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【カナダ移住へ】飛行機が遅れて、移民局では……。

2016年7月18日当時

定刻に羽田から出発した中国東方航空の機内では、映画が観れるシート裏の画面では、ゲームもでき、子どもたちは飽きもせずゲームをしていました。

iPadやポータブルDVDなど機内で飽きない対策を用意していたのですが機内では使いませんでした。

機内食は・・・う~ん。

上海まで約3時間で着き、3時間後のバンクーバー行きに乗り換えることになります。

わざわざ日本より西に位置する上海まで行って、日本の上空をまた通ってバンクーバーに行くのは格安航空券のためとはいえ、10時間のフライトに子ども達がどうなるのかと心配になります。

上海の浦東空港はなんだかカオス的な人混みです。

子ども達は喉が渇いたとジュースを要求してくるのですが、通貨を中国元に換えるにはもったいない気がしたので、トイレ横の温水・熱水サーバーに並んで温水を水筒にいれて我慢してもらいました。
(子ども用水筒はゲートをくぐる時は空にしておいて、機内持ち込みにしておいたほうが良いと思います)

上海は本当にカオスでした。

まず、搭乗ゲートが213から19に変更されています。

2階に戻り、19に行って待っていると今度は搭乗時間になっても何もアナウンスがありません。カウンターに聞きに行くと横柄な態度で
「だって、航空機がまだこのゲートに到着していないんだぜ」
と開き直っていました。

待っている間、ようやく持ってきたポータブルDVDが役に立ち、子ども達を寝させずに済みました。

トイレや水をもらうために並んでいても、たいていズルこみされてしまうのがカオスを実感させました。(年上に譲る文化ですからしょうがないのけど)

約1時間以上も遅れてようやく搭乗できたのですが、この一時間遅れがこの後の段取りを浸食していきます。

バンクーバーまでの10時間は、あらかじめ買っておいた子ども用乗り物酔い薬の効果があり、二人ともぐっすり寝て、酔うことはありませんでした。

バンクーバーに着く前に、税関申告書を書かなければなりません。基本的にカナダ入国には
1、パスポート
2、税関申告書
3、一連のビザの通知書(入校許可書含)
が必要なようです。

入国審査官には書類さえ渡してしまえばそれほど難しいことは聞かれずに、
「それじゃ、バゲージクレームで荷物をピックアップしたら、右手にある移民局(Immigration)に行ってね」
と早口に言われました。

バンクーバーからウィニペグまではウェストジェットというカナダ国内の航空会社を使うため、まずは中国東方航空から荷物をおろして、自分達で荷物を国内便に運びチェックインしなければならないのです。

荷物を待ち、カートに運び、すぐ近くの空港内移民局へ。

早くビザを出してもらわなければ、ウィニペグ行きの飛行機に間に合わないと焦って中に入ったのですが、しっかりほかの人が列を作って待っています。

そして、なにより窓口のスタッフがかったるように仕事をしているではありませんか……。

ようやく名前を呼ばれて一連の書類を提出します。

「あなたは就労ビザだが、奥さんはどうするの?子どもたちは学校に通う予定か?」

軽くインタビューが始まるのです。

私がお願いした移民コンサルタントさんからは「ご主人がESL(語学学校)の身分から入国の場合、奥さんとお子さんはビジターレコード(就労できず)となる確率が高いです」
と言われていました。

子どもを幼稚園に通わせたいことを熱く語って、無事に学生ビザが降りることを待つしかありません。

単身者の他の申請者は15分くらいで終わっているのに、私たち家族は30分経っても呼ばれません。スタッフは隣のスタッフと談笑しながら手続きをすすめているので
「しゃべってないで、早く仕事してくれ!」と心の中で叫び、すぐ近くで子どもたちはチョロチョロと走り回り、私たち夫婦のストレスは溜っていきました。

やがて、

とうとう、

ウィニペグ行き出発の12:45が過ぎていました。

上海で1時間以上遅れたようにここでも出発が遅れてくれという期待はあっさり破られました。

ああ、上海での一時間遅れがなかったら……。

我が家のジェットコースターのような一日はまだまだ続くのでした。

それでは、また。

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