無理ゲーに立ち向かえ

こんにちは、何処かの誰かがわくわくしてもらえるような物語を描いてご飯を食べる人になる事が目標の、橘行人(たちばなゆきと)と申します。

今回は岸田奈美さんがおもしろい文章を募集されていると伺い、何それ面白そう!を興味を惹かれて参加させて頂きます。

だがしかし、おもしろい文章とは・・・?と考え、岸田さんの例えを拝読するも、なかなか思い浮かばない。

なので、私は私が思うおもしろい文章を書こうと思います。


私は何処に行ってもいじめられっ子でした。

幼稚園でも小学校でも中学も、高校では自宅で母に虐待を受け、職場ではパワーハラスメント(モラルハラスメントでもある)を受け、家に帰っても母が待ち受けており、他の家族は助けてくれず、ストレスは軽減される事を知らず、どんどん積み重なっていき、しまいには体調を崩して仕事を辞めざるを得ませんでした。

しかもその後、高校の頃から苦しんでいた症状が障害に該当すると主治医の先生から教えてもらい、私は障害者だったのか・・・!と衝撃を受けました。そういう事はもっと早く言ってくれよ先生・・・!

けれど、いじめられっ子とは言えども、その時その時で助けてくれる優しい人がいてくれたおかげで、私はここまでどうにかこうにか生きてこれたと言えます。ほんとうにありがとう。

そんな人生ではありますが、私は幸か不幸かオタクでした。

だから、助けてくれる人の他に、漫画や小説、アニメやゲームといった「物語」にも助けられて生きてこれたのです。

ある日小説の感想を送ったら「あなたは自分で小説を書いたりはしないのですか?」と聞かれ、それをきっかけに自分で物語(この時は二次創作でした)を書いてインターネットに投稿する活動を始めました。

すると、たくさんの人が私の作品を読んでくれて、感想をくださった方もいて、とても嬉しかったです。その事もまた、私を生かしてくれました。

今は障害者活動センターという場所で同じ障害者の方達と陶芸活動を行い、家では自分の創作活動を行い・・・という生活をしています。

今は黒執事とFateシリーズにハマっていて、漫画やゲームや小説やアニメで繰り広げられる物語に楽しい時間をもらっています。

Twitterではその趣味を語ったり、日々の苦しさを書き記したり、自分の病気についてのエッセイ漫画や、オリジナル漫画や、二次創作をアップしたりしています。

ほんとうにたくさんの人やものに助けられてきたなあと思いますが、私にはまだ叶えていない夢があります。

冒頭にも書いた通り、何処かの誰かが読んでわくわくしてもらえるような物語を書いてご飯を食べる人になる事です。

またもう一つ、自分の病気ーーー障害に該当するのは統合失調症ですが、私はむしろもう一つの病、過敏性腸症候群(IBS)に苦しめられてきました。

これになると、QOLが著しく下がります。人と関わり合う事が怖くなってしまいます。

この病で苦しんでいる人が多くいる事を、多くの人に知ってもらう事も目標の一つです。

苦しかった、辛かった、だけで終わるのではなく、少しでも情報発信する事で、何かが変わればいいなと思います。

そうして、自分の病気と上手く付き合っていく事と働く事、この二つを両立させる事ができればいいなと思っています。

自分が今の自分でよかったと、胸を張って好きな人に会いに行けるようになりたいです。

私はいじめられっ子気質の障害者ではありますが、そんな私にもできる事がまだあると知れて、それを教えてくれた人に感謝しています。

自分が幸せに生きるために、そして好きな人を幸せにするために。

そして何より、私みたいな悩みを抱えている人が生きやすくなるような世界にちょっとでも変えていけるように。

自分にできる事をひとつひとつ、一歩一歩、やっていきたいと思います。

辛いときは正直に「辛い!!!!何この無理ゲー!?」と叫びますが、またそこから立ち上がれますように。

頑張ります。


ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

#キナリ杯




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