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人吉・球磨村・芦北 2020.07.10 & 12

Tsubasa Sato

先週の金曜日と日曜日に、バッテリー支援の緊急要請もあり、7/10は球磨村と人吉市へ。12日は、芦北町・球磨村・人吉市へ行ってきました。

2020.07.10 球磨村

7/5に訪れて以来の5日ぶりの球磨村でした。5日の時点ではどうしようもない状況だったため、ポータブル蓄電システムを届けることができず、球磨村役場の知り合いと9日にようやく連絡がつき、急遽ポータブル蓄電システムを持っていくことに。

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5日経つと状況も大きく変わり、屋根だけの避難所に避難していた200名弱くらいの避難者が、人吉市内などの避難所に移動していたり、孤立地域からヘリなどで搬送されてきた方が一時的に身を寄せる場所になっていたり、
災害対策本部ができていたり。
指定の避難所は被災し、屋根しかない吹き曝しの場所が、最前線の場所となっていました。

このときは、発電機もあり、一部商用電力も復旧していたのですが、作業容量に対して、発電機や商用電力の電気の量が足りず、時折停電して困っているとのことでした。

役場の方は、自身も被災されている方が多いにも関わらず、村のために休みなく活動しなければならず、その表情からその過酷さが読み取れました。
ですが、まだまだ球磨村は孤立地域もあり、一般のボランティアも介入できるところが少なく、正直まだまだ一般人の介入は、限られるなと思いました。

この日は、先日足止めを喰らった冠水場所も水が引いて先に進めるようになっていました。しかし、その先の道路が数百mに当たって氾濫した川に削り取られてしまっており、その道を急ぎ復旧しているとのお話もされていました。

まだまだ非常事態に変わりない球磨村の状況に後ろ髪引かれながら、人吉へ向かいます。

2020.07.10 人吉市内

この日も、人吉市内の蓑毛鍛冶屋さんへ。
人吉市内は、5日に比べるとかなりきれいになったなという印象でした。
が、それは大きな通りの印象で、一度中に入っていくと路肩に積まれたゴミの山と、ぬかるむ泥の道。

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話を聞くと、ゴミ捨て場がキャパを超えていて、5〜6時間並んでも、その日のうちに捨てられず、トンボ帰りという状況のようでした。
蓑毛鍛冶屋さんの室内の片付けは、かなり進んでいるようで、奥にある庭に溜まった汚泥をどうやって搬出するかを話し合っているところでした。
この辺りは、古い商店街で間口の狭い奥行きのある建物が多く建ち並んでいますが、蓑毛鍛冶屋さんも、そういった形状の建物。
一輪車がギリギリ通るほどの路地を全て手作業で搬出しなければならないとなると、人手はかなり必要だと思いました。

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また、5日に届けたポータブル蓄電システムを、上手に活用されており、僕たちも気がつかなかった需要が見えてきました。
天気が悪いこともあり、建物の形状にもよるのですが、電気はもちろんきていないので昼間でも真っ暗の中、懐中電灯の明かりを頼りに家具の搬出や泥だしをやらなければならない状況だったので、手持ちの投光器などを使い作業が捗ったとのことでした。
また、明かりがある安心感も気持ちの面では非常に大きかったそうです。

さらに、表が片付いたらポータブル蓄電システムを使い、近所の方にスマホ充電をしてもらおうと思っていると嬉しいお話も聞けて、前向きに力強く進んでいる蓑鍛冶屋の皆さんと触れて、なんだか僕らの方が背中を押されるような思いでした。

2020.07.12 芦北町

この日は、前日夜から明け方まで降り続いた雨の影響で、御船ICから八代ICまでの間が通行止め。
仕方なく迂回することにしましたが、3号線は渋滞している模様だったので、海側を迂回して日奈久ICまでいきました。(南九州道日奈久ICから水俣方面は無料区間)
こちらの道はかなりすいていたので、渋滞に捕まることなく芦北町にたどり着くことができました。
平日は高速も空いてますが、土日はやはり現地に行く人も多く混みますね。

芦北町は今回初めてきましたが、5日の行きの高速道路からみた芦北町が、僕が今回の災害を目の当たりにした最初の光景でした。
その時は、空から泥を被ったような光景に思わず息を飲みましたが、高速道路から見る光景は、かなりきれいになっている印象でした。

しかし、町の中に入って行くと1階部分はほとんと浸水しており、被害の甚大さは、計り知れません。
芦北町は佐敷小学校が物資やボランティアの拠点となっています。
この日も250名ほどのボランティアがきたとのことで、住民からの要望をうまく収集しきれずに、ボランティアの方々をうまいこと回せていないという現状課題があるようでしたので、ボランティア経験が豊富な方が行くと喜ばれるかもしれません。

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2020.07.12 球磨村

中1日での球磨村。
この日で、孤立集落の要救助者の救助が全て完了したり、災害対策本部となるプレハブ小屋を建設中だったり、次のフェーズに向けての転換期でした。
これから村全体の調査が始まると思うので、それによりようやく全貌がはっきりしてきそうです。

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そして、今回は5日に冠水して通れなかった道の水が引いて通れるようになっていたので、行けるところまで行ってみることに。

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写真を見ていただければ、説明はいらないと思いますが、この光景を目の当たりにしたら、被災された方はもちろん、被災された上で地域のために動き続けている方々の心の疲弊度を考えると、言葉になりません。

2020.07.12 人吉市

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人吉市は、蓑毛鍛冶屋さんへ。
前回伺った際に、ハロゲン球の投光器を使われてい他ので、消費電力の少ないLEDの投光器を持って行きました。
これまでの投光器だと70〜80Wの電力を消費していたのがLEDにすることで20W程度になります。
それだけで3〜 4時間しか使えなかった電気が、15〜16時間使えるようになるのです。
これまでは1箇所で3~4時間使ったらバッテリーが尽きていたので1日作業だと最低でも2つのバッテリーを使う必要がありましたが、
これからは1台で1日の作業時間は問題なく使える上、さらにスマホの充電やポータブル製品の充電などにも使うことができます。
バッテリーが2台あれば、2倍明るくできるのです。
ここまでの工夫があって、ポータブル蓄電システムは本領を発揮するのだなと感じました。
もちろんこの日も蓑毛さんからたくさん元気をもらいました。

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まとめ

地域や場所によって、フェーズも抱えている問題もかなり違っているように感じました。
おそらく必要な物資や人手も地域によって異なります。
当然移り変わるものではありますが、物資を送るにしても、ボランティアに行くにしても、情報はしっかりと見極める必要があると思います。
様々なボランティア団体や社会福祉協議会などでボランティアセンターを立ち上げていると思います。それぞれで情報も発信していますので、スピード感も必要ですが、事前の下調べは欠かさないようにしたいですね。
僕は僕で、大きくやるつもりはないので、蓑毛鍛冶屋さんや球磨村をベースに自分のできる範囲のことで役に立てたらと思っています。

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