【過去記事】低学年に教えたいこと

2017年に投稿した内容です。せっかくなので移植しました。


低学年に教えたいこと

①練習前後や試合前後の挨拶

どんなスポーツも、礼に始まり、礼で終わるのが基本だと思います。相手、仲間、指導者、ひいてはグランド、野球の神様?にまで…感謝を伝える姿勢は、大事なことだと思います。

ホワイトソックスでは練習前後の礼はもちろん、OBなどがお手伝いに来てくれた時も、挨拶はしっかり出来るように心がけています。(実際、私が息子と体験練習として初めて伺った際、イイね!と思った記憶があります)

野球は周りとコミュニケーションを綿密にとっていくスポーツです。たまに試合で審判をやってみると気付きますが、強いチームになるほど審判への挨拶がきちんと出来ています。


自分の子供が打席に入る前に、帽子のツバをさわりなら

「お願いします!」

なんて姿を目にすると、親としては最初ちょっぴり感動したりするものです。こういうことはちゃんと教えなきゃね…と。低学年コーチの共通見解です。当方の低学年監督はこのあたりの意識が特に高く、頼もしい限りです。

まぁだんだん高学年になるにつれ、「しゃっす!」「っしたー。」ってなっちゃうんですけど。そんな変化を見るのも楽しみのひとつかもしれません。


②集合!そして話をちゃんと聞く...

高校野球でよく見かけますが、イニングの途中に監督やキャプテン囲んで円陣組んだりしますよね。普段の練習でも「集合~!!」なんつって、ダッシュで集まって脱帽して、コーチやキャプテンの話を聞く…。野球に携わったことない方でも、想像つくシーンじゃないでしょうか。他のスポーツよりも印象的かと、個人的には思います。

軍隊の名残だとか、時代にあってるの?だとか・・・色々な意見があるようですが、変テコな解釈さえしなければ、とてもいい風習だと思うんです。社会に出ても、リーダーの指示を仰いだり、みんなで意思統一して士気を高めたり…やってることはそんな変わらないハズです。

で、低学年の子供たち…。

まず話を聞かないし。 集中がもたないので、聞く姿勢を保てない。
たまに聞いてるなぁと思ったら、自分の言いたいことが出来た瞬間、話を遮って喋り出す…。学校の先生は日々ホント大変ですよね。自分の時はどうだったのかな。まぁ、きっとこんなもんだったんでしょうけど。

という事で、ホワイトソックス低学年では各練習の度に集合させて、聞く態度を徹底させます。意識的にやっています。ひとつの練習を終える度に整列させて、グランドに礼させてるのもその一環です。

偉いもんで、年次が上がるとだんだんしっかりしてきます。話をちゃんと聞けることも、能力のひとつ。てか、人生に必要なのはまずそれやろ…と。地道な指導がどこかで花開くことを願って、コーチ一同粘り強くやっています。。。

疲れますけどね。


(2017年11月投稿)