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恋愛に没頭しそうな私へ


これから書くことはもしかしたら一部の人を不快にさせてしまう内容かも知れない。しかしここに今から書くことは私自身に向けて書いた文章であって、他の人に対してこう思っているのではない。どうか気を悪くしないで欲しい。


恋愛には向き不向きがあると思う。


恋愛において全てうまくいくタイプの人間がいる。好きになった人が必ず振り向いてくれて、人生で失恋なんてほとんどしない、というタイプ。それとは反対に恋愛において全くと言っていいほどうまくいかないタイプの人間もいる。好きになった人全員に振られていくタイプ。悲しいかな、私は後者である。

それも質の悪い、最悪なタイプである。恋愛は一度もうまくいかないし、それを自覚しているくせに、恋愛にのめりこんでいくタイプの人間だ。恋をすると全く周りが見えない。頭の中が好きな人のことでいっぱいになって、他のことを考えようともしない。一日中好きな人について考えてはどうやって近づこうかと作戦を練り、失敗しては心を病む。好きな人が女の子と二人で出かけたなんてことを知れば、なにも手につかなくなり自分の部屋から出られなくなる。口からはネガティブな言葉しか出てこなくなる。とまあこんな具合である。

しかし最近恋愛に関して落ち着いてきて、異性と会う機会も減った。そんなある朝目覚めたら私を変える何かを悟っていたのでここに記したいと思う。

私は恋愛をして何かプラスになることはあるのか。


朝起きて最初に思いついたのはこの言葉だった。私は一度も恋愛がうまくいったことがない。しかも毎回恋をしては思い悩んで泣いて苦しい思いをして、周りに辛気臭い失恋話をして迷惑をかけるだけだ。好きな人が他の女の子と、となるとその女の子に少なからず嫉妬しているし、なんで振り向いてくれないの、と刺々しくなってしまう。毎日ネガティブな話をまき散らしてもなお心の靄は晴れない。恋愛をしても私はどんどん醜い人間になっていく一方ではないか。そんなことを思った。


恋愛をすることで自分を高めることが出来る人。恋愛をしたらどんどん堕落していく人。後者は恋愛をすべきではない。とは言わないまでも、恋愛を一番に持ってくるべきではない、と私は思う。


無償の愛、なんて言葉がある。けれど、振り向いてくれない人に無償の愛を提供したところで、それは誰かを幸せにするものなのだろうか。当然自分は振り向いてくれないことに嘆き悲しみ、幸せになんてなれないし、自分は愛されない、不幸だ、と勘違いしてしまいかねない。自分を愛してくれない人に愛を注いでいるうちに、自分を愛してくれる人に恩返しをする時間がどんどん削れていく。さらには、ひょっとすると相手はこの無償の愛を鬱陶しいと思っているかも知れない。こうなれば幸せになる人なんていなくはないか。自分も、相手も、自分を一生懸命愛してくれる人だって、誰もハッピーエンドにはならない。


だから思った。自分を愛してくれない人に無償の愛を提供するよりももっとすべきことがあるだろう、と。自分を心から愛し、自分の幸せを心から願ってくれている親に、恩返しすべきではないか、と。親もいつまで一緒にいることができるのか分からない。いつか病気になってしまうかも知れない。いなくなってから後悔してももう遅い。時間は戻そうと思っても戻せるものじゃない。だから今は恋愛ごときに時間をかけている場合ではない。親孝行をするのが最優先だ。そう自覚したのだ。


スヌーピーの名言にこんな言葉がある。

I don’t have time to worry about who doesn’t like me.
I’m too busy loving the people who love me.
(僕のことを好きじゃない誰かのことでくよくよする時間はないんだ。
僕は、僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに忙しすぎるから。)


本当にその通りだと思った。そうだ。自分を愛してくれる人を愛さないでどうするんだ。もっと大切にするべきだ。

人生に恋愛なんて必要はない。なんてことまでは言わない。確かに自分の悪いところや愛してくれる人の大切さなど色んなことを学んだ。しかし、私はもう恋愛で何度も失敗して、“私の“恋愛から学べることは学びきった。だからこれ以上恋愛する必要はない。これ以上恋愛してもマイナスにしかなり得ない。だからどうか恋愛をしないでください。

こんなことを思っても恋愛を絶ち切れない自分がいる。カッコいい人を見たらカッコいい!って思うし、たまに、キュンキュンしたいなぁ、と思うことだってある。だがどうか恋愛に明け暮れないで欲しい。いつかそんな気持ちも無くなればいいのに。




私へ



恋愛にのめり込みそうになったらこの文章を見返してください。

あなたが今すべきことはなんですか。






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