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ニンジャスレイヤーAoM感想/S5第2話(1)【スクールガール・アサシン・サイバー・マッドネス】♯1~3

こんばんは。
ニンジャスレイヤーのゲームをSwitchで買いました。まだ一度もボス戦に辿り着けていません。ナラクモードには数えきれないほどなりました。
普段ゲーム実況動画とかまったく見ないんですけど、オリバー教授の配信は話題になっていたので見てみました。聴きやすいお声で、終始楽しそうでいらっしゃって、とても面白かった。プロってすごい。

なにより衝撃だったのが、上手い人がやると……ノンストップでラオモトさんを忍殺できるんだ!ということです。じゃ、じゃあコケシマートのイカプレス機から脱出できず3回連続でナラクちゃんになってしまった私は……ものすごくへたくそってコト!?(そうだよ)

さて、今回は衝撃のサイバーパンク百合ノワール。
この短編から入るの、かなりおすすめです。AoM版ラスト・ガール・スタンディングみたいな入りやすさではないでしょうか。シーズン5は「このエピソードから読んでもわかる!」な話が多くて嬉しいですね。

◇◇

前回の記事


【前提】望月のニンジャスレイヤー知識

・書籍第一部 3巻まで(中断)
 →6年経過(ほとんど内容を忘れる)
 →2019年、『スズメバチの黄色』で復帰
 →4部から読むことに。AoMシーズン1~3を読んだ後、PLUS加入
 →AoMシーズン4以降はトリロジーと並行読書中(現在三部序盤)

◇◇◇

今回のエピソードはこちらです。

シーズン5「スクールガール・アサシン・サイバー・マッドネス」(前)

トジカタ率いる「ハウリンウルフ・ヤクザクラン」は古参のヤクザだ。いち早く重サイバネに身を固め、月破砕後も過酷な十年を生き抜いてきた。だが彼らの矜持を嘲笑うかのように、若いヤクザが次々と殺されていく。下手人は、カタナを背負ったエメツサイバネ腕の女子高生であった!

 ♯1

ヤクザは哀れな債務者を思う存分に打擲すると、やがて、痙攣する足を掴んで引きずり、ヤクザワンボックスの後部座席に投げ込んだ。

ヤクザワンボックスの文字列でちょっと脳が処理落ちした。ヤクザ風のそれっぽい衣装を施されたよくあるアイテム、というニュアンスを三文字に圧縮する! これこそ忍殺が天才小説たるゆえんです。わかっています。それはわかっているけどヤクザワンボックスってなんだよ。

『そこの路地にいい感じで入るドスエ』。ナビAIが柔軟なガイド音声を発した。

このナビ何? 旧式だからこんなふわっとした案内音声なんですか?www
と初見の時は笑っていましたが読み進めるとマジで「そう」っぽいのが……笑いごとじゃなかった。ちゃんとドライバ更新してます? 三年くらい前にサポート終了しちゃった? そう……

自分達が轢いたのに悪態つくの最悪すぎる! あなたたちがやったんでしょ!

そんな最悪ヤクザ達をノータイムでマンホール殺するリンホさんカッケ~! ヘタな煽りも決意表明も一切なし、やると決めているから、ただやった。かっこいいです。
開幕からトップスピードですべてを終わらせて逃走するの気持ちいいー!モニコさんとリンホさん、どこかヤモトさんとアサリさんを思わせる風貌に描かれている気がします。考えすぎかしら。

アタバキ・ブシド・ハイスクールの校門前には屈強な体育教師が腕組み姿勢で佇み、始業間際に校門に走り込んでくる生徒たちに睨みを効かせていた。

でも学校も同じだし…
(最初気づきませんでした。実況で気づいた。集合知ってすごい)

ラスト・ガール・スタンディング

治安のいい進学校的な立ち位置?

ヤクザワンボックスカーが生体マーケットの建物に突入し、護衛のヤクザと戦闘して、金庫の万札を強奪したという危険なニュースであった。

派手にやりまくってる。
ダメだよ、ヤバいよ、と言いながらも山分けにしたお金を突っ返さず受け取ってるところ、モニコさんのモニコさんみを感じられて良いです。後ろ暗い秘密の証、捨てるには惜しいんだよね……。リンホが自分に罪を分け与えてくれたしるしだから(幻覚)。

「アタシの親も、アンタの親も、別にカネモチじゃないし。アンタは奨学金もらえるほどのテンサイじゃない。何をするにもカネが要るよ。絶対」

このシビアな設定すきなんですよね。
モニコは「ちょっとサイバネいじりが得意」なだけの少女で、天才でもなんでもない。例えば『スズメバチの黄色』の大熊猫は紛れもなく在野の天才で、チバ少年に見出され現場に放り込まれた途端に頭角を現します。
でもモニコはそうじゃないんですね。
お金持ちでもない、天才でもない、後ろ盾だってない。深みにはまる彼女たちを救い上げてくれる一発逆転の手段なんか存在しない。刹那的に駆け抜けて崖から落ちても、彼女たちを救ってくれるものは彼女たち以外に存在しないのです。徹底していて好き。

ここで急に話題のハンドルを切りますがモニコさんの眼鏡はどんなのがいいと思いますか。私はこういうのこういうのがいいと思います。黒髪に合わせてちょっとカワイイになるように決めたフレーム色なので、勢いで金髪にしたせいで色がちぐはぐになっていたらいいと思います(早口)

犬死には嫌、というリンホの言葉に、モニコはすがりついた。「わたし達、ラッキーだったんだよ。あの時、ああして出会えて、協力したから、うまくやれたんだよ。だけど昨日は危なかった。無茶したからだよ。毎回ああいう風にはいかないよ」

ある意味、リンホとモニコは、AoMの主役と相棒であるマスラダとタキの変奏でもあるのかな……と思いました。復讐だけを考えてノーブレーキで突っ走る戦闘役、危なっかしい相棒を電子と作戦面でサポートする後方支援役。偶然の出会いにより、道半ばで終わるはずだった無謀な復讐が、エンジンにブーストがかかり止まらなくなってしまった関係性です。

ただしマスラダと違って、リンホさんはお礼が言える。聞いてるマスラダくん?見て?

「まあ……助けられるうちは……いいよ」「助かる!」リンホは目を輝かせた。

女子高生でもお礼を言えるんだぞ。タキに一度でもお礼めいた言葉をかけましたか? 何度でも言いますがネザーキョウでお金せびったあとの「実際助かった」はお礼のうちに入らないからな!?

◇◇

 ♯2

落下とともに髪がたなびき、UNIXライトがサイバネアームの線に沿って走る。ノイズパンクの名曲「最強高機動」が骨伝導イヤホンを通し頭蓋を揺らす。飛び散る血痕、頭蓋骨破砕の感触、女子高生リンホの殺意は止まらない。復讐だ。父を壊したハウリンウルフ・ヤクザクランをこの手で潰すのだ!

集合的殲滅全体! 高揚感撃滅満載! 最強高機動! 最強高機動! 最強高機動! 脳にブチ込んでくれようか! 頭蓋!

歌詞が入るこの演出、疾走感があって良い。

ピアス型の骨伝導イヤホンもいいですね。
実際にあるのかと思って調べたら耳掛け小型タイプはもう存在してたのでびっくりした。ふだんイヤホンで音楽聞くことないので知りませんでした(車社会だとなかなかね)。技術の進歩ってすごい。こういうタイプなら音楽聞きつつ生活音も聞こえるのかな?

【どちらの鉄砲玉ですか】

……。
はい。次。

「タマトッタル!」
「トレネンダヨ!」リンホは拳銃を投げつけながら右腕を繰り出していた。

リンホさんかっけ~~!!

モニコは今、「注意一秒」と書いたワ・シを貼った。そして、いまだショドーと格闘中のリンホを見た。頬に墨がついている。

「注意一秒」の係り結びは「怪我一生」なんだよなあ もなを

勘違い日本トンチキ風景のようでいて明確に彼らの未来が暗示されてるとこ、小説がうまーい……の顔になっちゃう。
忍殺世界における係り結びは「後遺症が死ぬまで」なのもこれまた示唆的。

……父が居なくなったのが、単なる蒸発ではなかった事を知ったのは、リンホが4個目のピアスを開けた夜だった。

2024ニンジャ小説上手すぎ一文コンテスト暫定一位の名文!!
(でもなぜ形見がコケシなのでしょうか)

(お母さん心配するよ)(多分もう目を覚まさないよ。ママは)

ヴ゛~~~~ 泣
リンホさん、復讐の他にやることないんじゃん。病院代もばかにならないし、真面目に勉強したところで卒業まで在学できないことがわかっちゃったんだろうな……。

「復讐」のショドーを押さえつけながら、リンホがモニコを見て、快活に笑った。一点の曇りもない、勝ち気な笑顔だった。「だよな!」

このシーンもめちゃくちゃいい。
小説として現時点で完璧なんですけど世界じゅうにより広くこの名作エピソードが知られてほしいので何の脈絡もなく単行本1巻くらいの短期連載という形でWEB漫画サイトとかでコミカライズ連載が唐突に始まって百合界隈をザワッと収穫期の麦畑の黄金みたいに騒がせてほしいのですがどうにかなりませんか?!???

ドドブナの裸の背中にはマグロツェッペリンにまたがるバニーオイランが刺青されている。それをジャージ姿の手下二名が沈痛な顔で見ている。

そりゃ沈痛な顔にもなる。私もなる。上役がこんな入れ墨してたらお先まっくら人生終わりじゃん。越えたくない男の背中No.1だよ。

しかも無惨様みたいなパワハラ詰めタイプのヤクザだったのでダメ。
この野郎。

女子高生に上等されるなど言語道断のヤクザ不覚悟

知らない単語出てきた。ヤクザと士道を置換するんじゃないよ。

ゆえにヤクザIRCに情報共有する事は禁物、この段階までで堰き止め、禍根を断つ必要があった。

だからあ!(机バーン!) なんでもヤクザとつければ説明になるわけじゃなくてさあ!(地団駄)

ハウリンウルフ・ヤクザクランは古参のヤクザクラン。日本政府があった時代はもっと「デカいツラ」が出来ていた。いち早く重サイバネ強化に手を染め、暴力で勢力を拡大してきた。(略)「エメツ」だ。得体のしれぬ新テクノロジーにクランは乗り遅れた。

当時としては最先端だった技術を導入し、他を圧倒したまではよかったのでしょう。ですが、彼らはあくまで「当時の最先端」でしかなかった重サイバネに誇りを持ってしまい、固執した。それゆえエメツ登場後に圧倒的に出遅れてしまった……ってことですか。古参組織あるあるでつらい。

今でもWindows98を使ってる会社みたいな……そういう感じでしょうか。当然iOsなんて使ったことないし、Microsoft365が何かもわからないみたいな…

つらい。

リンホさんの行動、すべてにおいて素早く決断的すぎて痺れます。読者の期待を裏切らず、猛スピードで予想をぶっちぎってくる!

緑のレインコート姿のリンホは、片手に銃、片手にカタナを持ち、歯を剥いて笑った。「よォし、やってやンよ!」

ここめっちゃ好き!!

◇◇

 ♯3

復讐は加速する。ハウンリンウルフ・ヤクザクランは度重なる奇襲によって、土台から崩れ始めていた。だが戦いを重ねるごとに、一介の女子高生であるリンホの肉体も深く傷ついていくのだった……

「追い殺したる……今はできねえけど……アバッ!」喉から刃が飛び出す。
「ずっとデキネーヨ」後ろから食らわせた刺突。カタナの切っ先をリンホが引き抜くと、ヤクザは口をパクパクさせて崩れ、死んだ。

リンホさんかっけ~~~……(ずっとこの感想になる)

「ちょっと! やめなよ……リンホ=サン……!」「ア? なんだよモニコ」

リンホ→モニコが呼び捨てになってる!(関係性の変化!)
リンホさんは右腕に続き、左目がサイバネアイに。

「そんな喋ったら絶対よくない」「何が?」「足がつくッていうか」「何で。あいつらヤクザと関係ねえし」

リンホさん、ずっと決断的ですごいんですけど、自分のやってることを隠す気がないっぽいところ、危うい。正確には隠した方がいいことは理解しているけど、神経質なモニコに比べるとだいぶ無頓着……という印象です。このあたりも初期マスラダくんに似てるね。

大事なものに手を出されるまで、必要性を痛感できなさそうなとこが。一度痛い目を見ないと学習できない動物的なタイプかも。犬や猫も、知能は高いけれど、一度やらかして叱られるまでやっちゃいけないことを学べないじゃないですか。そんな感じがする。
一方で、不確実な未来に思考リソースを使うことなく、ひたすら目的にまっすぐだからこそ放てている輝きと強さがあるんだろうな~とも思います。

「ウハハ、モニコお前、賞金かかってないッてよ! 良かったな」「あ、当たり前だよ! 見ないでよ」

(リンホさんのはファッションサイバネじゃないのでしょうが、それにしても)目の前の人物情報がサクッとわかるのすごいですね!? サイバネアイってみんなこうなの? ミハル・オプティ社のMT-4900G/Lがプロ仕様なだけ?

と、ここまで書いたところで思い出したのが年末年始ピザ屋バイトのプロフェッショナル、エラボレイトさんなのですが…彼もサイバネアイでしたよね。同じやつ使ってるのかな。

ちょっと読み返してみよう……ふむふむ?

エラボレイトはUCA出身のニンジャであり……油断ならぬ凶悪犯罪者であった。電子犯罪ゆえに故郷を捨てたのだ。(略)ネオサイタマ。欲望とケオスの都。サイバネティクスと犯罪の切っ先。UCAから逃げた彼だが、むしろ多彩な可能性に飛び込んだとも言える。

デス・アウェイツ・ピザ・タキ

エラボレイトさんってUCA出身なんだ!?
なるほど、なるほどね。ネオサイタマのシンデレラ治安時計には不慣れなお人だったんですね。UCAといえばアルカナム社も本社はそちらでしたよね。で、ネオサイタマ支社も最近拡大されたばかりだとか。

 アルカナム・コンプレックス。北米大陸東海岸ワシントンおよびノーフォーク周辺に、本社要塞と拠点都市を持つ暗黒メガコーポであり、北米の企業同盟「UCA」の一員である。UCAは先日までニンジャキングの圧政国家「ネザーキョウ」と交戦状態にあった為、ネオサイタマ支社は申し訳程度のものだった。

S5第1話【ステップス・オン・ザ・グリッチ

ネオサイタマの暗黒メガコーポとしては異常にセキュリティのガバいアルカナム社……
油断ならぬプロの電子犯罪者なのに年末ピザ屋バイトする羽目になったエラボレイトさん……

繋がってしまったな、真実が

これは推測ですが……UCAって…ネオサイタマ比でかなり治安がいいのでは? だからUCA出身者がネオサイタマの洗礼をうけちゃうのでは?

アルカナムもネオサイタマみたいに終わってる治安に慣れていないだけだったのかも! 屋上にニンジャが侵入してスパイ踊りするとか常識で考えつくわけがないしそんなこと考えてる方が異常者でしょって言われたら反論できない。思い返せばシーズン4ではベルリン出身のサロウさんも、ロンドン出身のマーくんもネオサイタマのヤバさにドン引きしてましたからね。ありえる。

閑話休題。

リンホの隣に立ちたくて過激な恰好までしちゃうモニコさん、「堕ち」の才能がある。リンホが一緒にやろうと誘ったらメイド服も逆バニーもしてくれそう(リンホはそんなこと言わない)(はい)

情報屋のネットワークにアクセスし、油断なく、プロらしく振る舞い、ヤクザマネーと引き換えに手に入れた情報だ。

文面と裏腹に危うさしか感じない~。タキさんの目にどう見えてるか気になる。見え見えの素人JK丸出しの情報収集だったんじゃないですか?

リンホは最初の「殺し」の時に、真っ先に学んだ。ヤクザは脅すのが仕事で、生きるか死ぬかのやり合いは、また別の慣れの話なのだと。

わかりりょく! 
なんかちょこちょこ似ているところがあって、別人だと分かっていてもマスラダくんを重ねて見てしまいます。決断力と行動力と理解力の鬼、黒髪の若き復讐者…

右腕、左眼に続いて、次は両足首がサイバネ化。
どんどん戻れなくなっている。

「リンホ! 聞いてよ」

そしてついにモニコ→リンホが呼び捨てに。
呼び方で関係性の変化がわかるのいいですよね。
破滅に近づくごとに互いの手が強く結び合わさっていくの、胸がぎゅーっとなる。たまらん。

「……わたしは、部外者だから、不満とか」
「ん?」リンホは微笑み、モニコを見た。

ここさあ~~~~ここ………ねえ!! 言葉にできない!!! 

感謝してるよモニコ。役に立ってる。アタシは当然、当初は一人でやってくつもりだったんだ。……なんでお前、ついて来ンの?」

マスラダくん。
みてる?

10代の少女に負けてどうするんですか?

ちょっとマスラダくん座ってほしい。

感謝してるよモニコ。役に立ってる。

これ。
あなたがタキさんに言わなきゃいけないのは、これ!
わかる!? コトブキちゃんには訊いたことありますよね「何でおれについてくるんだ」って。タキの病状を知り、思わず動揺してコトブキちゃんにこんなこと訊いちゃうマスラダは無限に味がする。

「タキはともかく、お前は何故ついて来る」彼は尋ねた。
他者への関心が希薄な彼ですら、確かめずにはいられぬ疑問だった。

S1-11【ウィア・スラッツ、チープ・プロダクツ、イン・サム・ニンジャズ・ノートブック

コトブキちゃんは敏い子だから、マスラダの気持ちを汲み取って、かつ自分自身の理由について真正面から話して、マスラダも納得したからとやかく言わなくなった。コトブキちゃんはお礼を言ってほしくて一緒にいるんじゃなくて、自分がやりたいからそうしてる。マスラダもその気持ちを受け取った。Win-Win。健全な好意が循環する、前向きな信頼関係。いいね。

ところでタキにも何か言うことありません?

こっち向け!!!マスラダ!!!!!!!!!

閑話休題2。
脱線が長い。すみません。

「だからわたし、リンホと一緒に頑張れて、嬉しいんだ、今……」「復讐をか? イカれてんな!」

一緒にいたい理由、確かめ合った友情。本当にいいシーンです。すごくいい。たとえ無自覚に破滅へと手を繋いでいくだけなのだとしても。

人生経験がないゆえに未来を見通せないある種の盲目さ、よりよい明日へのカラッとした信仰めいたもの。「若さ」の描き方が天才すぎるんですよね。

何の根拠もないのに楽観的でいられる力、良くも悪くも、世界は自分の予想通りの何かを用意して待っていてくれてると信じられる生命力。それこそが年老いた者には持ちえない「力」なのだけれど、同時に危うさでもあって…その描き方がとても良いです。

最近だと、コミカライズ版「チー付与」の半グレもそうですね。

チー付与面白すぎるのでおすすめ。

一方、女子高生に顔を潰されにっちもさっちもいかなくなったハウンリンウルフ・ヤクザクランのトジカタ親分は秘密裏に暗殺組織『黒九』を訊ねていたのでした。

本人たちが明るくあっけらかんとしているのに、確実に人生が詰みに向かっている少女たちを見るの怖さとつらさと興奮がすべてあり、呻くばかりです。

長くなってきたので、一度ここで区切ります。
後半もあまり間を開けずに書きたいですね。
ではでは、また後半の感想記事でお会いいたしましょう!

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次の感想はこちら。


楽しいことに使ったり楽しいお話を読んだり書いたり、作業のおともの飲食代にしたり、おすすめ作品を鑑賞するのに使わせていただきます。