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お節料理の鉄則(上)

ーデパートで買うに限る

お節料理は楽しい。重箱に入った一品一品を"お品書き"と照らし合わせながら食べていき、味付けなどについてあーだこーだと夫婦で言いながら食べるのは、なかなかどうして盛り上がる。もっとも、夫婦揃って食卓で"料理評論家"として振る舞えるのは、お節を百貨店で購入しているからだ。これまでのように、母親や奥さんが手作りしたものであれば、こうも行かない。コメント即、鉄拳制裁という事態もありえる。

だから、お節料理はデパートで買うに限る。

お節料理2022_001

食道楽

2022年のお節料理は、京都市東山区にある京料理「はり清はりせ」の吉祥来福おせち(一段重)だ。この料理屋は、江戸時代に入って間もない1659年(万治二年)に創業。以来、360有余年、町家に愛されて現在に至っているという。毎年、お節選びは姉に任せているが、いつもそのチョイスに驚かされるばかりだ。よくもまあ、こんな通好みの店を知っているものだ。昨年(21年)は同「たん熊北店」だったか。食道楽が堂に入っている。

来年(23年)のお節料理選びにも期待したい。

(写真〈上から順に〉:『りすの独り言』トップ画像=りす撮影の画像を基にりす作成、京料理「はり清」の吉祥来福おせち〈一段重〉=りす撮影)


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