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米津玄師で一番好きな曲って何ですか?

「推し(アーティストやバンド)の中で一番”好きな”曲は何ですか?」と訊かれたら、あなたはどう答えるだろうか?

 すべて好きすぎて選べない人も多いだろう。中には未発表の新曲でさえ脊髄反射で「好き!」と叫ぶ信者もいるかもしれない。ストリーミング再生数の多さ=好きな曲とも限らない。大好きな曲は”ながら聴き”ではなく心してじっくり聴きたい人もいるからだ。

 ヒットチャートのように数字的根拠のない自分の感覚だけでベストソングを選んだり、ランク付けするのは極めて困難だし、多分ナンセンスなのだろう。

 にもかかわらず、音楽好きな友達と飲んだりすると「○○の中で一番好きな曲ってなーに?私はねー」みたいな会話がよく出てきて、これがすこぶる楽しい。音楽談義で盛り上がる定番テーマだ。

 藤井風ファンの友人とお互いのベストソングを言い合った時も、私は「優しさ」彼女は「罪の香り」と即答。まあ、彼は例の五輪映画のテーマ曲を含めてもまだ24曲しか発表していないので簡単だったのかもしれない。

米津玄師の100曲からトップ10を選ぶ

 では、100曲の中から理想のライブセトリとか究極のプレイリストとして25曲を選ぼうとするとどうなるか?そして、その中から個人的ベスト10、さらにナンバー1はどの曲になるのか?

 最新リリース曲「LADY」でちょうど100曲目*となった米津玄師でトライしてみた。(*嵐に提供した「カイト」や中田ヤスタカとの共作による「NANIMONO」、著作付録だった「LOVE」を含む)

まずは予選だ。100曲を以下の4つのグループに分ける。

Sランク(大好き)
Aランク(好き)
Bランク(普通)
Cランク(あまり好きじゃない)

もちろん

大々々好き
大々好き
大好き
好き

でも構わないので、とにかく”相対的”に25曲ずつ振り分ける。例え、限りなく大好きに近い曲でも25の定数をオーバーしたら容赦無くランクを落とす。ド暇だったGW中にやったのだが、これがなかなか大変であると同時に楽しい作業だった。

 私の場合はこんな結果となったのだが・・・

Cランク

「嫌いではないがあまり好きじゃない〜全く好みじゃない」までの曲が順不同で含まれている。もちろん曲の評価でもなんでもなくただの好き嫌いだ。

イエロー:カップリング
ピンク:STRAY SHEEP
グリーン:Bramen
レッド:YANKEE
ブルー:Bootleg
ブラウン:他社名義
パープル:アルバム未収録曲
白抜き文字:シングル曲

 こうしてみると、「パプリカ」や「ごめんね 」「Flowerwall」「あたしはゆうれい」「こころにくだもの」のような、どこか可愛らしいテイストの曲がどうやら苦手なようだ。

Bランク

「普通」好きでも嫌いでもない。「いい曲だなぁ」「クオリティ高いなぁ」「みんな大好きだろうなぁ」と思いながらも自分には特に刺さっていない25曲(順不同)

 STRAY SHEEP後にリリースされたシングル表題曲は前出の「M八七」含め、どれも完成度の高い素晴らしい楽曲なのに、個人的にいまいちハマらなかった。おそらくタイアップ先の作品の影響ではないかと思っている。

 意外だったのは米津玄師のラブソングで不動の人気を誇る「アイネクライネ」「Blue Jasmine」「眼福」が上位50以内に入らなかったこと。やっぱり自分は米津玄師に「甘さ」を求めていないんだと再認識。

Aランク

 ここからは文句なしに好きな曲。グッとくる曲、アガる曲、痺れる曲ばかり。

順不同

 なかなかのクセつよ曲ばかりのラインナップだが、代表的ヒット曲「Lemon」「馬と鹿」「感電」「Loser」「KICK BACK」をSランクから泣く泣く落とさざるを得なかったくらいだから、Sランクは我ながら惚れ惚れするくらいの変態っぷり?

Sランク

 多くの人が納得いかないだろうが、何度聴いても飽きない。聴けば聴くほど中毒が重症化するドラッグ級のトップ25は以下の通りだ。(順不同)

順不同

 どうでしょう?同じっていう方いらっしゃいます?いないだろうな…

というわけで、上記から最も好きな順に並べた個人的トップ10は以下の通り。

 カップリング曲が半数を占めるという結果に。タイアップ曲は「海の幽霊」のみだが、それも依頼されたのではなく米津自らがオファーした渾身の作だ。こうしてみると、主題歌やCM曲など第三者要素がない混じりっ気のない米津曲が好みであるということがよくわかる。

 米津玄師に限らず、もし、時間があったら好きなアーティストのパーソナルトップ25とかトップ10 とかをセレクトしてみてはいかがだろうか?自分がそのアーティストに何を求めているのか?あるいは自分の音楽的嗜好性が可視化されるのは、案外おもしろい経験じゃないかと思う。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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