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Humans of 関大国際部 vol.1

関西大学国際部では、あらゆる学生のニーズに合わせた留学へのチャレンジをサポートするために、たくさんのスタッフが勤務しています。

今回の新型コロナウィルスによるパンデミックにより、留学を断念したみなさんに、必ずしも留学という形態に限らず、もう一度自分の目標に向かってモチベーションを取り戻してもらえるよう、さまざまなバックグラウンドをもつスタッフからメッセージを届けていきたいと思います。

それぞれのキャリアパスを紹介しながら、就職活動に悩むみなさんのキャリア形成にも活用してもらえたらと思います。

まずトップバッターとして国際4年目の大淵からメッセージを送ります。

今年の1月には、いよいよ今年東京オリンピックだなぁと新年を迎えた人がほとんどだったはずです。その後想定外の勢いで新型コロナウィルスの猛威が世界中に広がり、今までの生活や価値観は一変しました。

このように、外的要因によって今まで当たり前に存在していたものが一気に覆ることを目の当たりにした我々は、今後に備えてどのような生き方を模索していくべきか。
特に就職活動に悩むみなさんと、一緒にイメージしていきたいと思います。

まず私のバックグラウンドとして、みなさんと同じ大学生の時にカリフォルニア州立大学に1年間留学しました。その頃は、スマホもインターネットもまだない時代です。
それこそみなさんが生まれる前!

あの日の チャレンジが 今の自分に つながっている。

留学の動機は、もちろん「英語力アップ!」。留学する人もまだ少なく、Google翻訳など影も形もなかった時代には、この英語のスキルは最強に思えました。つまり、英語スキルの習得は手段であって、真の目的は「自分の価値を高めること」でした。

留学での学びや気づきは、そもそもの動機の「英語スキルの習得」などという限定的なものではなく、果てしなくすそ野の広いものでした。
例えば!
〇ホームスティ先がインド人の家庭で、突如インド料理かつベジタリアン生活が始まったこと。
〇学生の年齢層が多様で、先生と学生がファーストネームで呼び合っていたこと。
〇同じ科目を週3回受ける時間割構成で集中的な学びを体験したこと。
〇働いて自分で学費をためてから大学にきている学生がたくさんいたこと。
〇日本では未知の分野だったジェンダー論を受講したこと。
〇ディスカッション形式の授業を初体験したこと。
 
当時、インターネットでの事前のリサーチのすべもなく、異文化理解に対するレディネスなど何もないまま現地に飛び込んだ私にとって、なにもかもが発見と戸惑いとカルチャーショックの連続でした。

そして、何よりもインパクトがあったのは、留学先の大学には、学びの目的が明確な人しかいなかったことです。そういう人たちの集まる空間は、もちろんポジティブな空気で満たされます。自分の目標に向かって努力する、活き活きした表情の人たちに囲まれて過ごす毎日は、私にとってもっともライフチェンジャブルな体験でした。

 “日本の大学もこの活き活きした表情で埋め尽くしたい”
 大学職員を目指したきっかけもここにあります。

国際部で留学促進に取り組む私にとって、今もミッションは継続中です。自分の原体験や興味関心をもとにライフロングでの目標を持つこと。このアプローチでキャリア形成をスタートすれば、企業規模や企業名にこだわる必要もなく、職場環境や雇用条件がどう変わろうが、自分のとるべきアクションを見つけていける気がします。転職すらステップアップに!

新型コロナによってこれからの社会がどう変わるのか、また、今後その他の外的要因によってどんな変化が待ち受けているか分からない世の中を生きていくみなさんには、卒業後一社目の就職活動に大学生活の大半を注いでしまうよりは、まずは「なりたい自分」をイメージして、そのためにどんな分野に強くなりたいか。自分の得意分野を形成していくことを目標にしたキャリアパスをイメージしてもらえたら、もっと選択肢が広がるような気がします。そして常にその「なりたい自分」のイメージもアップデートしていくこと。

私自身のメンタルの強さは、留学にチャレンジしたことで身に着けた自分への自信がベースになっているように思います。その後ももちろんチャレンジは続けています。私の最近のチャレンジは、この3月に無事完了した大学院での修士取得。

自分に自信を持つための手段として就職活動に向き合うこと。これこそ最強の就職活動につながると思います。

今は不安や迷いが大きい人も多いと思います。
その中で起こすアクションとして、社会に出て活躍する先輩の姿を参考にしたり、関西大学のリソースをふんだんに活用して、今の自分にとってのチャレンジを見つけ、そのチャレンジにトライしながら自分への自信を積み上げていく。それこそ大学の存在意義であり、みなさんにとって実は一番効果的な就職活動へのソリューションになるように感じます。

All our dreams can come true if we have the courage to pursue them. -Walt Disney

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