで吐き続け、最後は売り場に戻れなくなり、限界…退職。
転職も色々しましたが、年々悪くなり、31歳には半年ほど寝たきり、引きこもり状態になっていました。

今思うと、
『皆のように出来ない自分は生きていてはダメだ!』
というレベルで自己否定し続けていたので、実は仕事が上手くいかないときだけでなく、意外なことに
『仕事が上手くいって認められた時』も、鬱はどんどんと悪くなっていきました。


何故かというと、
仕事が出来たとしても、そもそもの【前提】が、数々の失敗や怒られ続けた挫折経験から


【前提】
本来の私
=仕事が出来ない
=ダメな存在(と強く思い込んでいる)


なので、どんなに仕事が出来ていたり、周りから認めてもらったとしても、


『今は出来ていても、いつか仕事で失敗したら、ここ以外私なんてどこも働くことは出来ない=生きていけない!』
という焦りが強く、ますます辛さが募っていきました。

仕事の辛さは、私の場合、今お話しした『自己肯定感の低さ』や、
仕事で失敗したときのトラウマ、
仕事が特性に合うか合わないか、
人間関係、、などなど
様々な要因がありました。

15歳で定時制高校に通いながら働きだし、今年で社会人になってから29年。
産休と鬱での休職をひいても四半世紀になりました。


それでも勤続は最長で4年、早いときはうつの再発で数週間で退職などもあり、不安定に転々としてきました。
一般社団法人の代表をさせていただいたことはあっても、正社員になったことは30年近くの社会人人生のうち一度もありません(笑)
名古屋だけでなく、県外でも毎月講師のお仕事をさせてもらい、出張で東京にも当たり前に行けるようになった今でも、実は、
(月)~(金)9時~18時、いわゆる週5日連勤の8時間勤務だと1~2週間ほどで、鬱が再発してしまう自信があります!


体も心も、追い付きません。

しかし、考え方は大事ですね。


『普通には働けない』のか、


『人とは違う働き方なら働ける』のか。


『ストレスで吐いて辛い』のか、


『吐いてしまうこともあるけれどデトックス!スッキリ!おかげでよく休めた』なのか。


暖かな考え方(コーチングでは肯定的な視点、味方の立場)をしてくれる人との出会いと、コーチングを学ぶことで、私の場合は自分への目線が人生で初めて優しくなれました。

やっと、今までの自分を、
『なぜ、こんなに自分を殺すほど苦しんでまで働いているんだろう』
と思うことができました。
そして、自分をもっと(あの頃に比べたらマシ、とかではなく)本当に一番望む幸せにしてあげたくなったので、

『本当はどうしたい?』
と何度も何度も自分に聞きました。

思えば、この質問は10年以上前に一番最初のmyコーチが問いかけてくれ、答えられずただただ泣いていたあのときと同じ質問。
忘れられない人生を変えてくれた質問です。


働くときの選択基準は、もちろん色々ありますし、立場によっても変わります。
子どもが小さいときは、
『子どもと笑顔で暮らすため』に働きたかった。


鬱になったあとは、


『自分が働きたいと思える仕事か?』


『自分が元気に幸せに働けるか?』
です。

そのためには、

①特性を否定しないで理解し
②言語化し、
③配慮だけでなくこちらの工夫も具体的に伝えられ、
④自分らしく特性も生かして出来るお仕事とやり方を見つけること
がとても大事だったのだと思いました。

そして、私の場合コーチングアカデミーに入校したときの選択基準も『人』で、
どんな人といるかも大切です。


もっといえば、
『自分を大切に、幸せにするために、誰といるか?』


『どう関わる(離れる)か?』


なので、私にとっては『人』が大事なのかもしれません。


確かに転職、退職を繰り返し、31歳には鬱で寝たきりになるほど、就労困難者だった私。
その私が、今こうして発達障害も双極性障害もオープンにしながらコーチや講師のお仕事をさせてもらえるのも、沢山の方に助けられ、細かな工夫から上手くいく方法の発見を積み重ねてきたから。

次回は、どんな人と出会い、どんなサポートを受け、どんな工夫をしてきたか。
◾️私の専属スタイリスト、エリー
◾️一番苦手なITをサポート、IT’Dr
◾️スマホのアラーム大活躍!
など、身近なところからお話しようと思います。どうぞお楽しみに♪

では最後に。
もしも、今、働くことに悩み苦しんでいたり、これから働くことに大きな不安をもっている人がいたら、私の人生が変わった3つの質問を贈りたいと思います。


『自分をプラスの気持ちにさせてあげられているかな?(感情)』

『本当はどんな感情を、働くなかで味わいたい?』

『どんな時に味わうことがある?どうしてだろう?何が大事だから?』


『心地よく(身体も心も健やかに)働けているかな?』

『本当はどうしたい?』

『どんな働き方だったら心地よく健やかに働けそう?』
『もしも何でもできるし、してもいいとしたら…。何をしたい?何をしない?』


『心地よく働くことで、心地よく暮らせている?』

質問から人生が、変わります。


あなたの人生も、あなたの大切な人の人生も、自分らしい幸せで溢れますように☆

サポートありがとうございます!生きづらさを抱える方々で行政や制度の支援が受けれず困窮していらっしゃる方へのサポート活動の資金にさせて頂きます。あなたの応援が誰かの絶望を希望に変える可能性の扉になります。