カナダ移住後約2か月。2016年9月15日当時の日記。
移住してから約2か月。最近、私達家族に不平や不満が出ていました。
私の場合、レッドリバーカレッジの授業でチームを組んでトピックに従い文章を書いていくのですが、チームのメンバーがいい加減というか幼いというか…。「なんで僕がまたまとめているのだろうか?」と不平や不満が出ていました。
妻の場合、職場で英語が話せない不安やまだ上手く動けていない自分に不満を感じています。
娘の場合、英語が話せないので友達が遊んでくれません。「Play with me(あそぼ!)」と言っても露骨に「NO」と拒絶されました。(娘本人は気にせず他の子と遊んでいます。私達夫婦よりメンタルが強いです)
息子の場合、美味しい日本食(特に納豆ごはん)が食べられなくて不満を言っています。
でも、ある時気付きました。
「これらの悩みって旅行者レベルの悩みではなくなっているよね、海外に移住して、生活が安定してきたからこその悩みだよね」と……。
言い換えるなら、異性と付き合えて、2か月ぐらいに出てくる悩みみたいなものかもしれません。
ある意味贅沢な悩みなわけで、
「ようやくこの種の悩みが出てきてくれたんだね」
と感慨にふけりました。
感慨はやがて感謝になります。
『ありがとうございます、今の私達家族にふさわしい悩みを与えてくれて』
まだどのように説明してよいのかわかりませんが、ウィニペグにきてもうすぐ2カ月で良かったと思えることの大部分を占めるのが、上記の余裕を感じられ、ストレスが少なく過ごせるところです。
それは「カナダだから」と割り切りやすいことや、「生きて行くしかないよね」というライブ感、世間体のなさ、ウィニペガーの優しさなどが合わさって感じられるのかもしれません。
長い冬を何度か過ごし、ありきたりになっていく日常になっていったらまた変わってくるのかもしれません。
でも、私は今でも妻ととても仲が良いと同じように、カナダとも仲良くやっていけそうな気がしているのです。
海外移住先にも好き嫌いや相性はあるのだと思います。
しかしながら、好き嫌いや相性は変わっていきますし、それこそ『感謝』が関係を良くしていくのだと思います。
【まず自分から好きになり、まず自分から感謝する】
これからも私は続けて行きたいと思います。
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