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【Issue.3】 コールリーダーがメインスタンドから試合を観てみた。

【Words from the Leader】

FC町田ゼルビアサポーターの皆さま、こんにちは。トモキです。

ジェフ戦は久しぶりに晴れそうですね。暑いのもイヤだけどそれ以上に嫌なのは雨に降られて幕が濡れること。あれは本当に辛い、苦行。
今度雨が降った時は一緒に干してくれる方を募集したいですね。

そんな前回のホームは雨どころか、雷で試合が中断した栃木戦。しかし僕はゴール裏ではなく、訳あってメインスタンドから試合を観ていました。メインで観るなんて関東リーグの頃に2回だけだし、改修したバックスタンドに至っては試合前に手拍子の呼び掛けくらいでしか入ったことなかったです(笑)。

普段ゴール裏からずっと見てきた野津田とはまた違った景色が見れたし、何より試合がすごく観やすい(笑)。あとなにより雨に濡れないってのは本当に素晴らしいことですね!今すぐにでもゴール裏に屋根が欲しい!

もちろん応援ができるようになったらゴール裏に集まってほしいですけど、こういう状況を楽しむ上でもいつもと違う席で観るのもありだと思います。が、僕は今節からいつも通りゴール裏に戻って観戦します(笑)。

5連戦の大事な1戦目、難敵のジェフですが勝って勢いに乗りましょう!!

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【Terrace Culture】

世界中、津々浦々のサッカーファンの営みを探してくる"Terrace Culture"のコーナー。まずはこちらをご覧ください。アルゼンチンのサッカークラブ、ボカ・ジュニアーズのチャントです。

なんだか、どこかで聴いたことのあるメロディですね・・・

連呼している”¡Dale Campeon!”はそのまま「チャンピオンになれ!」という意味。ちなみに同様のメロディを持つチャントは最大の宿敵であるリーベル・プレートをはじめ、世界中のクラブでアレンジされつつ使われています。

よくこういうチャントの伝播を「パクリ」と呼ぶ人もいますが、正直オリジナルがどこなのかもはっきりしませんし、同じメロディが使い使われて世界中に広がっていくダイナミズムが、サッカー文化の面白さではないかと思います。

ジェフ戦の一発目でこのチャントが入ると、鳥肌が立ちます。

【CURVAの本棚:千の輝く太陽(カーレード・ホッセイニ)】

ゼルビアのサイトは選手紹介で「好きな本」を聞いているのですが、ステファン・スチェポヴィッチ選手のおすすめは”Hiljadu čudesnih sunaca”。
「千の輝く太陽」というタイトルで、邦訳・映画化もされています。

舞台は1970年代のアフガニスタン。王政からクーデター、ターリバーンによるイスラム原理主義政権、そしてアメリカとの戦争・・・激しく時代が移り変わる中で、二人の女性が力強く生き抜いていくというストーリーです。

悲惨な運命が次々に降りかかる中で、人はどのように生き抜いていくのか。単に「戦争の中で生きる人々」を描くだけでなく、人間の根源的な可能性にまで迫っていくような筆致。またアフガニスタンならではの豊かな文学的表現も読みどころです。

読み進めるのが本当に辛くなる本ではありますが、最後にはすばらしい読後感があります。

そして気になるのが、なぜステファン選手がこの本をおすすめに挙げたのかということ。1990年にベオグラードで生まれたステファン選手は、恐らくユーゴスラビア紛争の戦火を避けるため、幼くしてスペインに渡っています。いつかゆっくり話ができるタイミングがあれば、この本に対する想いを聞いてみたいなと思っています。

最高にセクシーなゴールでしたね。(えだ)

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