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Day16 「ガソリン車ゼロの世界」

おはようございます。
話し方って大事だなぁ。wilowです。

皆さんからいただいた質問やコメントにお答えする企画は今日でラストです。明日からはまた新しい試みにトライしてみたいと思います。
それでは、今回のお題にいきましょう!

ガソリン車ゼロの世界

shotaさん、ありがとうございます。

自分があまり考えてこなかったテーマですので、まずは、少し言葉や世の中の流れを整理しますね。

昨年10月、菅義偉首相の所信表明演説で「2050年カーボンニュートラル宣言」が掲げられました。温室効果ガス(CO2、メタン、N2O、フロンガス)の排出を実質ゼロにするということです。
温室効果ガスの排出削減に加えて、吸収や除去が必要とされていて、後者の例として、植林やネガティブエミッション技術*の利用などがあるそうです。

*CCS carbon dioxide capture & storage(CO2を回収し、地中深くに貯留する技術)など、大気中からCO2を取り除く技術のこと。油田に残った原油を圧力で押し出すことで石油の増産にもつなげるCCUSという技術もある。

では、この菅首相の宣言はどのような経緯でなされたのでしょうか。

気候変動問題に対する国際的な枠組みとして、2015年に定められた《パリ協定》というものがあります。1997年の京都議定書の後継となるもので、"低炭素"から"脱炭素"へ変更されたこと、中国やインドなどの途上国も対象となっていることが大きな特徴です。具体的な内容としては、以下が示されています。

平均気温上昇を、産業革命以前と比較して、
・2℃より十分低く保つ(2℃目標)
・1.5℃に抑える努力を追求(努力目標)

その上で、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、「努力目標を達成するには、2050年までのカーボンニュートラルが必要である」という見解を述べています。

パリ協定の目標を達成するために、日本としても、かなり野心的な宣言を出したということでしょうか。

そして、カーボンニュートラルに伴って《グリーン成長戦略》という14の戦略が策定されており、その一つが、自動車・蓄電池産業となっています。
具体的には、“2030年代半ばまでに、乗用車新車販売で【電動車】100%を実現”とのことです。

なるほど、これが"ガソリン車ゼロの世界"か!笑

ちなみに【電動車】には、電気自動車(EV)だけでなく、燃料電池車(FCV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車(HV)も含まれています。
アメリカ、イギリス、フランスなどの多くの国では、PHVとHVも含めて2030〜 2040年に販売が禁止されるそうです。

《willowのおもったこと》
⚫︎ こんなすごい目標あったんや!
⚫︎ 電動車 / 電気自動車への切り替えはいけそう!
⚫︎ カーボンニュートラルを実現しながら電力を得るのは難しそう!
:発電に占める火力発電の割合が高いはずだし、新たに原子力発電を導入するには時間がかかるような…。

社会問題と真剣に向き合っている shotaさん、そして今日も読みに来てくれたあなた。私たちの今日が、明るい未来に繋がっていくといいですね。

さあ、明日からは新企画です。お楽しみに〜

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