見出し画像

【転職】キャリアを上げていくためには

私のテーマは「年収1000万円」の壁を超えて、一人でも多くの人に人生を豊かに過ごしてもらうことです。残念ながら、自営業の方やフリーランスの方には参考にならない点も多くあることはご了承ください。ただし、ほとんどのサラリーマンの方には当てはまると思います。自分自身で経験したことを書いていますので、少し生々しいです。

キャリアアップの定義とは

画像2

「キャリアアップ」とは、特定の分野について今よりもさらに専門的な知識を身に付け、能力を向上させて、経歴を高めるということです。 結果的に、職位が上がったり、昇給したり、より良い待遇を得ることだと思います。

個人的には、この解釈にはすこし疑問が残ります。なぜなら、仕事においては、いくら専門的な知識があったとしても、基本ができていないと相手にすらしてくれません。だからこそ、基本はすごく大切です。

最初のキャリアは大企業?スタートアップ?

画像2

この議論は、キャリアについて語るときには外せないテーマだと思っています。賛否両論あると思いますが、日本で仕事をするのであれば、最初は大企業に入ることをおすすめします。その理由は以下のとおりです。
前提として、大企業も給料が一緒だったとします。(大卒の平均給与は、以下のとおり約20万円くらいになっています。)

画像3

私が感じた新卒で入った大企業のメリット

1.同期がたくさんいるので、優秀な人と交流を持てるチャンスあり
私も新卒で入った会社は300名以上の同期がいました。もちろん、それだけの数がいれば優秀な人間もいれば、そうじゃない人もいました。新卒から20年ほどが経ちましたが、今でもその人たちとは交流があります。
仕事の相談などにも乗ってもらうことがありますので、そういった意味では最初の会社には、たくさんの出会いが会ってよかったと思っています。これは、絶対にスタートアップでは経験できないです。(スタートアップ界隈であれば、よこのつながりはあると思いますが、同じ会社に属していたことが将来的には大きな違いになっていると感じています)

2.会社の仕組みをしっかりと勉強することができる
大企業は分業制で仕事が成り立っています。いわば、それぞれの部署に属する人は、その分野のスペシャリストです。(それも企業規模が大きくなればなるほど、スペシャリストに遭遇する確率は上がってくると思います)
自分から学ぼうと思えば、その会社のスペシャリトに接近することが可能です。(ただし、ここには強烈な成長意欲が必要だと思っています。普通に大企業で働いている人の多くは、会社にいわれて働いていて、言われたこと以上のことをしようとは思わないからです。ここに成長する秘訣が隠されていると思います)

3.ビジネスの基本を懇切丁寧に教えてもらえる
こんなにお得な仕組みはないと思います。これこそ、大企業ならではの特典です。大学を卒業して、社会のことを知らない人間を、会社に貢献できるようにするために大企業にはそれぞれに研修制度が用意されています。(就職活動する方は、この制度を事前にしっかりとチェックしたほうが良いです。そうじゃないと、右も左もわからないのに、いきなり現場に出されたりすることがあります。もちろん、現場で学ぶべきことは多いですが、あくまで基本があったので、応用です。現場は応用の連続で、社会人20年以上たった今でも勉強することが毎日あります)

4.ネームバリューを今後のキャリアで発揮できる
残念な話ですが、日本人は「物事の本質を見極めるのが、一般的に上手ではない」です。その理由としては、その中身よりも誰がその発言をしたかに囚われているケースが圧倒的に多いです。
偉い人(役職者)が言ったことを真に受けることがありますが、それは大変危険です。(もちろん、役職者の方は持っている知識や過去の経験をもとに判断してコメントをしていると思いますが、このご時世ではその経験が仇となるケースも多く見受けられます。これは、自分自身にも当てはまることだと思っています。なので、意識的に若い人の意識に耳を傾けるようにしています)
本質的には、「誰が」言ったではなく「何を」言ったかが大切です。そういった意味では、海外ではその文化が強く根付いているので、入社してすぐの社員がCEOや役職者と直接話すことがあったりします。
話がそれてしまいましたが、最初に入った企業は自分自身のその後のキャリアに下駄を履かせてくれます。

5.失敗しても企業の業績にインパクトしない
スタートアップはちょっとしたことが命取りになりかねません。そういった意味で、右も左もわからない新卒に会社の運命を託すのは正直怖いです。仮に、自分が20年前の自分に仕事を任せるかどうかと聞かれたら、「うーーん」と黙り込んでしまうと思います。
大企業というのは、現場でのトレーニング(OJT)も含めて整備されています。そこで学べることは、教科書に書いている文字ではなく、これから始める長い社会人人生の基本なのです。(だからこそ、ここをミッチリとやった人はその後のキャリアでの勝ち組になりやすいと私は感じています。

実は重要な2社目の選び方

今のこの世の中において、長い社会人人生を1社で終える人は殆どいないのではないでしょうか?私も自己紹介に書いているとおり、過去に7社を経験しています。今から20年前には、これほど転職をすることは想像をしていなかったです。ただ、その都度でしっかりと悩み、最良の選択をしてきた自負はあります。
そういった意味で、私のキャリアで2社目が大きめ転換点だったと思います。1社目の大企業を約5年ほど勤務しました。ビジネスの基本を徹底的に勉強させてもらったと思っています。今でもその知識を使って仕事をすることが多いので、非常に感謝しています。
最初の会社で4年くらいが経って、1年のサイクルを4回繰り返してみてわかったことと、これから起こるであろうことが想像できてきてしまったのが、最初の転職のきっかけです。(人生一回キリなので、チャレンジはできるだけしたほうが良いと思っている派です)
2社目でキャリアチェンジをしています。いわゆるIT業界に入りました。当時はITは実態がないとか、何をやっているかわからないと言われていましたが、私はすごく魅力的に感じていました。その頃からECが伸びてくることは、インターネットの先進国のUSの状況を見ていれば明白でした。ただし、1社目の会社でもECのチャンスはありましたが、スピード感に疑問を感じていました。
インターネットはスピード感が命です。とにかく試してみること、ダメだったら、そのあとに修正したら良い。という、この感覚がとにかく楽しかったです。

キャリアの一貫性

これは私が転職するときに気をつけているポイントの一つです。キャリアの成功は自分にしか理解できないです。周りから年収1000万円を超えているから幸せですよね?とか、定時に帰ることができるから良いですよね?とかは長い目で見たら、どうでも良いことだと思います。(もちろん、その時の自分の環境で大切だったりはしますが)
第三者からみて、あなたの履歴書がどう見えるかを考えてください。なぜ転職をしたのかを理路整然と伝えることができますか?

もし、それができないのであれば、その転職は失敗です。感情や感覚にまかせているようであれば、その事象には再現性がないです。残念ながら、その失敗を繰り返す確率が非常に高いです。

キャリアに一貫性があると、転職市場においては価値があると思っています。日本は一般的にジェネラリスト(総合職)が求められています。ちょっと想像してほしいのですが、新卒で入社して、営業→総務→経理→人事のように様々な部署を回ったりして、キャリアを積み重ねることが多いです。
それに対して、海外の会社(私はUS本社の会社しか経験してないですが)ではスペシャリストが求められています。一つの職種で、さまざまな会社を経験することです。仮にあなたが営業だとしたら、A社で営業を経験したら、その後規模の大きなB社に転職して、営業として働くイメージです。その中で、マネージャーになったりすることもあるでしょう。

企業の立場から、あなたを中途で採用しようとおもったときに、何を重視して採用すると思います?

ずばり「即戦力」です。

すぐに売上を作る、もしくはポジションによっては効率を上げることが出来るなどです。転職するときには、自分目線を捨てて、相手(採用側)の目線で自分がどのように見えているかをしっかりと想像する必要があります。
その上で、きっちりと自分という人間があなたの付加価値をどう見せるかが、一番のポイントになります。

変わりゆく日本企業

今までの日本は高い品質の商品やサービスを大量生産していくことと改善していくことで企業としての収益を上げてきていましたが、その時代が終わりを迎えようとしています。

画像4

それは、日本のTOP企業の1社である「TOYOTA」を見たらわかりますよね?今まではより良い自動車を生産して、販売していけば企業としては成長を続けられてきましたが、これからの時代はそうはいきません。その危機感は、今年のCESの発表に現れていると思います。

企業は変わり続けるものです。それは、従来の枠組みを大きく超えて、変わり続けます。だからこそ、そこで働くためには、自分自身も変わり続けないといけません。
それができない人間は淘汰されます。

次はどう変わっていくかについて書いていこうと思います。お楽しみに。

よろしければサポートお願いします。少しでも皆さんのキャリアが輝くような情報を提供できたらと思っておりますので、応援よろしくお願いします。