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【0095】資本主義の本質

資本主義の世界では、ビジネスを拡大もしくは維持継続するために、お金を儲けることが正解です。
お金を儲けるとは、サービスを提供して対価を受け取ることです。
そしてビジネスを拡大するとは、そのサービスを提供する範囲(人、モノ、地域)を拡大することです。

とても当たり前のことですが、
現代の日本人は、とかくサービスに対する対価を払ったり受け取ることを躊躇するようで、海外旅行でチップの文化に触れたとき、なにか違和感を感じる方が多いようです。
また、お金をもらってからサービスを提供するというマインドも大多数が持ってます。

でも江戸時代の日本人はちょっと違ったようです。
紹介しますね。

江戸時代後期に越後屋の三井高利が値札を開発して、現金掛け値なし(値札による店舗現金払い)が当たり前になりましたが、それまでは、人を見てサービスの対価を決めていたそうです。

同じ商品でも人によって値段が違ってたんですね^^
よく文句がでなかったですね。
人によってサービスの値段を決めて、文句の出ない世の中です。
ある人は高いのに、ある人は安いんです。

しかも、ニコニコ現金払いではないので、定期的に集金にお客様のところに行くわけですが、
提供するサービスに対して不満がある場合は、集金できないリスクが内在してます。

そのサービスを提供する側される側が、共に満足するからこそ、商売が成り立っている世の中です。

江戸時代の商習慣ですが、実は資本主義社会の最先端を行っていたのではないかと思います。

もう一度資本主義の世界の基本ルールを言うと、
サービスを提供して、その対価を受け取ることです。

そして、提供するサービスに満足してもらって、こころよく対価を払ってもらえるビジネスがその世界では勝者です。

保険代理店やおにぎりやさんを今後発展させていく上でとても大事なことかなと思ったので、
紹介しました。

いかがですか?
日本人ってすごくないですか?
欧米人が長年研究してなかなか解明できない商売の本質を、実は江戸時代に実現していた日本人。
資本主義において最強だと思いませんか^^

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