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もう一つの「古い」ワイン

ワイン名:イェマヌエヴァ・アイレン 2017 ボデガス・ラ・テルシア
生産地:スペイン・ラ・マンチャ
タイプ:白・辛口
品種:アイレン100%
購入価格(税抜):¥1590
オススメ度:★★★★☆

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「古いワイン」というと、文字通り生産年の古いワインを指し、それが熟成に耐えうるもので保管状態もしっかりとされていたものであれば、若いワインには無い得も言われぬ味わいを醸し出すことができます。

しかし得てして「古いワイン」は高価なのが難点。その点、同じ「古いワイン」でも、「樹齢が古いワイン」なら廉価でも楽しめるものがあります。

樹齢が古いことによる利点は、葡萄樹の根が歳月を経て地中深くまで潜り込み、地表近くの土壌には無い養分を地中から吸収し、その養分が果実にまで行きわたり、若い樹齢のブドウには出せない複雑さをワインに与えること。

アイレンの一般的なイメージは、大量生産型で水のようにごくごくと飲めるような、廉価というかチープな感じ。ところがこのアイレンは平均樹齢90年を超すという超古木。

ブドウの樹齢は単純に古ければよいというものでもありませんが、高樹齢だけれど品質がイマイチというワインはほとんどお目にかかったことがありません。

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