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多様性な食卓へ ベジ餃子の話

Why_? 下北沢はBONUS TRACKという個性的な店舗が連なる新しい商店街のような場所に位置しています。真ん中に共有スペースがあるのでそれぞれ好きなものを買って飲んだり食べたりもできる、新しい時代の地域に開かれた場所です。

昨年は屋外スペースに寒くないようにテントを張ったり、温かいジュースを開発したりしていたら、あっという間に冬が過ぎてしまいましたが、今年はホットメニューに力を入れています。

その第一弾がベジ餃子。とにかく私は餃子が好きです。
どんな世代でもどんな宗教でも食べられるように、もちろんヴィーガン。
ソイミートはLOVEGのソイミートを使っています。
たっぷりの野菜と共に植物性の旨みをこれでもかと入れています。特に試作の過程でしいたけを入れるか入れないかでこんなにも違うのか!とみんなでびっくり。ニラやニンニクを入れず、大人でも子供でも、どんなタイミングでもどんなルーツの人でも楽しんでいただけるような味を目指しました。

ご時世的に気軽に海外へ行けないので、最近よく以前に行った国のことに思いを馳せることが増えたように思います。ネパールに行った時に食べたモモがとても懐かしい味だったなと脳内トリップしながら、あまりエスニックに寄らないように隠し味に皮と餡に少しだけガラムマサラなどを忍ばせています。皮にはビーツ、ケール、小松菜、人参のパルプ(コールドプレスジュースを搾った後に残る繊維や果皮)を混ぜ込んでカラフルな3色に仕上げています。

200811_why_juice_216 のコピー

セイロで餃子と一緒に野菜も蒸してお出ししています。野菜はお店で販売している個性豊かな農家さんから直送で届いたものたち。炭水化物がなくてもお腹にたまるような一皿になっています。もちろんお酒のお供にも。

Why_? で提唱しているのは植物性だけのものを取るということではなく、体に入れるものに意識を向けて、時にジュースでデトックスしたり、時にお肉やお魚を抜いてみては?ということなので、実は美味しい卵やソーセージやチーズも売っています。

あのジョンレノンとオノヨーコもジュースクレンズをしたり、基本菜食主義者だったと言われていますが、家族でピザを食べたりすることもなんて記事を読んだことがあります。
あまり神経質になりすぎずに、どんな人でも菜食を楽しめるような提案をできたらと思っています。

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Why_? 下北沢
所在地:世田谷区代田2-36-12 BONUS TRACK SOHO7
(下北沢駅南西口から徒歩4分)
TEL : 03-6805-5380
営業時間:11:00-19:00 (不定休/短縮営業中)
Instagram: @why_shimokitazawa
和田麻紀子 
2010年から5年、中目黒で世界のお母さんの味と古くから伝わる保存食をテーマに「TORi」というカフェとケータリングのお店を共同経営し、出産を機に閉店。現在は社員食堂でのランチ提供、飲食店や媒体のレシピ開発などをしています。岡本雅恵とフードユニットTORiとしてもワークショップの講師やイベント出店などで活動中。
Instagram:@makicowada_work

餃子については、人・社会・地球にとって、本当に良いモノだけを集めたメディアコマースEthical Choice(エシカル・チョイス)(https://myethicalchoice.com/journal/news/why_shimokitazawa/)でも紹介いただいています。合わせてご覧ください。

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