書評「職場を幸せにするメガネ」アドラーに学ぶ勇気づけとは?

最近私は、職場を良くするにはどうすればいいのかなと考える事があります。そんな時、私が所属する「チームイノベーション」の代表のコーチから一冊の本を紹介されました。

それが、小林嘉男さんの書籍「職場を幸せにするメガネ」という本でした。

今日は、この本に書いてあることを簡単に紹介してみたいと思います。

1.あなたの職場は今、幸せな職場ですか?

こう問われたら、あなたはどう答えますか。

私のすぐ近くの職場環境はとても良く、チームメンバーも助け合い、笑顔も出て、いろいろな相談事が出来る環境です。

でも、ちょっと離れたところの部署はちょっと険悪な雰囲気がたたずんでいたり、一言も話をせずに一日が終わるというところもあります。(別の地区にいる同期から聞いた話ですが)

この本には、以下の様な例が紹介されています。

・一人だけ声の大きい職場
・一日中一言も会話がない職場
・全員がイライラしている職場
・あきらめてしまっている職場

この本では、この様な職場でも変えられると言っています。

その為には、「職場のリーダーが幸せにする」と覚悟を決めて行動する必要があると言っています。

そして、それが実際に行動に移せれば変わるそうです。

2.人間関係について

やはり職場の人間関係が一番大きい要素かなと思います。

私はプロジェクトを円滑に進める為に、もし、言いたい事があれば、最初にやろうと言ってからプロジェクトを始めます。

なにか、のどにひっかかりがある様な感じを持ったメンバーがいると、それが後々まで尾を引いてしまい、そこからプロジェクトが崩壊するという危機感をもっています。

しかし、そういう感覚をもっていないリーダーがいる事も事実です。

特に、優秀な方ほど、そういうような傾向がある気がしています。

そのような方は、自分と同じように仕事をする事を、相手に求めます。

しかし、それほど優秀な方は、もの凄い努力をされてその力を獲得したという事を忘れてしまい、自分はあまり努力をしていない様な錯覚をしてしまい、誰でも、同じように仕事が出来るはずだと思ってしまうのです。

そして、その努力をしていないそのメンバーを、ダメなやつだと決めつけて、責めてしまうのです。

しかし、人はそんなに仕事を素早くばりばり出来る方ばかりではありません。

得て不得手もあります。

数字に強い人、文字が好きな人、話す事が好きな人、聞く事が好きな人、身体を動かすのが好きな人、人はそれぞれです。

仕事というのは、様々です。

様々な仕事を、皆で助け合いながら進めるのがいい職場だと私は思うのです。

3.目的論とは?

この本は、アドラー心理学をベースに書かれています。

アドラー心理学の中に、「目的論」という言葉が出てきます。

これはなにかというと、「本当はどうなりたかったの?」という事なのです。

例えば、子供が帰宅してゲームをしていたとします。

それを見た親御さんは、その事実を見て、「また勉強をしないでさぼっている」と思ってしまうかもしれません。

でも、子供の中には、なにもやる気が出なくて、とりあえず、ゲームをしているという状況かもしれないのです。

その子は、夢中でゲームをしている様にみえますか?
もし夢中でゲームをしているなら、目は輝き、ワクワクする様な顔をしながら、新たな敵との遭遇を楽しみ、または、チームメンバーとの心の絆を確かめながら冒険に挑むなど、ゲームの世界にひたりながら、幸せを感じているのではないでしょうか。

もし、なんとなくゲームをしている様なら、なにか心にひっかかりがあるのかもしれません。それは、友達関係かもしれませんし、勉強についていけず困っているのかもしれません。先生と上手くいっていないのかもしれません。もしかしたら、あなた(親)と上手くやれていないと思っているかもしれません。

なんらかの要因があると考えていいかと思います。

そこに気付ければと思うのです。

もし、やる気のない社員がいたら、そこに、リーダーはいかに気付く事ができるかがこれからのリーダーの役目だとおもうのです。

この本のP98に、「セルフチェック~原因論と目的論を体感しよう」というものが紹介されているので実際にここでやってみたいと思います。

例えば、だれかと喧嘩したとします。昔でもいいです、最近でもいいです。

①喧嘩の原因はなんだったのかを思い出して書いてみて下さい。「相手の言い方が気に入らなかった」「相手が時間に遅れた」「突然文句を言われた」など、なんでも結構です。

②次に、喧嘩をして得たかった「目的」はなんだったのかを思い出して書いてみて下さい。もし、あなたが喧嘩をしかけたのでしたら、何を目的に喧嘩をしかけたのでしょうか?、あなたが喧嘩を売られたのでしたら、相手はなにを目的に喧嘩をしかけてきたのでしょうか?。
「もう少し丁寧にはなしかけて欲しかった」「気持ちよく楽しい時間をすごしたかったのに、それを破られた」など、なんでも結構です。

最後に、①と②を見比べながら考えてみて欲しいのです。

喧嘩をした相手と仲直りをしたいとした場合、原因について話し合う事で仲直り出来るでしょうか?それとも、喧嘩の目的について話し合う方が仲直りできるでしょうか。

まとめ

今日は、小林嘉男さんの書籍「職場を幸せにするメガネ」について、本の一部をご紹介しました。
もし、あなたが、会社の雰囲気を良くしたいと思っているのでしたら、この本は参考になると思います。

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今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。\(^o^)/

私はうつ病を経験した事で、自分の人生が大きく変化しました。

私の体験が誰かの参考になればいいなと思い、このnoteを書き始めました。

今後もさまざまな投稿を行って行きますので、スキ・コメント・フォローなど頂けると、とても嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。m(__)m

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今日も、いい一日でありますように。\(^o^)/





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