子ども達にもマイラジオを持たせていたの。
今日行ったカフェの店員さんがそう話してくれました。毎日あちらこちらのラジオ局を楽しく聴いているんだそう。私の番組も聴いていてくれて、「風戸さん、あの番組の初回、かなり緊張していたでしょ。すぐわかったわよ。」と、笑いながら声を掛けてくださいました。
声って、色々バレます(笑)だから飾らない、いや、飾れない!?以前、それはまた別のリスナーさんから、「風戸さんの声はケーキのようにデコレーションされていない、カステラのままな感じ」と言われたことがあります。そもそもラジオがカステラっぽいですよね。そうやって話し掛けられるのも、ラジオの近さです。
カフェでのやり取りに戻って・・・『ラジオはいいわよね。何かしながら聴けるから~』と明るい声♪聴き逃したくない番組は、家事をしながらでもイヤホンをして聴いているそうで。そして『子ども達にもマイラジオをプレゼントして持たせていたの』と教えてくれました。そのお子さん達はもう大人になっているんですって。
マイラジオをそれぞれ持つご家族って、素敵です!!
今はスマホやPCでもラジオを聴ける時代。しかも、タイムフリー機能という便利なものまで。カセットデッキで録音していた頃とはだいぶ違います!!更には音声配信が誰でも気軽にできる時代です。
私の知らないかつてのラジオの時代にも、ロマンを感じます。詩人の谷川俊太郎さんの作品に、「夜のラジオ」というものがあって、真空管ラジオをいじりながらの一節にときめきました。
どうして耳は自分の能力以上に聞こうとするのだろう
でも今は何もかも聞こえ過ぎるような気がするから
ぼくには壊れたラジオの沈黙が懐かしい声のようだ
谷川俊太郎さんのラジオコレクションの一部が、熊本市現代美術館であった「谷川俊太郎展」に飾られていました♡工具と共に…
かつてのラジオの世界にもロマンがいっぱいだったはず。この懐かしい声にも出逢いたい。今年6月、谷川さんとラジオ番組をさせていただく機会がありました。そのことについても、いつか書きます。
昨日始めたnote。自分のペースでぼちぼち書いていこうと思っていましたが、カフェでの素敵な出会いから今日もこうして綴りました。
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