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鈴(すず)Ⓓ

鉢かづき姫

は僧侶が托鉢で持つ器(うつわ)に始まったそうで、それが一般に広まりだして多用途化していったそうです。頭のことをお鉢とも言いますね。大阪府寝屋川市ではマンホールの蓋にデザインされています。下の画像は『三草紙絵巻』の鉢かづき姫(wikipedia)

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(あらすじ)お鉢は娘の幸せを祈りながら亡くなった母親からの贈り物。ところが誰もがそのお鉢を気味悪がって、娘は悲しさ・辛さから川へ身投げした。だけど大きなお鉢のお陰で助かった。誰もが気味悪がる姫を助けた青年は娘を嫁にしたいと願った。

それにしても青年は娘のドコに惹かれたのか私には分りませんが、容姿でなければ心根⋯ですかね?大きなお鉢のなかには溢れんばかりの優しさ・賢さなどの財(たから)が詰まっていて、それで夫婦なかよく末永く幸せに暮したそうです。それが鉢かづき姫。

鈴にナンの繫がりがあるんやと想われるかも知れませんね。容姿でなくて心根の佳さに惹かれた青年がお話の主人公でしょうか?それともやっぱり鉢かづき姫が主人公?あるいは大きなお鉢を娘に贈った母の慈愛の深さがあって生れた愛の物語りにも思えます。

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