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理系学生の私が留学をおススメするワケは?

はじめまして!化学生命工学部在学、4年次生のナツハです。
今年の夏季休暇の内1ヶ月間、カナダにあるウィニペグ大学の語学セミナープログラムに参加しました。たった1ヶ月間でしたが、人生で初めての留学で大きく価値観が変わりました。
現地で得たことや、本プログラムに参加するメリット、理系学生だけど留学する時間はあるのか、等…幅広いトピックについてお話できたらいいなと考えています!

発言を恐れない!

まずは授業内容から。
私のクラスでは午前にreading、writing、午後にspeaking、listeningを学び、1日を通して体系的に英語を学べるような環境が整っています。どのクラスでも共通して言えることは「自分の考えを英語で表現する」ということです。
 
今までの人生を振り返ってみると、どこにおいても発言する機会が少ない、もしくはそもそも発言すること自体が恥ずかしいと思うことも多くありました。
本プログラムは関西大学の学生だけではなく、様々な国、幅広い年代の方々が集まっていることも一つの魅力なのですが、他国の参加者は日本人と比べて自分の意見を述べることにとにかく自信を持っていました。
授業開始の数日間、日本で授業を受けていた頃とは明らかに違う環境に圧倒されていましたが、次第に自分を含め、他の学生たちも積極的に自己表現をするようになりました。ただ意見を述べるだけではなく、ディスカッションをする機会も多くあり、白熱した意見交換が繰り広げられます。

放課後も楽しみがたくさん!

①    異文化交流を楽しめる
Folkloramaと呼ばれる、各国の伝統文化を知ることのできる催しがあり、私はポーランドのパビリオンに参加しました。ポーランド料理やお酒を楽しみながら、舞台では伝統舞踊が披露されており、とても華やかな雰囲気でした。
列に並んでいる時にメニューには見たことのない料理名がずらっと書かれていて、何を頼めばいいか決められない…と悩みましたが、周りのビジターや販売員の方が丁寧に説明して下さりました。私は人生で初めてピロシキを食べましたが、すりつぶしたお芋がもちもちの生地に包まれていて、食べ応えがありました。一個食べただけでかなり満足感がありますよ!­
※当該学生は、留学時カナダおよび日本の法定飲酒年齢に達しています

②    カナダのファンになる
どういうことだろう…と思われる方もいらっしゃると思いますが、以下で詳しく説明していきます。
金曜日のアクティビティの内のひとつである、Human Rights Museumへ人権について学びにいきました。既にご存知かもしれませんが、実はカナダは多民族国家であり、至る所で異なる肌色を持った現地人と出会ったり、標識が英語、フランス語、スペイン語の3種類で書かれています。様々な国の文化が共存、融合した国であるからこそ多種多様な考え方を受け入れ、誰もが生き生きと過ごせる環境が形成されたように感じました。
 
ただ、現在の自由な風潮が漂うカナダに至るまでに痛ましい惨劇や、意味もなく生を絶たれてしまった犠牲が存在するのも事実で、労苦の上に確立した幸せを素直に喜ぶことはできませんでしたが、今ある些細な幸せを感じることのできる暮らしに感謝をしなければならないと強く実感することができました。
本プログラムに参加することに決めた方には是非!訪れて頂きたい場所です。きっとあなたも異なる考え方を持った個々人が互いに尊重し、自由を謳歌するカナダの虜になることでしょう。

理系で留学…!?

ウィニペグ大学セミナーの参加者20人の内、理系学生はたったの3人でした。脅威の少なさに驚いたことを執筆しながら思い出しました(笑)
この記事を読んでいる方も文系学生の方が多いかもしれませんが、何故理系学生である私が留学することに決めたのか、また理系学生が留学するメリットについてお話させて頂こうと思います。

①   何故理系学生の私が語学留学を決めたのか
元々語学の勉強が好きで、英語で現地の方と会話して、新しい価値観や考え方を学びたい!と思っていました。いろんな価値観に触れたい、そんな期待を膨らませながら1年次の冬を迎えます。
コロナウイルスの流行により、海外渡航は制限され、2年次の間に留学する夢は破れてしまいました。もう学生の間に海外に行くことすら厳しいのではないか…と半ば諦めていました。
そんなこんなで時が過ぎ、4年次の初夏。卒業後、来年から勤務先で英語を頻繁に用いる環境に飛び込むため、英語を話すモチベーションの向上をさせたいと、改めて留学を考えるようになりました。そんな中、ウィニペグ大学語学セミナーの詳細について書かれたサイトを目にします。
研究室生活、アルバイト、貯金…やりたいことの優先順位をつけることに長らく頭を抱えました。最終的には悔いの残らない学生生活を送りたい、という考えの下、留学することを決意しました。

②  理系学生が留学するメリット
留学を志す理系学生が少ない現状で、大きなメリットを1つ紹介します。
それは「英語力が研究室生活で役に立つ」ことです。
 
まず初めに英語力に関して。短期留学だと英語力が然程身につかないと言われている中で、確かに流暢さを求めるのであればもう少し期間が必要だと感じますが、100%YESではないと感じました。結局留学する自分次第で、どれだけ積極的に英語で話すか、によります。
この状況で英語力をつけられた場合、その英語力がどのように研究室生活で活かされるかに関してですが、理系学生のほとんどが、4年次には研究室に配属されます。そこで必ずと言って良いほど付き纏ってくることが、英語で書かれた論文を読むことです。
先行研究の内容を齧って、自身の研究に活かせるキーポイントを見つけます。現代は翻訳のアプリや、サイトが充実していますが、論文を書く、海外で学会発表の機会等が巡ってくるかもしれません。このような場面では、当然ながら英語が必要不可欠となってきます。
 
また研究室に他国から留学生がやってくることもあります。留学当初から日本語を話せることは少ないため、英語で意思疎通を図ります。現に私が所属する研究室にタイからの留学生がやってきましたが、普段は英語で話しています。
文系、理系問わず留学は多くのメリットが存在しますが、今回は理系学生に絞って特筆させていただきました。
 
いかがでしたでしょうか?このブログを読んで、少しでも留学に興味を持っている方の参考になれば嬉しいです!そして留学することに決めた方へ。参加して後悔することはないと断言します(笑)
Hope you could enjoy your stay overseas!

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