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梨泰院クラス 〜意識のアップデート

「梨泰院クラス」がコロナ渦の中で大人気だったらしい。放送時には見ないで、何と無く数週間前に見た。梨泰院という街の魅力や、主人公などが希望を失いそうになりながらも、上に登って行く感じで恋愛も絡んでの話で、それだけでもとても梨泰院という街に行ってみたいと思わせるようなドラマだった。

 でも、このドラマを見ていて私が一番びっくりしたのは、人種に対する差別の話、黒人の見た目のお父さんが韓国人の人が出てくること、性的マイノリティの人が出てきてその人に対する偏見や差別のこと、その偏見や差別をする人がしそうな言い訳などがドラマの中に組み込まれていたことが一番印象的だった。しかも、このドラマは韓国のみで放送されている訳ではなくて、Netflixで世界に向けて発信されていたことに驚いた。世界でもマイナーな言語でもある韓国語でこういうメッセージを世界配信のドラマで取り上げたことが今まであったかどうかわからないけれど、韓国の中での意識のアップデートを発信しているのだと思った。

 こういう作品を作る上で、こういう現在進行形の問題を取り上げて、目的は本当は出ている俳優さんだったり、女優さんだったりする人にも少し考えるきっかけを与えたり、立ち止まる機会を与えるのはいいことだと思うし、作品を作る側からの意識のアップデートを見せるのはいいなと思った。


 

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