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【海外生活】炊飯器なくても、圧力鍋でご飯が炊ける

最近興味出てきていることですが自炊です。わたしにとっての自炊ブームは何も今始まったことではなくって、もう何年も前にそのブームが来ていたんです。そしてブームが過ぎて、また再びブームがやってきている。それだけ。

多分、日本にずーっといたら、やることはなかったなぁって思います。だって、やらなくても生きていけるのが大体わかっているから。

大体というのがポイントです。

日本人ですからコメ食ってなんぼのところがありますが、それが日本だと本当にお手軽に食べられる。一方、海外に出ると、コメを手軽に簡単に食べられる環境なんて、存在しないんです。

コメ食べたければ、自分でつくるか、レストラン探してコメ食べさせてくれるところに行くしかない。

これほど不自由なことはありませんね。

そんな完全アウエーの状態ですが、やりようによっては、問題なくそしておいしく炊くことができます。

今回は必要最低限の道具と材料で美味しくご飯を炊く方法について書いていきたいと思います。

海外で美味しくご飯を炊く方法〜炊飯器じゃなくて圧力鍋で炊く!


え?炊飯器じゃないの?って思われるかも知れませんが、ここはアウエー。日本製の炊飯器、電気屋を探せばたまに見つかるそうですが、なかなか手に入れるのが難しいそうです。そもそも不肖モンベリスト、そんな文明の利器は使いません。

孫子曰く、備品は現地調達で賄えという格言もあります。

炊飯器のない状態で、日本を出てきたため、手持ちの炊飯器はありません。導入するとなったら、こちらで炊飯器を探す必要があります。

炊飯器って結構高いですから、ちょっと手を出しにくい白物(代物)でもあります。

なので、わたしは炊飯器の代わりに、圧力鍋を使います。これなら現地調達も容易ですしね。圧力鍋はドイツで超有名なキッチン用品を扱うメーカー、WMF製のパーフェクトプラス圧力鍋です。

使い勝手もさることながら、デザインも良く、そして何より調理しやすいという評判のメーカーのものです。サイズはミニマリストだけに、一番小さいものを選びました。

これなら、うまくやれそうですね。

圧力鍋の他に用意したものは、コメと使い捨てのコップです。

ここドイツでもコメ、ライスは手に入ります。日本食が人気というよりは、タイやインドなどのカレー用にライスがあると考えた方が自然です。

地元のスーパーに行くと、日本のライスは置いてないですが、そっち系のライスが結構種類豊富に売られているんですね。今まで知りませんでした。

もちろん、行くところに行くと、日本のコメを扱っているスーパーとかもあるそうなので、地産地消がモットーとするなら、そこからは買いません。よっぽどのことがない限り。

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ということで購入したのは上の写真のお米。書いてある言語はサッパリ分かりませんが、お米の形を見て日本米に近そうなものをチョイスしました。

後から知ったのですが、こちらのお米はミルク粥用のライスとのこと。知らなかったなぁ、って調べる気もありませんでした。


まぁ、何用とかどこ産とか、あまり気にしてはいません。こだわるのはそこじゃないんです。この完全アウエーの状態で、道具も満足に揃わない状況で、うまくご飯が炊けるのか?

興味はそこにしかありませんからね。

後、用意したものは、プラスチック製使い捨てコップです。これは、わたしが買ったものではなく、前に住んでいた人のご好意?(ただ不要だったからだと思いますが)でいただいたものです。

この3つを使って、ご飯を炊いていくのです。

海外で美味しくご飯を炊く方法〜コメを研ぐ

それでは、具体的に圧力鍋を使ってご飯を炊いていく工程を解説していきますね。

ご飯を炊く場合に重要なのは、コメの分量と水の量です。

この分量を間違えると、芯が残るカチカチのご飯になったり、おかゆのようになってしまいます。だから分量をはかるのは少し慎重になるところです。

ところがわたくし、お米の分量をはかる道具を持っていません。1合がどれだけの米必要なのかも、量り取る手段が無いのです。

これは困った。

と思ったんですが、そこは適当に。身近にあったプラスチック製の使い捨てコップを使って計量していくことにします。


コメを軽量中。これが一合分なのかはサッパリわからない
上の写真のように、すり切り一杯分をミルク粥の米袋からコメを導入していきます。

次にやるのは、コメ研ぎです。

コメを研ぐためには、ボウルとザルがあった方が楽です。

原始的ですが水張って、かき混ぜて、水だけ捨てる。3〜4回ほどやれば十分です。

海外で美味しくご飯を炊く方法〜水の分量を計り取る


次なる課題は、水の分量を計る。コレです。炊飯器にはついている、水加減のライン。

そうそう、何合炊くときにどこまで水を入れればいいのか?大概の炊飯器にはそれが書いてありますよね。側面に。これでわかる。

しかし、WMF製のパーフェクトプラス圧力鍋には、そのような目盛なにもないんですよね。

コメを炊くための専用道具じゃないですからね。

分量がわからないんだったら、適当にやるしかない。コップの大きさは決まってるので、これを利用します。

今回の炊飯では、コメ1カップに対して水も1カップにしました。

で、コメと水を圧力鍋に投入した様子がこちらです。


コメよりも、水の方がちょっと多い感じです。調子に乗ってもう一杯とかやらないでよかったのです。

なんとなく、毎日ご飯を炊いていると、目分量で水の量はこれくらいとわかってくるものです。まだその境地に達してはいないのですが、似たようなことはできる。

それでは、次はいよいよ圧力鍋を使ってご飯を炊いていきます。

海外で美味しくご飯を炊く方法〜圧力鍋の使い方

さて、圧力鍋を使ってご飯を炊いていくのですが、実際どのようにやったのか?設定というか、手順をここで書きますね。

・圧力鍋に圧がかかるまで加熱し続ける(5分くらい)

・圧がMAXまでかかりきるのを確認したら、火を止める

・圧力鍋から圧が抜けるまで、放置(15分くらい)

・圧が抜けたら蓋を外して出来上がり

いかがですか?たったこれだけです。火にかけて圧をかけて抜く。ただそれだけです。

日本のと比べても特に遜色なくできているようです。問題なのはそのお味?一体どうなのでしょうか?

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その日はちょうど、カレーが食べたいということで、カレーとご飯を合わせてみました。


見た目も、ちゃんとそれっぽくカレーライスになっています。

味については大成功。日本のご飯に近い食感でした。


まとめ

完全アウエーの中、日本で作るのと遜色のないご飯を作りたい、そんな思いで炊飯にチャレンジしてみました。

炊飯器はないので、圧力鍋で炊くという方法でやりましたが、結果は大成功!全く問題のないものが出来上がりました。

結論として、異国の地でも、創意と工夫があればご飯も炊けるということが分かりました。

ものは増やしたくないけど、ご飯は食べたい。まずは圧力鍋、試してみてはいかがでしょうか?

それでは、また!

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