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マーケティング発想源 〜経営と商売のヒント〜

日本一のメルマガを決める「まぐまぐ大賞」にて5年連続でビジネス部門第1位を獲得した経営者向けビジネスメディア『ビジネス発想源』シリーズに、さらに高度なnote版が登場! 世の中… もっと読む
「まぐまぐ大賞」で5年連続ビジネス部門第1位を獲得した『ビジネス発想源』シリーズに、フラッグシップ… もっと詳しく
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2017年11月の記事一覧

168:波風を立てないまま沈没するより、あえて波風を立てて針路を正す。 [TRs-Select]

一人の中途採用の幹部が提出した複数の計画書に対して、生え抜きの取締役たちは全てに対して徹底的にダメ出しをしたが、実はその計画書は彼らの無能さを完全に露呈することになるワケありの文書だった! 会社はチーム戦なので、「波風を立てる」というとチームワークを乱してしまう愚かなことだと思われがちですが、ビジネスの現場ではそのようなことはありません。 順風満帆と思って従来通りの仕事をしている人は、新しい問題にも対応できず変化していく現場も全く把握しきれていません。そういう人に対して危

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167:見捨てていたはずの事業や技術が、自社の将来の道を助けてくれる。 [TRs-Select]

確かな技術を持つ伝統工芸会社が時代の変化と共に洋風商品へと転換し、一時的に成功を収めるも中国製の安価商品に押されて資金繰りに悪化した時、奇跡の復活をもたらしてくれたのは、一度は捨てた伝統工芸技術商品だった! 時代はどんどん変化していくので、会社もどんどん変化していかなければなりません。そのために切り捨てていくもの、撤退していくもの、忘れられていくものがいろいろとあります。 そして時代を経ていくと、自分たちの将来を作ってくれるのは過去に切り捨てたはずの事業や技術であるケース

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歴史本05:歴史上の人物たちを甘いお話から見てみると [歴史本の棚]

歴史こそ、史上最大の財産! 人類が長きにわたって紡いできた歴史そのものこそ、今に生きる私たちが学ぶべきことができる最も大きな参考資料です。 過去の大勢の人が必死に考え、真剣に実行してきたこと、そして成功し、失敗してきたこと、それらの経験を学べる位置に、私たちはいます。 国家経営、流通貿易、芸術創作などあらゆる歴史は、現代の経営者やクリエイターたちにたくさんのことを教えてくれます。 「歴史本の棚」は、大の読書嫌いの主宰・弘中勝でも読むことができた歴史本の中から、皆さんに

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166:小さな効果しか出なくても、納得が行くまでとことん真剣に取り組んでみる。 [TRs-Select]

当初は子どもたちから逃げられるほどのクオリティの低さだったゆるキャラの着ぐるみが、県庁職員たちの諦めずにとことん取り組む姿勢によって、全国屈指の人気を誇るキャラクターへと変貌して大きな経済効果を生んだ! 今はテストマーケティングも使い捨ての時代。思ったほどの効果ではなかったり失敗に終わったりすると、あっさりと切り捨てて「じゃあ次のやつを行こう」と乗り換えてしまいます。 効果が薄くても、失敗しても、何か引っかかるものがあったり納得がいかないことがあったりしたら、それを突き詰

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[Pro's Bookshelf] 08:塗料商社・豊田さんの一冊

プロフェッショナルたちは、どんな本を読んでいるのか? 各業界の第一線で活躍されている方々に愛読書を紹介していただく「Pro's Bookshelf 〜プロの本棚〜」のコーナー。 今回は、2017年10月に募集した、第3回「『トップリーダーズ』オススメ選書権」にご応募下さった皆さまの推薦選書から、入賞の方のオススメ本をご紹介します。 今回のテーマは「マンガ」であり、皆さんからたくさんのマンガをご推薦いただきました。厳正な選考の結果、第3回「オススメ選書権」の入賞者の方は複

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165:先を行くライバルたちを羨んだり焦りを感じたりせず、遠回りでも着実に経験を積む。 [TRs-Select]

同じ料亭の中で同期が料理人として頭角を表す一方、接客や支配人などを任され料理から遠ざかることに焦りを覚えた料理人は、独立後にその遠回りの経験をバネにミシュランの星を獲得し、同じく星を獲得した同期とともにお互いの苦労が報われたことを分かち合った! 同世代の人間や同期入社の人などが、次々に活躍しているのを見ると、それと比較して今の自分は不甲斐ないと落ち込んでしまい、なんとかしなければならないと焦ってしまう人が多くいます。 しかし、そんなライバルたちに目を向けるのではなく、目の

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164:儲からない仕組みの脱却のために、プライシングには十分な信念を持つ。 [TRs-Select]

日本屈指の売上を叩き出すようになった農産物直売所が、全く売れない時代から脱却した最大の要因は、野菜に一番詳しく愛着のあるはずの農家の方々を売り場に立たせることを「やめさせた」ことだった! 作っても作っても儲からない、働いても働いても儲からない、という時には売れない原因はどこにあるのでしょうか。 忙しい全く儲からないという時には、本当は儲かるはずなのになぜか作っても働いても儲からないような仕組みになっていないでしょうか。 「儲かる仕組みを作る」には、必要な第一歩があります

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163:長く良い仕事をしていくためには、上層部に媚びるより現場の人間と手を取る。 [TRs-Select]

一大ブームを巻き起こした芸能事務所を率いる社長は、落ち目になっていく原因を深く理解し、所属タレントたちに現場における重要な意識の持ち方を徹底的に指導していた! 地位の高い人間にはへーこら媚を売りまくるのに、現場の人間たちのことは見下しているような担当者を多く見ます。 しかし、現場を動かしているのは上層部ではなく現場の人間であり、次も一緒に仕事をしたい、次も一緒に何かを創りたいという情熱を一緒に燃やしてくれるのは、現場の人間です。 現場の人間を見下す人に、長く利益を出す能

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162:遠隔地からの誘客に力を入れるよりも、近隣の人を圧倒的に喜ばせる。 [TRs-Select]

あまりに問題点が多すぎてお粗末だった大手コンサルタント会社による地方の小都市の観光市場新設のプランを全て破棄し、全く異なるコンセプトのものを一から計画してオープンしたら、全国のトップクラスの売上を出し全国にそのビジネスモデルが波及するほどの人気施設になった! 事業がうまくいかないと、遠隔地からの誘客に力を入れたり海外に活路を求めたりするようになります。しかし、近隣の皆さんに支持されないビジネスが果たして遠隔地の人に理解される可能性はどれだけあるでしょうか。 周囲の皆さんに

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161:「よく知らないこと」の存在を認めて果敢に挑戦する姿勢が、信頼を生む。 [TRs-Select]

研究に使用された外国の製品が片っ端から壊れていく中、日本の地方の企業の製品だけが全く壊れず、世界のノーベル受賞者たちに愛用され、世界的に注目が集まり圧倒的シェアを誇る企業へと成長した! その分野のプロになれば「なんでもよく知っている」という姿勢がビジネスの価値になりそうな気がしますが、よく知っていることを誇るよりも「知らないことに挑戦する姿勢」のほうが、後に圧倒的に大きな可能性を生み出します。 自分が精通していると思っている分野でも、実は知らないことだらけ。知らないことを

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漫画12:この漫画に学ぶ「自分の業界を客観的に見る視点」 [漫画発想源]

「まぐまぐ大賞2016」のビジネス部門を受賞した、経営者・マーケティング担当者向けメールマガジン『ビジネス発想源 Special』には、漫画から経営や企画のヒントを見つけるという趣旨の、「漫画発想源」という不定期連載のコンテンツがあります。 学びと実践のために漫画を読むというのもまた一つの「読書」である!と考えて、この「漫画発想源」を『トップリーダーズ』でも転載していきます。 いろいろな漫画の中から見えてくる、効果的な会社経営のやり方や、PR力を持つ企画の発想などなど。あな

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160:お客様からかき集めた要望は、吟味するよりも先にまず実行する。[TRs-Select]

借入金利だけでも5億を超え倒産寸前だったスーパーマーケットが、お客様からの要望に対して採算や手間などを考えずに即実行することを続けていたら、20年連続で増収を続けて売上高700億を突破する会社へと成長した! 「お客様の声を聞く」ことが大事だと思っている経営者が多いですが、そうではありません。「お客様の声を聞いてすぐ実行する」かどうかが大事なのです。 すぐ実行しないような姿勢だと、お客様は「どうせ要望を言っても都合のいいものしか取り合ってくれない」と、心を開いてくれなくなる

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159:「こんな値段では売れるわけがない」というのは、旧来の常識による思い込み。[TRs-Select]

原価割れで提供していたサイドメニューのお菓子が大人気となり、原材料の品質やパッケージも最高のものに見直して何倍もの値段でメイン商品としたところ、クチコミでその品質が知られていき、やがて日本一の称号を手に入れた! 「これからの時代は高級志向」「これからの時代はブランド志向」などといろいろなビジネス本やセミナーなどでは伝えていますが、多くの人は頭では理解できても実行がなかなかできません。 「そんな値段では売れない」「そこまでしたらお客さんが離れてしまう」といった従来の常識がま

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158:大ヒット商品を因数分解してみると、大ヒットの要因は極めてシンプル。[TRs-Select]

これまでにミリオンセラーを記録した大ヒット歌謡曲を分析してその法則を導き出し、その理論通りのコード進行で曲を作ってお笑い芸人が歌ってCDを出したら、やっぱりヒットした! いろいろな発想をこねくり回して、変化やインパクトをいろいろと加えていっても、なかなかヒットには至らないものです。しかし、大きなヒットを果たすものには実は変化球よりも、思いっきり単純な法則に則ってできているものが多いのが現実です。 多くのヒット商品を因数分解してみると、共通する要素は意外にシンプルだったりし

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