NEWSをアイドルたらしめたのは誰か?
みなさん、こんにちは!晴れて手越祐也さんのハニーのひとりになり、先日ついにファンクラブにも入会した元気なオタクです。来たる3月4日、NEWSのアルバム『STORY』が発売になり、ま〜〜〜これがあまりにも愛と祈りの物語だったので筆を執りました。
注意書きをする必要もありませんがこれはいちオタクの感想であり憶測なので深く読む必要はまったくないです。もしもNEWSのアルバムを聴いたことないかたがこれを読んでくださっていたら、わけわからないと思うのでとりあえずレンタルやさんか最寄りのオタクにお問い合わせください。アルバムは買ったけれどまだ聴けていないかたは絶対にネタバレを避けたほうが良いので聴いたら合流してください、倫理観の墓場ことインターネットでまたお会いしましょう。
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『STORY』は、ド直球に感情をやりとりする、NEWSの核心に触れるアルバムである。しかし、初回盤・通常盤両方を聴くことで、その核心へのアプローチが立体的になる。『NEVERLAND』『EPCOTIA』『WORLDISTA』で世界観を作りあげ、ロールプレイングに徹したNEWSが、生身のNEWSとして作るアルバム。上記の3枚におけるNEWSは、アイドルとしての側面はもちろん、エンターテイナーとしての側面がかなり強かったように思う。アイドルではない、NEWSのif。
『STORY』に初回盤と通常盤があるのは、単にそれが慣例だから、ではない気さえする。逆手に取った、と、言ったほうが正しいのかもしれない。とにかくNEWSにとって『STORY』は、形態を変えて2枚リリースされなくてはならなかったアルバムなのだ。
まず感じたことは、アイドルとファンが揃うことで完璧に成立する、ということ。はじめて聴く曲でも、ここで声を出す、ここで手拍子をする、ここで歌う、ということが、誰にも指示されていないのに理解できる。NEWSとファンが積み上げてきた愛の表象である。ドームで、サイリウムの波を眺めながらNEWSと愛の受け渡しを行うことを考えたらいまにも卒倒しそうなほどうれしい!
もうひとつ、『STORY』がジャニーズ事務所のアイドルであるNEWSのアルバムである、ということ。それについては後述する。
01 /// STORY
歌いだし、ブワ、と、視界が開けた感じがした。とにかくサビの圧が強〜い!好き〜!このつよつよリード曲をひとつめのトラックに据えても大丈夫なアルバム、どゆこと???2003年から2020年までのNEWS、4人だけのものではないNEWSの物語を振り返らず、後にしながら、『NEVERLAND』『EPCOTIA』『WORLDISTA』を背負って次のステージへ向かうようなイメージを持った。
- 胸に抱えたSTORY
を、開陳される予感。音楽的なことな〜んもわからんのですがどうしてこの曲のサビはこんなにも切ないような気持ちになるのだろう。考えを吐露するときや、自己省察するときって必ず痛みを伴うと思うのだけど、その痛みが伝わってくるようなサビだ、と、思った。半端な気持ちで聴けない。
- 時は満ちて
- 今、ここに辿りついたNEWS
- 続く『STORY』
この歌詞が『STORY』を総括する。デビューしたばかりのグループでは決して歌えないアルバム、いま、このときのNEWSにしか歌えないアルバム。
02 /// SEVEN
NEWSにとって、7という数字は意味を持っている。4+(任意のα)、絶対に泣いてしまうスイッチになってしまっている。痛みを抱えても笑って走り抜けるNEWSのいままでや、これからも続いていく覚悟をそのまま歌にしたみたいだ。過去の楽曲を想起させるような歌詞もずるい。
- 涙も君の証
- 途切れた願いの続きを
- 削られても
- 終わりじゃないんだ
- 聞かせてほしい
NEWSにこんな歌詞を歌われてしまったら。このあと、サビでheyが待っているので、手を差し伸べて、背中を押して、そのまま手を引いてどこかへ連れて行ってくれるような曲だ。NEWSが発する「無敵」という単語が大好き。
03 /// SUPERSTAR
NEWSが纏う、明るくてきらめいているのに希うような空気感は、唯一無二のものに感じる。手越祐也さんに「スター」という歌詞はぴったりで、手越祐也さんが「スター」と口にしているとうれしくなる。
- きみこそスーパースター
いや、きみこそスーパースター!きみこそ!いや、きみ!きみこそ!あなたたちこそ!
このあたりで、NEWSからもらう曲というよりNEWSに渡したい曲が多いな…と、考えだす。
04 /// We never Gave up -Interlude-
はじめて聴いたときの感想:えっ!肉声
加藤シゲアキさんの心に触れてしまった…
すごくすごく「毎回強く思ったはず」が大好き。
わたしにNEWSを強く勧めてくれ、ジャニーズにすら触れたことのないわたしをコンサートに連れて行ってくれた天才の友人(@mopom_)が、幕間のあるこのアルバムをして「それぞれ栞を挟まれてるよう」と形容しており、天才だった。
05 /// 何度でも
音が少なくてかっこいいやつ!!好き!!
1から9までのカウントで泣いた。刷新するのではなくて、全部抱えていくNEWS。
06 /// What is Love? -Interlude-
はじめて聴いたときの感想:アッ 肉声
小山慶一郎さんの心に触れてしまった…
すごくすごく「それを信じて生きてるけどね」が大好き。
07 /// STAY WITH ME
このあたりでNEWSの気持ちとファンの気持ちがぴったりリンクしているのでは、と、考えはじめる。愛を明け渡して、愛を受け取って、そういうアルバムであることに気がつく。
- こんなに好きな人に巡り合えたからね
- 君がいる今日と昨日は違う
- なにもかも君のためでいい
こちらの台詞です。
08 /// Perfect Lover
リズム運びが気持ちよくてシティでポップでダンスでかっこよくて大好き。コンサートでこれ聴いて死んでる自分が目に浮かぶ。
金色?!!うなぎ?!!ライオン?!!ああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
09 /// Love Story
いやいやいやいや『Perfect Lover』の好きなタイプは、からの、この、おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!大好きって言われちまったじゃねえか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ありがとうね
10 /// Commitment -Interlude-
はじめて聴いたときの感想:あっ♡肉声
増田貴久さんの心に触れてしまった…と涙ぐんでいたら突然正面から拳でブン殴られた。
11 /// エス
エスってアルファベットのエスじゃなくてフロイトのほうのエスなのか?!!大好き…闇のNEWS…気がついたらもう引き返せなくなって泥濘に裾をとられて逃げられなくなっている。それにしてもNEWSの内面を吐露するような歌いかたはいったいどこで身につけられる技なのか。心を通り越して内臓に触れてしまったようなおどろおどろしさすらある。
本能的な衝動を即座に満足させようとし、現実や時間、秩序の影響を受けない快原理に支配された欲望の坩堝、の、名を冠した曲をアイドルが歌うことの意義。
それはそうとわれわれは加藤シゲアキという人間にあと何回惨殺されれば気が済むのか?かき混ぜたいんだ宣言をされた時点でわたしたちはもうすでにかき混ぜられている、かき混ぜ済の世界にいる、かき混ぜていただき幸甚の至り、加藤シゲアキさんがかき混ぜたいって言ったから今日はかき混ぜ記念日♪
12 /// トップガン
シングルも買ったし大好きな曲なのだけどエスのせいでまともに脳が機能しなくなって記憶が飛んでしまう。
13 /// Prime Time of My Life -Interlude-
はじめて聴いたときの感想:ア"ア" 肉声
ファンかな ファンかな ファンかな ファンかな ファンかな ファンかな(エコー)手越祐也さんのことば、ほんとうにほんとうのほんとう。
14 /// 君の言葉に笑みを
地球環境に良い…
突然のファンの声に驚く。
15 /// クローバー
デビュー曲のリミックスを持ってこられたら泣いてしまう。
- 永遠に君に幸あれ
アイドルに永遠を歌ってもらうの、祈りなので大好きなのに、デビュー曲だし、余計に泣いてしまう。
16 /// NEW STORY
こんなにも、NEWSの核心に触れていいのか、と、思ってしまうくらい、むきだしの歌詞。ここで、NEWSとファンの気持ちがぴったり重なる。お互いが違う物語を持った人間として、日常に戻っていく。
- 何度
- 夢に敗れ 夢にはぐれ
- ここまで来ただろう
- 生きていく
- 一度きりの物語を
- 他人に
- 言えないこと 言わないこと
- 胸にあるだろう
- 生きていく
- すべて抱え
- 進んで行く
- きみのSTORY
アイドルに手が届くことはない。遠い遠い存在だからこそうつくしく感じる。たとえばホームを電車が通り抜けようとしているのを見て足元がぐらつくとき、かれらは腕を引いたり声をかけたりしてはくれない。けれど、アイドルは遠くから、愛を帯びた言葉を放つ。それが自分にだけ向けられているものではなく、不特定多数に向けられたものだ、と、気づくとき、わたしたちはひとりきりであり、なんとかやっていくしかないことが分かってしまう。ひとりきりのわたしたちだけど、アイドルを思い出せば、かれらはわたしたちの求める役割を担って、ぴったり心に寄り添ってくれる。そして生きるために何度でも、うつくしく清廉で、晴れやかで愛らしい、アイドルに会いたくなる。
わたしたちはそれぞれに『STORY』を持っていて、NEWSがくれたこのアルバムによって、その『STORY』をすこしだけ共有し、ひとりきりのまま、誰かとつながることができたような気持ちになる。
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通常盤
17 /// 戀
わたしが怨霊だったら成仏してる
18 /// Narrative
この心音が加藤シゲアキさんの本気の心音の可能性…………98%(IQ80000)
19 /// STAY ALIVE
ぼくたちのエッチなけいちゃんが帰ってきたよお〜ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(IQ2)
20 /// プロポーズ
フ〜(深呼吸)ぁ〜ッ はじまる 鐘 鐘や 鐘が えっ?福音 鐘 アッすごい アッアッアッ 手越祐也さ ぁっ ぁ アッ やさ やさし…歌 した したね あ ぁぁ うそ うそ…(号泣)味方 味方ってねえ 手越さん えっ?うそ ぁ 光?えっ?ぁ ぁ ぁぁぁ ぁぁ(嗚咽)ぁ〜ぁぇ〜〜〜…まもる えっいます います ぁ ぁ?! よ すごい プロポーズ ハハハハハ!!!!!(爆笑)ぁぁ ぁ!!!ぁ〜そう あ〜!はい あ 苗字 苗字同じ派 ァ ァ"〜〜〜〜〜ッ(嗚咽)ァ ぁぁ すごい すごいよお すご〜ッ ぇん ン"ッン"ン" プロポーズ ぁ ぁぁ エ〜ンすごい(嗚咽)好きで好きで…えっなっすご ぼくと付き合っ えっうううううそ うそ〜ウグ〜ぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜手越さん あ〜そんな そんな〜あ〜ぁぁぁ〜まっ まって〜〜〜ぁっすごい ぁ ぁ〜〜〜〜〜もう もう〜〜〜何 ぁぁあ ぁ ぁぇ ァッ ぁ ィ"〜 うそ…こんな こんなことが…付き合っ…あって…いい…ぁ〜すご(嗚咽)うそじゃないのわかる…プロポーズッ!!!あ〜〜〜ァぁぁ ぇ〜こんな こんな…手越祐也さん…?手越祐也さん?!ヒィーッ…(呼吸)好きじゃ…ヒャ…愛 えっ ァ(嗚咽)家族 家族?!!愛?!ぇ〜ッまって…行かないで…(?)ァ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!行かないで!!!!!!!!!!!ァ〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!オ"ワ"ッ"チ"ャ"ッ"タ"
※曲のタイトルを知った時点で文章にできないことが分かっていたのでプロポーズを聴いている自分の声を録音したものを文字に起こしました
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初回盤
17 /// ?
こちらの17曲目を形而上、ボーナストラックとする。おそらくこのボーナストラックは、そしてこの初回限定盤のアルバムは、最後にこの音声と「Johnny's Entertainment」が入っていることにこそ意味がある。初回盤のボーナストラックなんて、どんな愛の言葉をささやいていただけるだろう、と、わくわくしながら聴いたものの、それはあの会場ですでに耳にしたことがある音声だった。はじめはどうしてだろう、と、思った。聴き慣れた、「ジャ〜ニーズエンターテイメ〜ン」まで。ただ、NEWSが意味のないことをするはずがないことも知っていたので、考えた。これは答えではなく、ただのわたしの考えである。過半数のファンがおそらく、ソロ曲が入っている通常盤のCDをメインに据えて聴くことを見越して、最後にこのボーナストラックを、そして「Johnny's Entertainment」までを意図的に切り取って、初回盤の最後に、なんの告知もなく入れたのは、このトラックだけは、あの発表を聞く可能性のあった、物理的に、現場に立ち会うことのできた、ファンのためのものではないからだ。おそらく、『STORY』というアルバムの中で、このトラックだけは。アルバムの構想を把握しており、NEWSのいままでの『STORY』を知り、これからの『STORY』をすべて見届けることは叶わなかった人物へ向けての、ボーナストラック。
NEWSはジャニーズ事務所のアイドルなのだ。いままでもこれからも、それが変わることはない。それがNEWSの『STORY』の根幹に関わる章のひとつであるから。
『STORY』は、NEWSとファン、NEWSと誰かが、愛を捧げて、愛を受け取る、そんなアルバムだ。おそらくNEWSとファンは、この17年間ずっとそれを繰り返してきたのだろう。当たり前のように、当たり前ではないことをやってきたのだろう。メンバーが減ってもお互いの愛の総量は変わらずに。だからこそ、このアルバムはどうしようもなくしあわせなのだ。
NEWSをアイドルたらしめたのは誰か。