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#3_とても開発が捗ったUnityのAssetのリスト

こんにちは、WFSでテクニカルディレクターをしている西田です。
みなさんUnityと仲良くしてますか。

WFSで直近リリースした3作品はゲームエンジンとしてUnityを採用しています。

UnityってAsset Storeに便利ツールやリソースがたくさんズラッと並んでますよね(たくさんあって迷う!)

内製でいろんなツールの開発はしているのですが、世の中に出ている便利なものはなるべく使ってゆきたい。ので、WFSではαやβ開発の初期にいろんなAssetを試してたりしています。

OSSと違って、リリースした時に使っているものを列挙することはあまりないと思います。ちょうどいい機会ですのでWFSのタイトルで利用して捗ったアセットを列挙してみます。

1) Amplify Shader Editor

https://assetstore.unity.com/packages/tools/visual-scripting/amplify-shader-editor-68570#description

WFSの3Dタイトルに採用しています。Unity謹製のShader Graphも選択肢としてあるのですが、もう少し枯れるまではAmplify Shader Editorを使ってゆきたいなと思っています。

ヘブンバーンズレッドは Built-in Render Pipeline、他の3Dタイトルは URP を採用していますが、どちらのプロジェクトでも活躍しています。キャラクター描画のアウトラインとか、3Dアーティストの皆さんがもりもり調整してくれます。超便利!

2) Odin - Inspector and Serializer

https://assetstore.unity.com/packages/tools/utilities/odin-inspector-and-serializer-89041

WFSの直近のUnity採用タイトルでは全てに導入しています。エディター拡張が超簡単になります。めっちゃくちゃお世話になっています。

インスペクターの拡張にクラスを作らずにアトリビュートつけるだけで
例えば、こんな拡張がすぐつくれます。すっごい。

プロジェクトによってエディター拡張の使い方はまちまちなのですが、使い慣れるとちょっとしたマップエディタや入稿ツールみたいなもののUIをするする量産することができます。

エンタープライズ利用だとライセンス形態に注意してください。WFSでは一括で全員分のライセンス購入をして、あとはPerpetual Fallback Licenseなので必要になるまで同じバージョンを使い続ける運用にしています(2022/6現在)。
詳しくはこちらからどうぞ!

https://odininspector.com/pricing

3) SR Debugger - Console & Tools On-Device

https://assetstore.unity.com/packages/tools/gui/srdebugger-console-tools-on-device-27688

デファクトスタンダードなので今更感ありますが、全プロジェクトで採用しています。
いろんなスペックの端末でパフォーマンスチューニングする時など、実機でプロファイラやコンソールログ見る時にとても助かっています。

defineで切るなどして、リリース版ビルドに含まないように注意ですね👮

4) Arbor 3 : FSM & BT Graph Editor

https://assetstore.unity.com/packages/tools/visual-scripting/arbor-3-fsm-bt-graph-editor-112239

ステートマシンの実装で採用しています。UIの画面遷移がノードでビジュアル化されるので、プロジェクトにjoinしたてのエンジニアのキャッチアップがしやすいと好評です。

考えて設計をしないと全結合になってノード全てにラインが引かれて面食らうので、綺麗に設計しようという力学が働くところも良いところかもしれません。

5) I2 Localization 

https://assetstore.unity.com/packages/tools/localization/i2-localization-14884

増えましたよね、海外展開。ランタイムで言語表示切り替えるシステムを導入するとき毎度同じようなシステムを自作していたのですが、I2 Localizationがその代わりになってくれてとーっても便利でした。

WFSではマスターデータ(ゲーム内の固定パラメーターのリスト)をGoogleさんのSpread Sheetで管理しているプロジェクトが多いのですが、Spread Sheetとの連携が簡単なのも良いところです。

他にも細かいものがありますが、活躍してる代表的なアセットは上記の5つです。
改めて見るとド定番ですね...次回はもうちょっと攻めたこと書きたいなあ。
採用しているOSSもnoteで共有できたらいいなと考えています。

Topの写真は今年から新しくなったオフィスのデスクからみた景色です。天気が良い日は気持ちいいですよ〜ビール飲みたい。よかったら遊びに来てください!

みなさまのUnityライフがよりよくなりますように!

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