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それ、幻想かもよ!

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本当の自分とか幸せとか、そういうのって全部幻想かもしれないよ。
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2017年6月の記事一覧

孤独に死ぬより、「孤立のまま生きる」方が地獄である。

孤独に死ぬより、「孤立のまま生きる」方が地獄である。

日本の高齢化社会については、いつも問題視されますね。それは事実だし、異論もないのですが、よくよく数字を冷静に見てほしいんです。

国立社会保障・人口問題研究所が2012年に出した配偶関係別人口推計によれば、高齢者人口3740万人に対して、独身者人口は4800万人!

なんと、高齢者より独身者の方が多い国になるんですよ。

まさに「ソロの国・ニッポン」。

こっちの方が問題じゃね?って気もするんだ

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NMB48須藤凜々花の結婚発表で騒然となったようなオタクが江戸時代にもいたお話。

NMB48須藤凜々花の結婚発表で騒然となったようなオタクが江戸時代にもいたお話。

江戸時代というとすぐ「暴れん坊将軍」とか「遠山の金さん」とか「桃太郎侍」などを思い浮かべる人が多いと思います。しようがないですね。時代劇といえば、大体「お侍さん」のお話なんですから。

日本人なのに、意外に知らないのが、「江戸時代の町人」のこと。

知ってました?江戸時代の江戸も男余りだったこと。江戸では男性の数が女性の倍以上いました。男の有配偶率も50%程度で独身男が多かったんです。これらは歴史

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30歳過ぎて独身は負け組底辺っていうけど、もはや過半数。選挙でいったら独身の方が勝ち!

30歳過ぎて独身は負け組底辺っていうけど、もはや過半数。選挙でいったら独身の方が勝ち!

「負け組底辺だから独身でいいよ!」 30超えて独り身の男性は果たして惨めなのか?という記事というか愚痴を見つけた。かなり拡散されているらしく、ツイッターのタイムラインにも流れてきました。

要するに、「30過ぎても結婚ができず、子供もいない人生を歩むのは負け犬なのか?」というよく言われる話です。その中にある「負け組底辺だから独身でいいよ」という自虐コメントがタイトルになっていねわけですね。

負け

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多様性の時代とは、違う価値観を持つ人たちがいる社会ではなく、一人の中の多様性が認められる時代なのだ。

多様性の時代とは、違う価値観を持つ人たちがいる社会ではなく、一人の中の多様性が認められる時代なのだ。

臨済宗建長寺派「林香寺」の住職でありながら、精神科医でもある川野泰周さんとの対談記事(後編)が公開されました!

FOR2035来るソロ社会の展望を語る – vol.3後編 / ゲスト:僧侶・精神科医 川野泰周さん ソロ社会に必要なのは、語らいと自分を愛する体験

前編では、未来のソロ社会において必要なのは、「セルフコンパッション」と「対話」というお話がなされました。引き続き、後編では、「対話」の

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政府の言う「女性が輝く社会」が進むと、女性の未婚率があがる。

政府の言う「女性が輝く社会」が進むと、女性の未婚率があがる。

昨日公開された東洋経済オンラインの連載「ソロモンの時代」の記事 "女性が直面する「稼ぐほど結婚できない」現実 未婚化は低年収男性だけが原因じゃなかった" は、かなりの反響をいただきました!

タイトルは編集さんが付けたものですが、要するに「政府の言う女性が輝く社会が進むと未婚率があがるぞ!」という話です。

たった1日で、週間ランキング3位にランクイン。月間ランキングでも13位。さらに、その前の記

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「多様性を認めよう」と口では言いながら、いざ多様性を主張すると否定する人たちっているよね。

「多様性を認めよう」と口では言いながら、いざ多様性を主張すると否定する人たちっているよね。

「御祝儀貧乏」という言葉がありました。

かつて、大体みんな20代後半から30代前半にかけて結婚していたので、その頃の6月とか11月は結婚式ラッシュになるんですね。そのたびに、バカにならないのが「ご祝儀」です。加えてお祝いのプレゼント代だったり、二次会三次会の費用。1回や2回ならなんとかなりますが、それが月4回もあったりすると、20代の給料では大変なことになりますよね。

めでたい話ですから、それ

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自己愛とは決してマイナスなものではなく、むしろ自己愛がない人間の方がヤバい。

自己愛とは決してマイナスなものではなく、むしろ自己愛がない人間の方がヤバい。

臨済宗建長寺派「林香寺」の住職でありながら、精神科医でもある川野泰周さんとの対談記事(前編)がアップされました!

「FOR2035」連載対談第三回目です(一回目は経済学の安田洋祐先生、二回目は社会学の水無田気流先生でした)。いつも対談し始めると、予定とは違う話で盛り上がるのですが、今回もみっちりお話してきました。

何が興味深いかというと、単なる禅寺のご住職というだけではなく、現役の精神科医とし

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ひとりで生きることが強さではないし、誰かを頼ることも弱さではない。

ひとりで生きることが強さではないし、誰かを頼ることも弱さではない。

ハフポストのインタビュー記事公開されました!

"「結婚しない人が増えたのは自然なこと」荒川和久さんが指摘す
る「ソロ社会」とは"

ものすご~く長いですが、ものすご~く濃い内容となっています。久しぶりにマーケター的なお話もしていますwww

ぜひお時間ある時にご一読ください!

ハフポストでは、先週から「#だからひとりが好き」という特集シリーズが始まっています。 すでにたくさんの記事があがってい

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120キロまでデブったやつが、たった1キロ減っただけで「死ぬ~!」って言ってるような少子化の話

120キロまでデブったやつが、たった1キロ減っただけで「死ぬ~!」って言ってるような少子化の話

「去年の出生率1.44 出生数初めて100万人下回る」というNHKのニュースをはじめ、今日はこの出生率の話題で。

1人の女性が産む子どもの数の指標となる去年の出生率は1.44となり、前の年よりわずかに低下したことが厚生労働省の調査でわかりました。また、出生数はおよそ97万7000人と初めて100万人を下回って、少子化が進んでいる現状が浮き彫りとなっています。

要するに、「子どもが生まれね~」っ

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幸せに価値なんてない。けれど、多分意味はあると思う。

幸せに価値なんてない。けれど、多分意味はあると思う。

海外には、CHO-チーフ・ハッピネス・オフィサーという役職があるらしい。CHOとは企業文化の中でも特に改善の余地が大きいとされる社員の幸福度に着目し、その向上に努める役職とのこと。

社員が幸福に過ごすことは決して悪いことではない。

高い社員幸福度で業績アップ - 今話題のチーフ・ハッピネス・オフィサーとはという記事で紹介されて、ふむふむと読んだんですが…何点か腑に落ちないところが。

幸福感が

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