上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え

退屈で金に追われる人生を変えるには五つの常識の殻を破る必要がある。
何をしようと思っても最初の段階で資金がいる事ばかり。その肝心の資金をどう調達するかを考えなければならない。結局資金を最初から持っている金持ちしか成功しない。仕事は本当にやりたいことを見つけるまでの居場所でしかない。多少辛くなるのを覚悟でどこかで会社を興しておくべきだった。今はどうしても無理だ。

これらは一般的に陥りがちな常識の殻に捉えられているための発言。

実際奇跡も起こらなければお金持ちとの偶然の出会いもないし、天使や福の神が表れて生き方を示してくれることもない。

日本で普通に育ってきた人は周囲から入ってくる情報や教育によって数十年かけて、欲しいものを次から次へ手に入れることが成功であり、それを可能にするだけのお金を手にした人を成功者と呼ぶ価値観を植え付けられる。あらゆるメディアも教育もすべての人に「消費=富の証」というイメージを植え付けられている。

破るべき常識の殻
①幸せは人との比較で決まる
比較することで自分の行動を正当化する言い訳を何度も自分にしなかればならなかった。そういう状態は幸せとは言えない。
②今ある安定が将来まで続く
何かがうまく生き続けることをあてにして人生の幸せを目指してもうまくいくはずがないだろう。安定とは特定を職業や一定のお金ではなく自分の力で変えられるものを変えようと努力しているときにこそ手にできるもの。
やりたいことを見つけられない、十分な資金がないことを壁と思わずクリアできる点がすべての成功者に共通している。
③成功とはお金持ちになる事だ
全ての行動の基準がお金になっていることは生きているとよくある。しかしそれでは成功者にはなれない。お金以外の自分のものさしを持つためには「時間」を投資する事。ある事柄を達成するのに万能な対価なんてない。もちろんお金がすべての対価とはならない。一生自分の好きなことをやっていく強さが欲しければ、頭を鍛え続けなければならない。
④お金を稼げることからやりたいことを選ぶ
自分が一生かけて取り組みたいと思えることは時間をかけて真剣に取り組み工夫を重ねた経験のあるものからしか生まれてこない。
⑤失敗しないように生きる
誰よりも多くの成功を手にして人は誰よりも挑戦した人であり、同時に誰よりも失敗している。
挑戦する勇気失ったものは幸せな人生をも失ってしまう。

本は色んな人生の縮図。
いつだって本を読もう。


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