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怒りの元になっているもの

ふと思い返して怒りが湧き、ぷんすかしてしばらくして落ち着き、また何かの折りに怒りが蘇ってくる。
そんな繰り返しをしているうちに、何が原因なのか。と考えていて、そうか!と思い至りました。

怒りは二次感情と言われます。
怒りの前に何らかの感情があり、元となっている感情を出してはいけないと抑えることにより、怒りが代わりに出てくる。

ということであれば、どんな感情が起こっているのだろうか。
振り返ってみて出てきたのは「悔しさ」でした。

自分ができないのに、さらっと行動していて悔しい。
自分は言えないのに、さらっと言えていて悔しい。
自分はそこには立てないのに、さらっと立っているのが悔しい。

自分が思いを向けているものや人には、自分からは見えていない、他には見せない姿があります。
その見えていないものを想像することなく、自分が見えている狭い範囲だけで判断して、勝手に悔しがっている。

悔しいのだと認めると、怒りが変わっていきます。

悔しいのは自分で、他の誰でもありません。
悔しいという思いが募り、溢れた時に怒りになります。
その怒りを感じるまま出し切れば、単に怒りで終わります。
その怒りがあるのは、自分が進むためです。
自分の感情を昇華して進むために使うのであれば、怒りは進むためのエネルギーになります。

その怒りを自分が進むためではなく、他へ向けてしまうと、怒りは妬みや恨みになります。

自分ができないのにできている人が妬ましい。
自分がやりたくてもできないのにできている人が憎い。

自分はやりたくてもできないのだから、周りが変わるべきだ!
となるのは、怒りのエネルギーを向ける方向が間違っています。

怒りを感じているのは自分です。
自分から生まれたエネルギーは、自分を動かすために出てきています。
自分のために生まれたエネルギーを他に使おうとしても、なかなかうまくいきません。

怒りの元になっている「悔しい」は、自分でもできると思っているから沸いています。
できない、手が届かないと思っているものに、悔しさは湧きません。
「憧れ」で終わります。
自分にもできると思い、どうしてやっていないのか、できなかったのかという悔しさが生まれます。
その悔しさが、動かないでいることにより積み重なって「怒り」になります。
どうしてできないのか、やらないのか。
それは自分に対しての怒りであり、他に向けるものではありません。

動けるだけのものを既にに持っています。
できないのは、何かを捨てなければならない。変わらなければならないという、変化に対する恐れかもしれません。

何かを得るには何かを捨てなければならない。
今あるものを握りしめていては、新しいものは掴めない。

捨てたり手放したりするのは怖いです。
なかなか難しいです。
でも。
捨てても、また取りに行けばいい。
手放しても、またつかみに行けばいい。
そうできるだけのものがある。

恐々震えながらでも、小さくても一歩前へ。


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ここまで読み進めていただきまして、ありがとうございました。

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